平成18年2月3日(金) 19:30〜20:40 自宅付近の空き地
(プレセペと土星が接近中)
昨日は薄雲で星がにじんだように見えていたが、きょうは風が強いせいか、薄雲はなく、時折白い雲が視界を阻むように現れる。
東の空のふたご座の下に土星が見えるが、schwarz150s-bino(アイピース20mm倍率約37倍)で見ると、同一視野内で、左にプレセペ、右に輪っかのある土星が確認でき、実に見応えがある光景である。写真に撮ると、土星とプレセペの光度差のために露出を合わせて撮ることが難しいようであるが、眺める場合は問題ない。
(光害の中で見えたもの)
白い雲が出てくると、街の光を反射するため、手元のライトなしで星図の星座名の平仮名が読める。光害はひどいながらも、空気が澄んでいるためか、散開星団などを確認することが出来た。schwarz150s-bino(アイピース20mm)で久々に星空散歩してみた。
M35(ふたご座の足下を探すと見つかる。やはり自宅付近では2168は見えない。)
M37,M36,M38(ぎょしゃ座の5角形の付近を探すと見つかるが、粒が一番大きく見つけやすいのはのはM36である。)
M41(シリウスの南東にある小さい星の三角形からたどると直ぐに見つかる。)
M42,M43(見え方に程度差はあるが、たいていは見える。)
M44(今回は土星のおまけ付きである。)
M45(5×32で火星と同一視野にとらえられた)
M46,M47(schwarz150s-bino(アイピース20mm)で同一視野内に見える。M47を探して東に視野を移すとM46の小さな星の粒が見えてくる。)
M50(シリウスとθ星の長さをθ星方向に伸ばしたあたりにある散開星団)
M67(かに座のα星の近くにある散開星団)
M79(うさぎ座の足下付近にある球状星団。星雲状にしか見えない。)
M93(とも座のξの二重星の北西にある散開星団)
NGC2362(おおいぬ座のδからだどったが、さらに視野を2°ほど北に移すと冬のアルビレオがみえる。)
いっかくじゅう座のβ星(三重星を見ようとしたが、風が強くて倍率を上げられなかったので、団子状の星の形で我慢した。)
平成18年3月4日(土) 4:40〜6:00 自宅2階から
(ポイマンスキー彗星が自宅から見えるか)
ポイマンスキー彗星が5等級で見えているらしく、アストロアーツのホームページに彗星の位置を示した星図が掲載されていた。これを参考にわし座で彗星が見えないが探ってみた。わし座の70番星71番星の三つの星の並びを目印に低空の10度付近であったが、ファインダーでそれらしき位置にschwarz150s-bino(アイピース20mm)を向けてみた。少し鏡筒を振ったところで球状星団のような姿をした彗星を発見した。大きさは宵の口に見えているうさぎ座のM79程に見える。付近にはこれほどよく見える球状星団はないのでポイマンスキー彗星と確信し、尾まで見えないかそらし目で見ると右斜め上方向にぼんやりと尾が見えた。日頃は大気のもやの関係で低空は見づらいのであるが、今日は低空までしっかりと見える。おかげで、町中の光害のひどい自宅からでもポイマンスキー彗星を見ることが出来た。
(ポイマンスキー彗星を自宅の2階から写真に撮れるか)
大気の状態が良いので、だめもとで写真を撮ってみることにした。2階からでは極軸望遠鏡を合わせられないので、固定撮影で臨むことにした。出来るだけ星が流れて写って欲しくなかったので、感度をISO1600に、絞りをF2.8開放にしてシャッタースピードを30秒から15秒程度で写すことにした。KissDのモニターで見ると30秒露出のものは画面全体が白っぽくなり、また固定撮影のため、星も流れて長く写っている。このため、15秒露出のものを少々強めに画像処理し、尾まで見えるように調整した。写真では尾は4度から5度の長さはあるように見える。→写真はこちら
平成18年4月16日(日) 19:30〜21:40 しあわせの丘駐車場(大分市野津原町)
(シュワスマン・ワハマン彗星は見えるか)
雨の後の久々の快晴となったため、最近天文雑誌をにぎわせているシュワスマン・ワハマン彗星のC核が見えるかどうか、自宅から15〜20分(約10km)のしあわせの丘に行ってみた。(月曜日からの仕事に差し支えがないように近場を選んだ。)
東の低空にアークトゥルスが昇ってきていたのでschwarz150s-bino(アイピース20mm)を向けてみたが、彗星は光害のため存在すら見えない。高度が上がってくるまで待って再度挑戦することにした。
(彗星の高度が上がってくるまで、星空散歩)
M42は西に低くなっていたので、そこそこにしか見えない。M78はぼぉっと見える。
おおいぬ座に移って、τ星を取り囲む散開星団NGC2354、冬のアルビレオを眺めた後、
ふたご座に行き、δ星からエスキモー星雲をたどったあと、M35、ぎょしゃ座のM37,M36,M38を見比べた。
かに座では、土星が少し離れたが、5×32双眼鏡で同一視はでとらえられた。又、かに座の足下のM67散開星団をschwarz150s-bino(アイピース20mm)で眺めた。
この後はしし座に行き、λ星から2903を導入した。楕円形に見える。又、θ星からM65,M66,3628にたどり着き眺めたが、3628はほんのり存在が分かる程度に見える。
(市街地から15分程度の所からおとめ座銀河団は見えるか)
春先のこの季節におとめ座銀河団を眺めてみた。
M99、M100など、フィルターを付けない状態では、存在が分からなかったがIDAS光害カットフィルターをアイピースに付けると、ぼんやりと存在が浮かび上がってきた。M84,M86、M87、M88はフィルターなしでも見えた。M89やM90も見えた。
(天頂近くの昇ってきたおおぐま座の銀河はどう見えるか)
M81,M82はやはり予想通りよく見える。M51は二つの銀河であることが分かる程度。りょうけん座のM94は球状星団のように見える。M63も比較的見やすい。M106は楕円形が分かるが、腕らしいものは見えない。
(その他)
かみのけ座の4565は暗いが、細長い姿をとらえられた。M104も暗黒帯らしき物が小さいが見えるようである。
(シュワスマン・ワハマン彗星はどうか)
21:30あたりになるとうしかい座の高度も上がってきたので、再度挑戦した。8等星から9等星のぼんやりした姿がかすかに捉えられた。もう少しすれば、楽に観ることが出来るかもしれないが、現時点では、あまり面白くない。
平成18年5月2日(火) 21:40〜24:00 久住高原にて
夕方になって、空が澄み渡ってきたので、久住高原まで出かけることにした。片道約50kmだが、道路が整備されていて、車が混んでなければ、自宅から約1時間で到着する。
(シュワスマン・ワハマン彗星はどんな見え方か)
星ナビの誌面に出ていた彗星の位置を手がかりに、schwarz150s-bino(アイピース20mm)でヘルクレス座の方向を探してみた。まずはC核であるが、尾までしっかりと見える。1度以上の長さはありそうである。明るさは、近くにあるM13よりも同程度か、少し暗いように見えるので、6等台ぐらいであろうか。次にB核であるが、こちらも尾までよく見えるが、明るさ、大きさもC核以下である。写真の構図を確認するため、5×32双眼鏡で見たが、二つの彗星ともぼんやり尾まで見える。肉眼では、私の目では確認できなかった。
(春の銀河も眺めてみた)
風が非常に強かったが、schwarz150s-bino(アイピース20mm)では、鏡筒のハンドルをしっかりと抑えながらも、大気が澄んでいて暗い銀河もよく見えた。
先週写真を撮ったおとめ座銀河団であるが、綿のような銀河があちこちに点在し、マカリアルチェーンもしっかり見ることが出来た。メシエ天体以外にも多くのNGC天体を確認できた。しし座の足下のM65,M66,3628、M51子持ち銀河も同様によく見えた。かみのけ座の4565は、暗黒帯も分かった。今まで確認してなかったM101回転花火銀河に目をやると、大きな丸い姿を確認することが出来た。
平成18年5月19日(金)21:20〜21:30 久住高原にて
(現地に着いたら小雨)
朝から降り続いていた雨がようやく上がって晴れ間が覗きはじめたので、いつもの久住高原へと車を飛ばしてみた。途中の直入町あたりでは車のフロントガラス越しに星が見えたが、現地に着いてみると、何と霧雨状態で風も激しい。雨が止んでも晴れ上がるまでにはしばらく掛かるであろうし、そうこうしていると月が顔を覗かせる時間になってしまうことから、本日の観望は断念し引き返すことにした。帰り道で、雲の間から覗いたしし座、かみのけ座、おとめ座、からす座、てんびん座、さそり座の頭など大気の状態が良くハッキリと眺めることが出来た。ただし低空には未だ雲があり、本日お目当てのω星団は見ることが出来なかった。明日、できればリベンジと行きたい。
平成18年7月14日(金) 20:40〜24:00 竹田市直入町 SPA直入駐車場にて
(ダメモトで近場を選んだ)
インターネットの天気予報では、21時は晴れになっていたので、曇っていたが初めての観望場所ということもあって、ダメモトで現地に行ってみた。現地は、自宅から車で約40分、市内が混んでなければ35分で行けるところである。久住高原までは約1時間かかるので距離的には楽なところである。ただし大分市の光害は避けられず、北東の空は明るい。
(久々の観望)
現地に到着したときは、時々木星がぼんやり顔を覗かせる程度であり、雲の切れ間から、さそり座の一部やいて座の一部を観望した。雲は非常に多いものの、大気の透明度は良く、地平線近くの星もスッキリ観ることが出来る。
今日の観望一覧〜schwarz150s-bino(アイピース20mm)での感想
さそり座 β星(二重星:約37倍でも分離)
M80(M4よりもハッキリ見える)
M4(大きい球状星団)
ζ星付近(散開星団などの星でにぎやか)
6441(G星すぐ横にある球状星団。初めて確認した)
M7,M6(散開星団の星がいっぱい)
いて座 M69、M54(球状星団は小さい)
M22(でかい球状星団)、M28(M22を観たら何度か西に視野を移動すると見える)
M8(散開星団を取り巻くように薄い星雲がフィルターなしでも見える)
M20(見えそうで見えない)
みなみのかんむり座
γ星(二重星:約37倍でも分離)
6723(球状星団を探してみたが見えなかった)
(写真は、、、)
北の空が曇っていたため極軸合わせが出来ないので、月が出てきたところで固定撮影でさそり座を撮ってみた。
ISO1600 20秒固定 20mmF1.8開放 KissD
平成18年7月15日(土) 20:20〜22:40 竹田市直入町 SPA直入駐車場にて
(撮影の合間に夏の夜空観望、、、M20を眼視で確認)
直入町での観望が今回で2回目であり、どの程度写真が撮れるか、撮影をしながら観望も行った。KissDのISOを800にセットして150mmで5分ずつの撮影をする間、schwarz150s-bino(アイピース20mm)で観望した。
・ 昨日見えなかったM20がフィルターなしでもぼんやりと見える。三裂星雲の暗黒帯は見えないが、写真で赤く見える部分と青く見える部分がそらし目を使わずにそれぞれ存在が分かる。
・ M17,M16もよく見える。
・ M101(回転花火)は渦巻きは分からないが、大きな星雲状に見える。M97(フクロウ星雲)はかなり薄いが存 在が分かる程度。
・ M51(子持ち銀河)は久住で観るよりも薄く感じる。
・ M27(あれい星雲)は天頂付近にあり、実によく見える。ファインダを使わなくてもアルビレオから鏡筒を振りな がら導入が出来た。や座のM71もM27からたどることが出来た。アルビレオからこと座側にあるM56も確認。
平成18年7月28日(金)20:40〜25:30 竹田市久住高原
(やはり久住のほうが暗い)
直入に比べるとやはり久住高原の方が空が暗く星もよく見える。(あたりまえか。)
三裂星雲をschwarz150s-bino(アイピース20mm)で眺めてみたが、そらし目で暗黒帯が分かる。
いて座の球状星団M54,M70,M69などやみなみのかんむり座のε付近の球状星団(6723)もよく見える。おまけにすぐ近くにあるぼやっとした星雲までも見える。
主な球状星団については、つぶつぶが分かるほどに分離してよくみえた。
(オートガイドアダプターAGA−1でお気軽撮影)
これまで、高感度CCDカメラが手元になかったためAGA−1が使えずじまいであったが、ワテックのLCL-811Kを入手し、いよいよオートガイドが出来るようになった。FL80Sをガイド鏡にして撮影を試みたが、無事オートガイドに成功。これまでの半自動ガイド(GA−4の使用)から解放されそうである。(^^)/
平成18年8月26日(土) 2:30〜4:30 竹田市直入町 SPA直入駐車場
(M42などAGA-1のガイド練習を兼ねて撮影してみた。)
インターネットの天気予報では、12:00が曇り、3:00が晴れ、6:00は曇りとなっていたので、久住高原まで行くのはやめて、近場で、オートガイドの練習を兼ねての撮影と観望に出かけた。
現地では、大型トラックの運転手が、トラックのエンジンをかけての仮眠中で、撤収するまでズットうるさかったがガマンしながら機材のセッティングを行った。
(GPDの抱える問題)
ここで一つ問題が起こった。GPD赤道儀の極軸を合わせようとしたところ、ガイド鏡が三脚に当たって、観測日時の設定が出来なくなっていた。(これまでもこういう経験あり。)ガイド鏡とカメラをはずして設定すればいいのだが、それでは正確に極軸を合わせられないので、赤緯体を180度回転させて付け替えることにした。これで何とかすんだが、こんな苦労をしなくても良い赤道儀が欲しいものである。ちなみにGPD赤道儀には、赤緯体の取り付け部分に4カ所のねじ穴があり、90°ごとに取り付け方向を変えることが出来るようになっていた。
(AGA−1に不慣れ)
そうこうしながら、ガイド星を導入してAGA-1の設定を始めると、レベルチェックはすぐに済んだが、ガイドチェックが少し待っても始まらない。もう故障かなと思ってよく見てみると、DD-1とAGA-1をつなぐコードが繋がっていなかった。暗闇では気を付けよう。
AGA-1では、ガイド中は、常にガイド補正しっぱなしで、なかなか中心に落ち着いてガイド補正しないでよい状態にはなりません。(^^;) この点からも、GPD赤道儀よりも安定してガイド撮影できる赤道儀が欲しくなります。
(ちょっと気を遣うピント合わせ)
大気の状態が良くなかった(schwarz150s-binoでM78がかろうじて見える程度)ので、明るいすばるを狙ってまずはピント合わせをした。ピントは、ほんの少しずつピント位置をずらして最良の位置を探る方法を採っている。確認はカメラの小さいモニターで最大に拡大して行っている。(ファインダーにビクセンのマルチモノキュラーを当ててピントを合わせようとしたが、ピントの山側かりにくかったし、光映写のピントアダプターを購入してみたが短焦点では上手くいかないようである。)
すばるをISO800で5分間撮影してみたが、結果は大きくにじんで失敗。露出中は寸暇を惜しんでschwarz150s-binoで観望していたため、薄雲が通り過ぎたのが分からなかったのだろう。にじんだ原因がハッキリしないので、狙いをM42にして数枚撮影した。この後雲が出てきたため撤収した。
ピント合わせのために撮影したすばる。 KissD ISO1600 90秒 F4 300mm
平成18年9月2日(土)2:00〜5:00 竹田市久住高原にて
(秋晴れ、、、)
天気予報で秋晴れの天気になると聞いたため、月を避けて朝方に撮影兼観望に出かけた。
現地に着くと、天頂付近にカシオペア座〜ペルセウス座が抜けるように輝いていたが、西と東側は少し雲がかかっていた。
(らせん状星雲狙い)
西に少し傾きかけていたが、水瓶座にあるらせん状星雲を撮影してみることにした。まずは、フォーマルハウトをカメラのファインダーの中に入れ、それからカメラのファインダーで目印となる星をたどっておよその位置でカメラ感度をISO1600にしてシャッターを切ってみる。ほとんど中央にらせん状星雲が写っていた。この後、感度を800にして、10分ずつ4枚の露出をした。見えない天体がカメラに写るというのは、苦労もあるがなかなか楽しいものである。
(撮影中の合間に観たもの)
schwarz150s-bino(アイピース20mm)で観たもの
M42(大きく羽を伸ばした鳥のように星雲が見える)
M43(鳥の頭のような形に見える)
M43の北にある1973-75-77(うっすら見える)
2024(燃える木)(暗黒帯が見える)
M78(想像したほどには見えなかった)
オリオン三つ星の西側のδ星(二重星の特に青い星が綺麗)
オリオン三つ星の東側のζ星のすぐ南のσ星(四重星とのことだが、37倍では三重星にしか見えない)
M1(おうし座のζ星を導入して少し鏡筒を振ると見えた。明るい空で見つけるのは難しいが、本日は楽勝)
M38,M36,M37(いつもよりも星団が大きく見える(星の数が多く見える))
M35(すぐ隣の2158もよく見える。モンキー星雲はやはり見えなかった。)
バラ星雲(星雲自体は見えなかったが、中心部の散開星団N2244は見えた)
二重星団(M38などと同様に星が多く見えた)
平成18年9月23日(土) 20:20〜25:30 玖珠郡九重町牧ノ戸峠下の熊本よりの駐車場
(アケルナルは今夜は見えるか)
昨日からの晴天続きで、今夜も晴天かどうかと思っていたが夕方になっても快晴の状態であり、T田さんがこれまで写真撮影などに成功してきた牧ノ戸峠に出かけてみることにした。
自宅から約1時間半の所にある現地に着くと、既にT田さんは到着しており、アケルナルの南中する25時頃に向けて休憩中であった。
現地は南側に展望のきくところで、眼下のホテル?の街灯などが思った以上に眩しかった。
双眼鏡で日頃目にすることのない南の星座の位置を確かめ、アケルナルが見えるとすればこのあたりかなと思わ れるあたりを探った。が、しかし、南中時刻になってもアケルナルは姿を現さない。薄雲のようなもやに阻まれて光 が見えない。残念ながら、また今度の機会にアケルナルを見るということになった。

(実際にはアケルナル付近はモヤで星は全く見えませんでした)
(らせん状星雲が見えた)
アケルナルが南中するまでにはしばらく時間があるので、赤道儀を準備したあと、schwarz150s-bino(アイピース20mm)で主だったところを観望した。
今回の観望の目的は一つに、らせん状星雲が見えるかであった。
今まではらせん状星雲は淡くて見えないだろうと思っていて、望遠鏡で観てみようという気は起きなかったが、今日の星空では見えるかも知れないと思いらせん状星雲のある位置にファインダーを持って行くと、そこには淡い雲のような塊が見える。そらし目で見るとリング上に見える。M57リング星雲とは全く違う見え方であるが、大きなリング上の星雲を観ることが出来た。
平成18年10月21日(土)18:30〜23:00 竹田市久住町畜産試験場付近路上
(スワン彗星の撮影なるか)
スワン彗星(2006M4)は、天文雑誌では、10月の中旬が最も明るくなるとのことで、北西の空が開けた場所を求めて、久住町にある畜産試験場に来てみた。最近は雨らしい雨がなく靄で彗星が見えないのではと危惧したが、18時半過ぎには、うしかい座の頭付近に球状星団風の彗星を見ることが出来た。
schwarz150s-bino(アイピース20mm)で見てもコマ部分しか見えず、尾は見えなかったが、デジカメのモニターで写真を見てみるとかすかに尾のようなものがあるようにも見える。(帰宅後画像処理すると、尾が少し伸びているのが分かった。)20時半頃には、低空のため彗星は見えなくなった。
スワン彗星C/2006M4
Canon EOS Kiss Digital改 2006/10/21 19:53
シャッター2分×10 絞り4.0 ISO感度800
レンズ300.0 mm EM200ノータッチガイド
平成18年10月27日(金)19:00〜22:00 竹田市久住町(畜産試験場)
(スワン彗星が増光したらしい)
「6〜7等台だったスワン彗星(C/2006 M4)がアウトバーストを起こし、4等台になりました。」との記事をアストロアーツのホームページでみていたので、今夜あたり増光した彗星の姿をカメラでとらえられるのではないかと思い、先週と同じ場所に向かった。大分市の自宅を出発するときには、少し雲がかかり気味だった空も現地に着くとほぼ快晴で、低空にも靄は少なめのようである。
仕事の関係で、この時間に現地に到着するのが限界であったので、大急ぎで赤道儀を準備して撮影準備に入った。
当日の彗星は、ヘルクレス座の西にあり、5×32の双眼鏡でもすぐに彗星があることが分かるくらいの明るさである。この双眼鏡では、尾はハッキリとは分からなかったが、schwarz150s-binoでは、尾は薄かったが、約2度の視界の端から端まで尾が伸びているのが分かった。
写真をカメラのモニターで見ると、やはり記事のとおり、彗星は増光しており、300mmで写した尾は画面からはみ出しそうな長さまで伸びていた。
近くにM13があったので、見比べてみたが、コマの大きさは両者とも同じ程度の大きさであるが、彗星の方は核の部分が明るく、前回観測したときとは違って、球状星団と見間違うことはないほどであった。
スワン彗星C/2006M4
Canon EOS Kiss Digital改 2006/10/27 19:49
シャッター2分×7 絞り4.0 ISO感度800
レンズ300.0 mm EM200ノータッチガイド
平成18年11月30日(木) 22:00〜24:00 自宅前道路にて
(タカハシε−180EDの試写)
月齢が9ということで月明かりがかなりあったが、雲も少なく冬のダイヤモンドがよく見えていた。
εで撮影となると、なかなかお気軽とは行かず、撮影に入れるようになるまで、セッティングに約1時間がかかっでしまった。
まずピント出しである。ベテルギウスをISO1600で20秒間撮影したものを、自作のピントゲージを頼りに少しずつピントをずらしながら撮影していき、撮影が終わったところでパソコンに転送して拡大して最良のピント位置を探した。
ピントが出たところで、次に、撮影対象を導入し、その状態でイメージシフトを適当にずらしてガイド星を導入する。モニターを見ながらのガイド星の導入は、手元がすこし動いただけでガイド星が視野から逃げるので、まずアイピースでガイド星を中心に導入して、CCDカメラを差し替えるという作業をした。(フリップミラーが使えれば作業が楽になるのであるが、残念ながらフリップミラーではピントが出ないため使用できなかった。)
自宅前からということで、光害と月明かりのため、露出時間は短くならざるをえないが、調整した光軸など上手くいっているかということでM42を試写してみた。
ε−180ED EOS Kiss Digital 改
ISO1600 45秒×2コマ加算平均 レベル調整
AGA-1にてオートガイド EM200
背景が青くなっている方の写真は、撮影後の画像処理前のものです。
心配された光軸のズレは何とか許容の範囲のようです。
平成18年12月10日(日) 18:00〜22:30 竹田市直入町SPA直入駐車場にて
(ε−180ED試写第2弾)
車にイプを積み込んでの移動による初めての撮影となった。EM200Temma2jrの自動導入はまだ使ったことがないので、今回は宮内7×50のファインダーを頼りに導入しての撮影とすることにした。
☆ε−180EDには、ファインダーの取り付け場所が2カ所あるが、当初、鏡筒のバランスを考えて、主鏡側にファインダーを取り付けていたが、天頂付近の被写体を覗くには大変無理な姿勢になることが分かり、取り付け位置を筒先の方に移動した。
(露出の計画)
・M31と馬頭星雲付近、時間があれば二重星団などの星団あたりを撮影しようと計画した。
・SPA直入駐車場は、北東側に大分市の光害があるが、天の川は比較的よく見える環境にあるので、デジカメの感度はISO800で、8分×6コマの露出とすることにした。
(セッティングの所要時間)
@三脚を出して赤道儀を載せ、ウエイトを取り付け、さらにプレートと鏡筒バンド、それにイプとガイド鏡を取り付け。
デジカメの取り付け 〜 約20分
A極軸合わせ 〜 約5分
Bピント出し:パソコンをバッテリーに接続して起動。
明るい恒星を導入。
イプのドローチューブにあらかじめ付けてあるピント位置付近から0.1mmずらしで数コマ撮影(ISO1600JPEG20秒)。
CFカードをカメラから抜いてカードリーダーにより読み込み、最良の2つのピント位置を読み取って、
さらにその間を0.05mm単位で最良の位置を判断した。(今後は、もっと細かい単位でピントを判断した方がよさそう) 〜 約30分
C今回はこの所要時間の他に、ファインダー調整(宮内の正立ファインダーは初めての使用)などがあり、全行程で約1時間半も消費してしまった。全くお気軽とは行かないものである。
D以上の他に、撮影にはいるまでには、撮影対象の導入やガイド星の導入、AGA−1のセッティングがあり、最初の撮影にはいるまでに2時間ほどかかった。
Eカメラに取り付けたタイマーリモートコントローラーTC-80N3をセットして撮影開始。(撮影終了まで、車の中で星空観望)
(ガイド鏡の結露)
M31を最初に撮影したが、撮影が終わる頃(約50分後)、ガイド鏡を見ると、対物レンズがもう既に結露して真っ白になっていた。
望遠鏡用のヒーターの持ち合わせがないので、とりあえずフードを外して、布で結露をぬぐい取った。イプの斜鏡の結露が心配されたので、持ってきた自家製のフードを取り付けようとしたが、どうも薄暗い中では取り付けることが出来なかった。レジャーマットで作ったフードをガイド鏡とファインダーに取り付け、馬頭星雲の撮影に入った。(後で気が付いたのであるが、レジャーマットの裏につや消し黒のラッカースプレーを吹き付けたのであるが、これがパラパラとはがれ落ちる事が分かった。接触部分にはすれても大丈夫なように黒のガムテープで補強しておきたい。)
ニクロム線で作ったヒーターが使わずじまいになっているので、一度試してみることとしたい。
平成18年12月18日(月) 19:00〜21:00 国東市安岐町 梅園の里天文台「天球館」にて
(梅園の里の天文台には初めて来た)
国東市の梅園の里には65cmの反射望遠鏡が設置されているが、今日は夕方から次第に晴れてきたので、仕事帰りに天文台に寄って日頃小さな望遠鏡では見えないところまで見せてもらうことにした。
梅園の里についてのは、18:15頃だったが、天文台は準備があるので、19:00からとのこと。しばらく施設の中を見学した後、駐車場に出て今日の星空状態を見た。
レストランから漏れる光や自動販売機の光が眩しかったが、低空には少し雲がある物のほぼ快晴状態となっていた。風も少なくまずまずの星空のようである。星の見え方は、天の川がかろう時で見えるかどうかといったくらいであり、透明度はあまり良くないようであった。
(65cmの反射望遠鏡で観望)
19:00から天文台の解説の方に、星空の解説をして頂きながら、夏の星座から冬の星座まで1時間程度あちこち見せて頂いた。
本日の天文台への客は、私一人だったので(閉館時まで貸し切り状態でした。)、解説から望遠鏡で導入、観望の時間のサイクルが短く、次々と主だったところを見ることが出来た。透明度が悪いせいか、アルビレオの色の対比は自分の望遠鏡で見たときの方が良いと思ったが、さずがに65cmの威力で、リゲルの2重星をはっきりと分離して見せてくれた。解説が一段落してからは、解説の方が「見たいところはありませんか」と言ってくれたので、暗い天体や重星などをリクエストして見せてもらった。
(いろいろ見せてもらった天体)
ペガスス座が天頂付近に来ていたので、ステファンの五つ子を導入してもらったが、銀河は存在が分かる程度で、もっと空の状態がよいときに再度見てみたかった。
その他見た物
M33(わずかに渦を巻いているのが分かる)
M77(中央集光があり見やすい銀河とのこと。くじら座にある。)
NGC253(銀河の模様が少しだが分かる。南の低空は、大分市や別府市の光害があり空が明るく、淡い天体が見 えない。)
M15(球状星団のつぶつぶがよく分かる)
すばる(青い反射星雲が見える)
青い雪だるま(丸い形状に見えた。倍率は600倍だったとのこと)
エスキモー星雲(中心を薄いベールが取り巻く様子が見えた。空の状態が良ければ、エスキモーの顔の形がよく分 かるとのこと)
カストル(二重星。ポルックスは分離して見えなかった)
M79(周囲の星のつぶつぶが見える。球状星団)
いっかくじゅう座β(三重星がよく見えた)
以上の他散開星団や二重星を多数見せてもらった。