公園で、見かけた1人の男に、楓が、気が付いた。見た事がるような気がする。
一体、何者だろうか??
修一:見た感じ、スポーツマンだな。しかし、足が速いな。俺では追いつけない。
楓:確かに、足が速いですね。風を切る様にして走っているような気がします。
男は、風を切る様に、公園を軽く走っている。そして、修一と楓に気が付いた。
???:おお!誰かと思えば懐かしいな!!新田 修一!俺のこと忘れたか???
フルネームで、名を呼んで来た事に、驚きがかかる修一。一体誰なのか?そして見た時
修一:ああ!!後藤さん!!!お久し振りです。お元気そうですね。相変わらず
後藤:そう簡単には、休んではいられないよ。あれから、もう1年か。懐かしいな!!
修一と楓の前に、現れたのは後藤 純一。1年前、修一を鍛え上げた
トレーニング・ジムの館長をしている。外国に渡って、数々のタイトルを
奪取するなどで、人気を誇る。40代の男、練習は厳しいけど、真剣に育てる事で有名
後藤:懐かしいな。本当に、新田が、今度のDEAD OR ALIVEに出ると聞いて
正直驚いたよ。でも、凄いな本当に、新田も大きく成長したな!!嬉しいぞ
修一:そんな事無いですよ。1年前、弱気になっていた俺を、1から鍛えてくれた
恩人ですからね、忘れもしないですよ、あの時の出来事は、どんなに厳しくても
それに耐えろ!!って、言われ続けた毎日が、良い結果を残してくれたと感謝しています
後藤:お前は、真剣だったからな〜。五月蝿く言っても、根を上げる様な
人間ではなかった。そう言う所に、俺は目を付けたのよ。新田。そちらの女性の方は?
修一:うちの学校の、今年入学して来た、椎名 楓ちゃんです。総合格闘技
エクストリームの現王者ですよ。こちらは、俺の恩人で、後藤 純一さんです
楓:椎名 楓と、申します。先輩が色々お世話になっています。
後藤:礼儀正しい女性ですね。新田の恋人には勿体無いな。違ったかな???
そう言うと、楓の顔が赤くなった。修一も一瞬の焦りがあった
修一:恋人って、そうですね。俺には勿体無いですよ、本当。でも、良い子ですよ。
楓:そんな事ないですよ。先輩。私は、先輩を尊敬していますから。
後藤:良かったな、新田。後輩に好かれる事は良い事だぞ。大事にしてやれよ
じゃ、俺はもう少し走って、そのまま帰るわ。俺で良かったら、練習相手になるぞ!!
修一:解りました。では、その時はお相手をお願いしますね。気をつけて
楓:あの、お身体に気をつけて下さい。とても、嬉しかったです。
後藤:ありがとう!2人で一緒に来ると良い。一緒に練習しよう!その時は。それじゃ
そう言って、後藤は、公園を走って、2人のそばを後にした。
楓:先輩、良い人に、巡り合っていますね。何か、凄く感動的になってしまいます。
修一:そうかい?思い出す事、1年前だったな、後藤さんと出逢ったのは。懐かしいな
楓:先輩。良かったら、話を聞かせて頂けませんか?興味があるのです。
修一:格闘好きの、楓ちゃんには叶わないな。良いよ、話してあげるよ。
次回予告
修一と後藤の懐かしい思い出話を語る、修一。新しい発展へと結びつけるか???
NEXT 厳しかった日々の記憶
それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!