小説 IN SIDE WATCH

第 11 話 お互いの気持ち 後編

時間は、夜明けを迎えようとしていた。真夜中の夜空が2人を包んでいた。

相談事、過去を断ち切る強い思い、自分自身をもっと強さを願う、楓であった。

修一:1つ聞いて良いかな?楓ちゃんが、総合格闘技 エクストリームをするきっかけは

これが、最初なのかな?それとも何か別の理由かな??ちょっと、気になってね・・・。

修一は、楓に、こうして質問した。楓は、素直に修一の質問に答えた。

楓:自分が、弱いままでは、精神から落ちてしまう事が恐くて、何も出来ない自分って

何だろうと、思う気持ちと、私を助けてくれた、その人の恩返し。そして・・・

私は、戦う人に憧れているからです。リングの上で、試合する姿を見て。始めたのです

楓は、自分の本心を素直に話した。それだけに、鍛錬に練習しているだけに、気が強い

その精神力が、誰にも伝わっていた。現エクストリームの王者ある者の1人として

修一:そうですか、強いですね。楓ちゃんは♪きっと、良い恋人出来ますよ♪きっとね♪

楓:やだ・・・・♪そんな事・・・・・。無いですよ・・・・・・(照)

楓が、照れる所を見ると、すでに、恋人にしたい人が、居るとその目で実感した修一

時間は、朝の6時、朝日が昇り、夜が明けた。2人をそっと明るく照らしていた。

修一は、目を閉じて楓にこう話した。

修一:楓ちゃんも、色々苦労しているのですね。その苦労きっと、良い方向に

実ってくれますよ。俺は、そっと、今は見守るだけ。楓ちゃんの、成長を見届けるまで。

楓:・・・・・・・。す〜す〜。

楓は、眠っていた。色々話した成果、疲れが出たのだろう。静かに眠りについていた。

修一:眠ってしまったのですね。それにしても、ほほえましい笑顔ですこと♪

修一は、楓が寒くないように、肌布団を上からかけ、眠りに付いた楓の邪魔をすると

悪いと思い、部屋を後にした。

修一:ふぁ〜〜あ。欠伸が出ますわ。眠ってないせいかな。ちょっと疲れてしまった

少し横になろう。眠くなって来た・・・・・。

そう言って、修一はソファーで眠る事にした。暖房が入っているから、タイマーをかけて

眠りに付いた。真夜中の看病を終えて、ホッとした分、疲れが出ていた。

2人が眠りに着いて、あれから5時間が経過した。先に起きたのは、修一だった。

修一:ん〜〜〜。あ、いつの間にか眠っていたのか。今何時だ?11時か。

あ〜〜〜〜!良く寝た。すがすがしい朝だわ♪さて、昼食を作ろう。勿論2人分。

修一は、昼食の準備に、取りかかった。健康的生活を考え、美味しくヘルシーな食事を

作る事にした。今日の昼食は、茄子と豚肉と野菜の味噌炒め・トン汁・ポテトサラダ。

デザートに、みかんゼリーがあるので一緒に食べる事にした。

修一:料理が出来る男って、これはこれで結構珍しいのよね。俺の場合は好きだから

そう言って、作っている間に、楓が起きて来た。

楓:先輩・・・・。おはようございます・・・・。ちょっと、寝ぼけています・・・・。

修一:楓ちゃん。おはよう。良く眠れた?それより大丈夫かい?身体の方は??

楓:はい。大丈夫ですよ。ゆっくり眠れましたよ。これも、先輩のおかげです。

修一:それは、良かった。顔を洗って来ると良いですよ。さっぱりしますよ

楓:では、洗面所をお借りしますね。先輩。

楓は、洗面所に向かった。朝の目覚めは顔を、洗う事から始まる。これが1日の始まり

修一:よし!これでよしっと。何か忘れているな。俺も、顔洗ってなかった・・。

こうして修一も、楓と一緒に、歯を磨き、顔を洗った。お互いにさっぱりした所で

2人揃っての昼食。初めて見る光景に、修一が緊張していた。いつもは1人だから

次回予告
土曜日!今日は休日。学校も休み。さて、1日をどの様に過ごして来ますかね〜。

NEXT 楓と修一の休日

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

小説に戻る