レポート

   コンサートなどのイベントのご報告です。



2012/05/17

2012年5月13(日) 豊田隆博 ピアノトリオ ご報告
 

長期連休明けの日曜、しかも母の日でもあったんですね ・・・ 聴きたいけど、母の相手をしなければなりませんので・・・そういうお客様も何人かいらっしゃいました。

小人数でした。
でも、そんな中で来ていただいたお客様方たちと豊田さんたちとの間で、暖かいコンサートになりました。
皆さま、
ありがとうございました。CDは完売でした。

・・・確かにジャズやクラシックは人気音楽ではないのでしょうが、でもそれは本来の音に接していないからであって、良い音環境で生の良い演奏に接すれば、知らなかった人たちにもきっと新しい喜びを啓発できるはず、と思ってやっています・・・・・でも最近はいろいろ考えてしまいます・・・

チラシを自作して安いネット印刷を探してバイクに乗って各方面にばらまき、メール配信や、雑誌や新聞、広報ネットなど、いろいろ思い付く手立てを都度加えていっているのですが、でもいまだいつも集客には苦労しています。何百人も集めるわけでなく、たったの五十人で満席なのに、なぜそれができないのか・・・

でもこんな苦労やジレンマは、特に目の見えない豊田さんと共に歩んでこられたような今回の演奏者の方々にとっては、昔ながら身に沁みている当たり前のことなのでしょう ・・・・・当店の赤字となる上乗せをした少ない演奏料を頑なに最後まで固辞された豊田さんは、そんな周りの痛みが嫌というほど感じられる経験を積み重ねてこられたのでしょう、お金の話ではなく、その姿勢に共感の涙が出るほど嬉しかった。

彼らの、陽を浴びたふかふか布団に包まれるような暖かな演奏は、そんな長年の歴史から醸し出されているものなのかも知れません。

・・・貧しければ貧しいほど心は豊かになり、富めば富むほど心は貧しくなる・・・・・そんな言葉をどこかで聞いた・・・

     

ラストナンバーの "ティン・ティン・デオ"、そしてアンコール最後の "チュニジアの夜"、吉村さんのノリに乗ったドラミングを筆頭に、最高でした !

PS. 豊田さんのサイトでも紹介頂いてます。どうぞ。






2012/03/21

2012年3月18(日) 于波 & 中山博之 チェロとピアノ・コンサート ご報告



              ~  すっばらしい !!! 

実はこれまでいつも演奏後にマネージャの平塚さんに、気になった "グチ" を吐いていた私ですが、今回は、もう何もなし !  " ありがとう ! "、 だけ。

チェロもピアノも、そして于波さんと中山さんのエスプリの効いた漫才のような楽しいステージのやり取りも、もうすべて、最高 ! 彼らの自由闊達、大きくて、そして研ぎ澄まされた繊細な感性、すべてが全開になったと見えた、感動と嬉しさ一杯のコンサートでした。

初っ端が、ベートーヴェンの 「モーツァルト<魔笛>の主題の変奏曲」 と 「チェロソナタ三番」、 といった真正面からクラシックの大作で始まる豪勢なプログラム・・・ 単に楽しませればよい、といった姿勢とは全く違った、真剣な彼らの姿勢が最初から伝わりました。こんな田舎の小さな店でベートーヴェンのソナタなんて、聴ける機会なんてまずないですよ、奏者にとってはものすごく負担の難曲ですから ・・・その演奏もハイレベルで、びっくり ! へたなCDの九割は落ちますね。

後半は、いつもの通り楽しさ満点の軽いノリかと思いきや、曲は馴染み深い曲中心なるものの、ここが今回ピアノの中山さん、東京芸大(音楽の世界の東大です) の " 作曲科 " 卒のピアニスト、が加わった意味が満点効果 !
カッチーニのアヴェ・マリア、ショパンのノクターン20番など、中山さん自らのチェロ用編曲作品に見られた、全く自然な絶妙なアンサンブルの美音、さらには、ショパンの小犬のワルツをリスト風の超絶技巧に編曲した「大犬のワルツ」、これがもう、" ここまで行くか ! " というものすごいテクニックと爆裂エネルギー、こんなもの凄いピアノ演奏はめったに聞けない !!!  いつも、軽くいなした感じでクールに下の階で聴いているウチのバカ娘も、さすがにこの時は二階の会場に何だこれはといった趣で上がってきました・・・

・・・ そして圧巻はアンコール最後の、お客さんリクエストのカザルスの鳥の歌・・・

楽聖カザルスが国連総会に於いて平和を訴えて弾いた曲として有名ですが、通常チェロのソロで弾かれるこのスペインの民謡、今回、「残業なんだから一緒にやろうよ(笑) 」と于波さんに言われ中山さんも即興で伴奏、これがまた絶妙の感涙もので、クラシック好きのお客さん達も帰り際に「最後にすばらしい "鳥の歌"が聞けて本当に良かった・・・」 と。


今回、私は于波さんだけでなく、新たに中山さんの大ファンにもなりました。
まあ、私だけじゃないと思いますけど・・・


              


          


          






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