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左から坊主岩(米塚)、小積ダキ、ワク塚岩峰群
ガイドブックや大崩山サイトでよく目にする光景だが、
どんなに優れた写真でも現物にはかなわない。
この息を呑むような迫力をどう伝えればいいものか。
現地に行って見てください、と言うしかないか。
紅葉の鮮やかさが今一つなのが残念。
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モチダ谷(左)出合
体調芳しくなく、モチダ谷を経由して山頂まで行くか、
と言う思いが一瞬頭の中をかすめたが、すぐに結論は
出た。予定通り進路を右に取る。 |
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中瀬松谷を行く
谷の右岸に巻き道がついている。
出合付近はゴーロの谷、それが徐々に一枚岩の多い
谷に姿を変えて行く。
その上をすべるように水が流れて行く。
晴天続きで水量が非常に少ない。
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中瀬松谷に降り立つ
白い花崗岩の上に落ち葉が降り積もり秋の気分は
味わえるのだが、紅葉の色が冴えない。
ま、思うようにいかないのが世の常。
岩の感触をウェイディングシューズの底で楽しみつつ
のんびりと遡って行った。 |
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権七小屋谷出合から権七小屋谷を望む
行き交う人の姿もなく、深山の趣たっぷりの非常に
いい雰囲気。
切り開きにツェルトでも張って、焚き火などしながら
一晩過ごすと最高だろうな。
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中瀬松谷上流部を行く
逆光でうまく写真が撮れない。
色が光に吸収されて谷全体が光の中に溶け込んで
しまったみたい。
夢の中をさまよっているような錯覚を覚える。
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鹿くん登場(写真ではよくわからないが、体は横向き、顔はこちらを向いている。)
静かな谷に突然鹿のかん高い声が響いたかと思うと対岸の藪の中から鹿が姿を現した。
りっぱな角を持った牡鹿である。当方に気がつき、立ち止まってこちらを凝視している。
あんたねー、困るんだよねー、ひとんちに勝手に入り込んできちゃー、とでも言いたいのだろうか。
ぽちー(我が家の犬の名前)と大きな声で呼びかけてみたが、完璧にシカトされた。
こちらに向かって突進してきたらどうしょうかとびくびくしていたが、そう言う様子もない。
5分間ほど見つめ合っていたが、ぷいと視線をそらせたかと思うとゆっくりと藪の中に消えて行った。
水でも飲みに来たのだろうか、悪いことをしてしまったのかもしれない。
それにしてもこんな山奥で、電気もガスもなく、夜露をしのぐ家もなく、着る物とてなく、食べ物と言えば
木の実や葉っぱだけ。それでいてあの堂々とした体格と態度はどうだ。獣のたくましさがうらやましい。
この地点から稜線まではまだ2時間近くかかる。ここできびすを返すこととする。
三里河原では至る所にヤマメの姿があった。(鳥獣保護区。釣りも禁止。)
こんなに素晴らしい場所、ほかにあるかしら?
大崩山、懐が深く、楽しみの尽きない山である。
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