九重・中岳クラシックルートを行く
年月日   平成18(’06)年10月21日
コース   長者原〜スガモリ越〜中岳〜坊ガツル〜雨ガ池越〜長者原 (ソロ、日帰り)
        長者原(09:15)〜スガモリ越(10:35、10:45)〜久住分かれ(11:40)〜休(12:00、13:15)
        〜中岳(13:40、13:50)〜坊ガツル(15:10)〜雨ガ池越(16:05)〜長者原(16:55)
記 録     
   のんびりとした気分で山歩きを楽しみたい。こう言う時は九重がいい。そう言えば北千里ガ浜や中岳から坊ガツルに
  下る白口谷左岸コースには随分ご無沙汰している。
  砂漠のような、或いは氷河のような趣のある北千里ガ浜、一度谷通しに下って膝上まで没する湿地帯に入り込んでし
  まった白口谷左岸コース、ここを久しぶりに訪ねてみましょ、ってことで出かけた。
   天気は上々、気分も上々。  
黒岩山〜泉水山 砂漠のような氷河のような河のような北千里ガ浜
  長者原からスガモリ越に至る途中から黒岩山(左)〜
 泉水山(右)に至る稜線を振り返る。
 歩程3時間半ほどのコース。ここものんびり歩くには格
 好の場所。山肌の何ヶ所かに土石流のあとの様な傷が
 見える。最近できたようだ。

 
  スガモリ越から北千里ガ浜に下る。
 まるで河のようにも見える。こう言う地形は他では
 見られない。ここから見る大船山(中央奥)ははるか
 彼方にある。実際はそれほどでもないのだが。
今日も元気だ硫黄山 星生山(中央奥)なのだ
  北千里ガ浜から硫黄山を間近に見る。
 穏やかに噴煙を上げている。何年か前、派手に吹き上げ、
 あたり一帯が立入禁止となった。
 今、目の前で当時のように噴いたら小さな人間などひとた
 まりもない。自然のとてつもないエネルギーを実感する。
 人間、生きていると言うより生かされている、と言う言葉が
 また思い出された。

  久住分かれ付近から星生山(中央奥)を望む。
 久住本峰に目を転じるとまるで蟻の行列。
 嬌声、罵声、怒声が風に乗って聞こえてくる。
 頂上付近も人だらけ。行くのやめた。 
天狗ガ城・星に願いを・・なんちゃって
  天狗ガ城への登り口付近で昼食休憩。
 人の流れが途切れた頃に上空を飛行機(?)が通過して行った。流れ星のようにも見えた。
 願い事をすれば叶うのかしら。 お金持ちになれますように。 あ〜、またやってしもうた。
 世界が平和になりますように、だった。 もう遅いか。
 それにしても空の青さが実に清々しい。これぞ秋の山。

中岳から御池を囲む山々 白口谷左岸コースから坊ガツル
  中岳(九州本土最高峰)から眼下に御池、左奥に
 久住本峰、右奥に扇ガ鼻を望む。
 九重の人気が高いのは、アプローチが容易、アップ
 ダウンの小さい(楽チン)コースが選べる、眺望が良い、
 季節の花が楽しめる、それと地形の変化が楽しめる、
 ってところか。
 この御池もなかなか魅力的で、周囲には弁当を広げる
 グループがかなりの数見られた。

  白口谷左岸コースから坊ガツルを俯瞰する。
 坊ガツルはいろんな角度からもう何度見たことか。
 でもここからは久しぶり。コースも土砂崩れ等で
 幾分荒れていた。
 しかし、30数年前と基本的には変わらず、懐かしい
 気分に浸れた。
 人間の老化速度に比べると自然の変化は微々たる
 もの。自然のそんなところに”神”を感じる。
 普段は無神論者なんだけど・・・ 

法華院温泉からの大船山
  法華院温泉の前から大船山を望む。
 法華院温泉も増築増築で随分と立派になった。
 その裏で、昨年の豪雨で発生した土石流の復旧工事が今なお続いている。小型トラックならここまで入ることが
 できるようで、ユンボが唸りながら土砂を運んでいた。
 荒れるのもまた自然。復旧することが本当に良いことなのかどうか。
 自然を守る、と言った言葉を良く耳にするが、自然を人間の都合のいいように改造する、と言うのと同義語である
 ように思えてならない。自然と言うのは人間から守ってもらわなくてはならないほど弱い存在なんだろうか。
 てなことをぼんやり考えつつ下山した。
  今日も太陽は西の彼方に沈んで行く・・・


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