小説 IN SIDE WATCH

第 31 話 癒しの言葉を 後編

美紀の話を聞き入れた、修一。しかし、起きて来た楓も、修一の事が好きで

片思いであった事が、解った。互いの事を全て話す事が出来た。

様々な思いをこめて話された、3人の会話。楓の真実が明らかになったものの

自分には、誰も愛されない事が、自分にとっては何よりの傷になっていた

楓:私を、好きになってくれる人なんて、誰も居ないのです・・・・。新田先輩は

片思いでしたし、私の憧れた人にはもう恋人がいた・・・・。

修一:そんな事は無いよ。楓ちゃんには、もう1人良い人がいるじゃないの。

楓:私に・・・・良い人・・・・そんな人・・・・私には・・・・・

美紀:修一さん、それって・・・・・もしかして・・・・・

修一:そう、お互いに同級生で、いつも一緒に居てくれている、浩二君の事よ

楓:浩二君が・・・・私の・・・・・良い人・・・・・あ、確かに、入学して来た時も

一緒に、記念写真を取ったのも、浩二君と一緒だった。でも、浩二君、私の事なんて

美紀:浩二君が、楓ちゃんを慕っている事は解っていましたよ。入学して来た時から

私に、河合先輩、女性が喜びそうな事って何ですか?って真剣に聞いてきた事も

ありましたよ。それだけ、楓ちゃんを慕っていると言う事は、本気で好きになっている事

楓ちゃんは、気が着いてなくても、浩二君には、楓ちゃんを片思いで慕っている事は

間違いないと思いますよ。もっと、自分に自信を持って浩二君に接してみてはどうです?

楓:でも、私は。男の人と話すのが苦手ですし、男性恐怖症ですから、緊張するし

格闘技しているから、下手したら、人に暴力を振るってしまいそうで恐いです・・・・・。

美紀:そこは、修一さんの出番ですね。そう言うレクチャーは、修一さん

得意分野ですから。ね〜、修さん。

修一:あ、そうですね・・・・え!お!!俺!!!美紀さん。何で、俺なのですか。

俺は確かに、人を見る事は出来ますけど、そこまでは、俺の得意分野ではないですよ

楓ちゃんの、気持ちの問題ですけどね。この場合は。

美紀:修一さん、楓ちゃんの、男性恐怖症を治してあげて下さい。これでは

楓ちゃんが、可愛そうですよ。人を好きになる事が出来なかったら、1人のままですよ

美紀の積極的な、発言に修一も、言葉が無かった。

修一:ま、出来るかどうかは解らないですけど。やるだけの事はやりますよ。

でも、一体どうやって???恐怖症を治せば良いのです????美紀さん

美紀:私を、抱きしめたように、楓ちゃんを、優しく抱いてあげれば良いのですよ

恐怖感は自然と、消えて、緊張感も無くなります。修一さんなら出来ますよ

楓:新田先輩・・・・私からも・・・・・お願いします。

2人の頼みとあっては、断る事は出来なかった修一。恐怖感を無くす為に

修一の目が光る。恐怖感が無い様に、しないと、心に誓った

修一:解りました。楓ちゃんの恐怖感を、治して見ますね。出来るかは解らないですけど

楓:先輩に・・・・して貰えるなんて・・・・・私・・・緊張しています。

美紀:良かったですね。楓ちゃん。恐がらないで、全てを受け止めるのですよ

今の時間は、夜中の5時30分。楓を真夜中の夜に、抱きしめる事になった

 

次回予告
恐怖感を無くす為に、修一は、楓を抱きしめる事に。果たして、恐怖感を治す事は

NEXT 優しさを受け止めて

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

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