THE ROOSTERS

大江慎也:Vocal&Guitar
花田裕之:Guitar
井上富雄:Bass
池畑潤二:Drums
(1983年までのオリジナルメンバー)

大江慎也:Vocal(〜1985)
花田裕之:Guitar,Vocal
下山純:Guitar,Vocal
井上富雄:Bass(〜1984.1)
柞山一彦:Bass(1984.1〜)
灘友正幸:Drums
安藤広一:Keyboard(〜1985)
(1983年秋〜1987年秋)

花田裕之:Guitar,Vocal
下山純:Guitar,Vocal
穴井仁吉:Bass
三原重夫:Drums
(1987年秋〜解散)

1979年、人間倶楽部を母体に北九州で結成。
バンド名はストーンズもカヴァーしているが、ハウリン・ウルフの「リトル・レッド・ルースター」より。
1980年11月1日、シングル「ロージー」でメジャーデビュー。
R&B、パンク、レゲエなどの要素を取り入れたソリッドなロックンロールバンド。

1983年以降、メンバーチェンジを繰り返し、
1985年、リーダーでヴォーカルの大江慎也が脱退。
以降、花田裕之・下山純を中心にバンドは続く。
1988年7月22日、渋谷公会堂にて解散。

1995年以降、花田、下山、井上、池畑の4人で「ロックンロールジプシーズ」として断続的に活動。


いわゆる「めんたいロック」と呼ばれている中でもルースターズは断然重いビートを打ち出している。
高校生の時にそういう文章を見て、当時はわからなかったが、今になってみれば良くわかる。

ブート版や、未発表音源集が沢山出ているのもルースターズの特徴。
セックスピストルズが1枚しか作ってないのに沢山CDが出ているのに似ている!?

私がルースターズを知ったのは1991年。奇しくも、大江慎也の活動が休止した時だ。
インターネットなんて言葉が一般人が知らない時代(パソコン通信はあったが)
たまに音楽雑誌などに載っている乏しい情報をかき集めてまわった。

バンドメンバーの変遷、音の変化が激しく、色々不安定なバンドだったんだろうと今になってみれば思う。
しかし、今、ロックンロールジプシーズとして、断続的に活動しているのは嬉しい事だ。

2003年6月18日、ロックンロールジプシーズのLIVEのアンコールで大江慎也が3曲歌ったらしい。
たまにでいいので、無理しない程度に歌っていただきたいと思う次第である。

●THE ROOSTERS
1.TEQUILA
2.恋をしようよ
3.C'MON EVERYBODY
4.MONA(I NEED YOU BABY)
5.FOOL FOR YOU
6.HURRY UP
7.IN AND OUT
8.DO THE BOOGIE
9.新型セドリック
10.どうしようもない恋の唄
11.気をつけろ
12.ROSIE

1980年11月25日リリース。
ルースターズのオリジナルアルバムを聴いてみたいならこの一枚!
当時、メンバーは19〜22歳。なんでこんな音出せるの!?
当時、レゲエのリズムを取り入れた「ロージー」は画期的だったそうだ。

●THE ROOSTERS a GO-GO
1.RADIO上海〜WIPE OUT
2.LIPSTICK ON YOUR COLLAR
3.ONE MORE KISS
4.SITTING ON THE FENCE
5.GIRL FRIEND
6.DISSATISFACTION
7.FADE AWAY
8.BACILLUS CAPSULE
9.FLY
10.I'M A MAN
11.TELSTAR

1981年6月25日リリース。
裏ジャケの花田のアップには女性ファンはメロメロなのではなかろうか?
1stよりちょっとポップになった感じ。
「GIRL FRIEND」はシングルカットされNHK「レッツゴーヤング」にも出たそうです。
「BACILLUS CAPSULE」はシーナ&ザ・ロケッツの「ビールス・カプセル」。

●Insane
1.LET'S ROCK(DAN DAN)
2.GET EVERYTHING
3.BABY SITTER
4.ALL NIGHT LONG
5.FLASH BACK
6.CASE OF INSANITY
7.IN DEEP GRIEF

1981年11月25日リリース。
日本語詞は3.4のみ。(5はインスト)
個人的に好きなアルバム。
「IN DEEP GRIEF」は9分にも及ぶ大作。
後に1.2.は映画「爆裂都市」の挿入歌として日本語詞でシングルカット。
大江、池畑も映画に出演している。
このビデオは幸い(?)当時ロッカーズのヴォーカルだった陣内孝則が出ているので、
レンタルビデオで普通に借りる事が可能。
ブルーハーツの「青空」のイントロは「CASE OF INSANITY」からヒントを得ていたりして…?

●ニュールンベルグでささやいて

1.ニュールンベルグでささやいて
2.撃沈魚雷
3.バリウム・ピルス
4.ROSIE

1982年11月21日リリース。
この頃より大江慎也の体調が悪化。
それまで直線的なビートの曲が中心だったのが、16ビートもまざった曲調に。
ROSIEはスローな奴です。

●C.M.C

1.C.M.C.
2.カレドニア
3.Drive All Night
4.CASE OF INSANITY

1983年7月1日リリース。
3.は花田ヴォーカルだし、4.はLIVEだし…
と思えば、1.2はニュールンベルグを作った時の未発表音源だったのだろう。
このアルバムを最後に池畑潤二脱退、下山純、安藤広一、灘友正幸が参加。
下山、安藤の2人はC.M.C.製作時にはメンバーではないが参加していた。

●DIS

1.She Broke My Heart's Edge
2.I'm Swayin' In The Air
3.She Made Me Cry
4.Desire
5.Sad Song
6.風の中に消えた
7.夜に濡れたい
8.Je suis Le Vent

1983年10月21日リリース。
ここでまたガラリと曲調が変わり、ネオアコ系の音になっている。
1.は割とアップテンポではあるが…
最初は「なんだこれ?」と思ったが、それはノリのいいビートの曲を求めて居ただからで、
冷静に聴いたらいい曲ばかりだ。
「Sad Song」は初期からの曲らしい。このアルバムを最後に「Z」へ変わる。
次の「GOOD DREAMS」リリースの間に井上富雄脱退。

●φ

1.VENUS
2.COME ON
3.DOWN DOWN
4.HEAVY WAVY
5.BROKEN HEART
6.FEMME FATALE
7.STREET IN THE DARKNESS
8.MESSAGE FROM...
9.LAST SOUL
10.MUSIC FROM ORIGINAL MOTION PICTURE "PUNISHMENT"

1984年12月21日リリース。
日本ロック史に残る名作と言われているアルバム。
「LAST SOUL」は名曲。

●NEON BOY

1.ネオン・ボーイ
2.ストレンジャー・イン・タウン
3.UNE PETITE HISTOIRE
4.ハーレム・ノクターン
5.OUT LAND
6.あの娘はミステリー
7.DON'T YOU CRY
8.Lブ・Sイート・Dリーム
9.マイ・ファニー・フェイス
10.白日夢

1985年9月21日リリース。
大江脱退直後に作られたアルバム。
大江が歌う事を想定して作られたであろう曲の数々。
でも、2.3.5.とか結構好き。

●FOUR PIECES

1.GUN CONTROL
2.再現できないジグソウ・パズル
3.鉄橋の下で
4.LAND OF FEAR
5.(Standing at)THE CROSS ROAD
6.EVERYBODY'S SIN
7.NAKED HEAVY MOON
8.曼荼羅
9.LADY COOL
10.予言者

1988年5月1日リリース。
花田ルースターズは評価される事が少ないが、このアルバムはいい!
でも下山6曲、花田3曲、ジュリアン・コープ1曲って事は下山の色が強い?
リズム隊に三原、穴井両氏を迎えた唯一のスタジオ盤。
「再現できないジグソウ・パズル」は、解散寸前の彼等の事なのだろう。
「予言者」は隠れた名曲だと思う。
「鉄橋の下で」「LADY COOL」は隠れた名曲やね。

●Best Songs Collection

DISC1
1.Rosie
2.恋をしようよ
3.Fool For You
4.どうしようもない恋の唄
5.Hey Girl
6.One More Kiss
7.Leather Boots
8.Sittng On The Fence
9.Girl Friend
10.Dissatisfaction
11.Wipe Out〜Telster
12.Let's Rock
13.Get Everything
14.Baby Sitter
15.ニュールンベルグでささやいて
16撃沈魚雷
17.C.M.C.
18.Case Of Insanity
19.She Broke My Herat's Edge
20.She Made Me Cry
21.Sad Song

DISC2
1.Good Dreams
2.Drive All Night(Club-Mix)
3.ゴミ
4.Hard Rain
5.Femme Fatale(宿命の女)
6.Come On
7.Down Down
8.Venus
9.SOS
10.Neon Boy
11.My Funny Face
12.Oh! My God
13.Transmission
14.Passenger
15.Strange Life
16.曼荼羅
17.再現できないジグソウ・パズル
18.(Standing at)The Cross Road

1995年6月21日リリース。
ルースターズのベストとしてはこれが個人的にはいいと思う。
ライナーノーツ入りで、DISC1が「S」、DISC2が「Z」に分かれており、
初期のシングルの音源も入っている。
これに比べて「BEST SONGS COLLECTION」はアルバムバージョンが多く、
大江脱退後の音源は花田作曲の作品しかない…が、最後のオリジナルメンバー登場の「C.M.C.」が聴ける。

●RESPECTABLE ROOSTERS

1.One More Kiss/Kemuri
2.C.M.C./PEALOUT
3.Do the Boogie/thee michelle gun elephant
4.Sittng On The Fence/THE GROOVERS
5.Let's Rock/Potshot
6.ニュールンベルグでささやいて/朝本浩文(ram jam world)&吉村健一
7.GOOD DREAMS/the pillows
8.Dissatisfaction/GYOGUN REND'S
9.Case Of Insanity/SUPERCAR
10.Rosie/東京スカパラダイスオーケストラ

1999年4月10日リリース
ついに出たトリビュートアルバム。
ミッシェルが参加しているからか、当時のトリビュートアルバムとしてはかなり売れたらしい。
それぞれのバンドのアレンジが面白い。
ミッシェルがLIVEで「Do the Boogie」をやっているのは聴いた事がある。

リリースを記念して、ルースターズ名義で大江抜きのLIVEを行った。

●I'm a King Bee

1.Bumble Bee Twist
2.新型セドリック
3.Hey Girl
4.ロージー
5.I'm a King Bee
6.Lonely Boy
7.気をつけろ
8.Carol
9.One More Try
10.通りで見つけた女の娘
11.All Right All Right

1999年9月1日リリース。
北九州に居た頃にスタジオで録音したテープをリリースしたもの。
音源は池畑が持っていたとか。
「新型セドリック」は曲が違うので面白い。
おそらくカセットでとっておいたものだろうから、音質は良くないが、
マスタリングのおかげか、普通に聴ける。

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