小説 IN SIDE WATCH

第 18 話 目指す物と大切な物

修一の、1年前の出来事の記憶が話された。そして今年、2008年。

DEAD OR ALIVE トーナメント 2008が開催される事を、思う修一

楓は、どの様に見ていただろうか???

修一:こうして、俺は、2007年の、雷門トーナメントに優勝したのよ。

その時は、もう体中がボロボロで、立ち上がる事が、やっとだったよ・・・・。

後藤:新田君!良くやった!!雷門トーナメント2007優勝!おめでとう!!

修一:コーチ!俺!俺!!やりましたよ!!優勝しましたよ!!!

修一からは、歓喜の涙で一杯だった。喜びが涙に変わり、練習生も応援に来ていた。

練習生:新田さん!雷門トーナメント優勝おめでとうございます!!!凄いですよ

こうして、長い1日が終わった。修一は帰って、早速傷の手当に入った。

流石に、1日のトーナメントだけに、あちこちが傷だらけ、足が酷いくらいだった。

修一:そして、俺は今年の、DEAD OR ALIVE トーナメント2008の

出場権を手に入れたのよ。だから絶対に落とす訳には行かない!優勝を目指すだけ!!

楓:うん・・・・先輩・・・先に目指す物がありますね・・・・感動です凄く

修一:楓ちゃん。泣いているのかい???大丈夫かい???

楓:大丈夫です・・・・。感動して・・・・自然に涙が・・・・止まらないのです・・。

修一:じっとして、動いては行けないよ。動いたら危ないから

修一は、自分のハンカチで、楓の涙を拭いてあげた。感動と言う感情に

楓は、抑え切れなかった為に、涙が止まらなかった・・・・。

修一:楓ちゃん。もう大丈夫よ♪でも、まさか、泣いているとは思わなかったから。

楓:ごめんなさい。先輩・・・。私、涙もろくて。こう言う話聞いたら、泣いてしまって

感動するドラマとか見たら、涙が止まらないくらい・・・。今もそうですけど・・・。

修一:そうだったのか。でも、初めて見た。楓ちゃんが泣く所なんて♪

楓:先輩だから、見られても良いです。他の人だったら、嫌ですけど(照)

楓は、照れながら、修一に言った。他の人に自分の違った一面を見られたく無いからだ

修一:でも、楓ちゃんは可愛いからね♪どんな時でも、前向きで

いつも笑顔を浮かべている。そんな、楓ちゃんの恋人は、きっと、幸せだろうね

修一がそう言うと、楓も、こう言って、修一に言葉を返した

楓:私、可愛くないですよ・・・。笑顔は絶やさないですけど。私、そんなに

持てないですから・・・・。恋人なんて・・・・。出来ないですよ。きっと。

楓は、自分に自信がなかった、こんな自分を好きになってくれる人が

居るとは思えないと。そう思っていた

修一:そんな事はないよ、自分を大切にするから、他人にも優しくなれる

楓ちゃんは、自分は優しいけど、人に優しく接して欲しいけど、それが無いからでしょ?

楓:そうです。本当は恋人が欲しいです・・・・。でも、私は。

格闘家ですし、1人の女性として見て貰えないし。

修一:大切な人が居るから、そばに居てあげたい、守ってあげたい。きっと叶うよ

楓:そうですね。今は自分の道を、進むだけですね♪負けてはいられないです

 

次回予告
2人の気分転換は、良い方向に進んでいる、そしてこの後2人は、ある事で競うことに!

NEXT 互いの実力勝負

それでは、次回をお楽しみに♪眠りについて!待機せよ!!

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