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測定結果1999.1.13発表
平成10年度(1998)


インターネット協力者による二酸化窒素濃度マップ(1998)

詳細地図:兵庫県舞子地区(協力者:園田 昊さん提供)


分 析 者:大分県立鶴崎工業高等学校  化学工学科 3年生
梅木将一郎(班長)
工藤俊昌 大野明弘 鳴海光幸 薬師寺豊 本田吉宣 (以上6名)

測定日時:1998.10.28 20:00〜24時間
経   過:これまでの生徒の取り組みは課題研究の活動日誌をご覧下さい。


大分合同新聞10月24日掲載
大分合同新聞10月29日掲載


協 力 者:

インターネットによる協力者(都道府県別に一覧あり)


 


サンプルの回収結果
準備したカプセル数 724個
回収したカプセル数 610個
回 収 率 84%

回収したカプセル(610個)の中、測定日違いなどの24個を除き、最終的に586個を統計用データとした。整理番号順のデータはこちらです。
 
測定場所による比較  濃度の単位:ppm

場所番号と説明 カプセル数 最大値 最小値 平均値

1:大きな建物がある町の中

50 0.091 0.012 0.044

2:商店街に近い町の中

86 0.092 0.010 0.037

3:郊外の住宅地(団地)

230 0.096 0.000 0.026

4:まわりにあまり家がない

82 0.059 0.001 0.019

5:家の中

135 0.093 0.000 0.011
未記入      
  586      
  カプセル数 最大値 最小値 平均値
道あり 303 0.096 0.000 0.031
道なし 276 0.066 0.000 0.018
未記入      
  586      

 平均値を見ると、汚れていると思われる場所(1.大きな建物がある町の中)が一番高く、きれいと思われる場所(4.まわりにあまり家がない)が低いのが明確である。

 道あり・なしで比較すると、道ありの方が道なしに比べて約2倍程度数値が高い。

 予想通りの結果であった。

クロス集計結果 濃度単位:ppm ( )内はサンプル数

 場所 不明 平均値
道から近い 0.044 (42) 0.039 (66) 0.029 (117) 0.024 (18) 0.014 (55) (5) 0.031 (303)
道から遠い 0.035 ( 5) 0.029 (19) 0.023 (108) 0.017 (64) 0.009 (76) (4) 0.018 (276)
未記入 (2) (0) (1) (0) (4) --- (7)
平均 0.043 (49) 0.037 (85) 0.026 (226) 0.019 (82) 0.011 (135) (9) (586)

 グラフから見て取れるように、階段状の濃度分布が出ている。道、すなわち自動車排気ガスの影響が明らかである。

道路に近いほど濃度は高い

 協力者の方々には測定場所の分類や道から遠い・近い判断など迷うことがあったかと思いますが、このようにきれいな分布が得られ、大成功だと思います。本当にありがとうございました。

 次回はすべての都道府県から協力者が集まることを願ってます。

協力者
・大分市役所 生活環境部 環境対策課 大気係の皆さん(大分市王子中学校測定局データの提供)
・大分市鶴崎の工藤写真館さん(フィルムケースの提供)

−ご協力ありがとうございました。−


kankyo@oct-net.ne.jp

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