NIJIIRO Photo Gallery

2002年3月1日 今月の一言をふりかえって

2001年の今月の一言は、更新内容が中心だった2000年の今月の一言に比べて、個人的な内容が増えているように思われます。個人的なこと、しかも、月によっては、ほとんど当事者以外には意味不明な内容を書くことに何らかの意義があるのか疑問に感じるときがありますが、あとで読み返してみると、客観的に自分を見ることができるなど、私自身考えても見なかった効果があるようです。

2001年が、私にとって、仕事面、個人的な事柄、そして、作品作りのどれをとっても、必ずしも順調な年ではなかったことは、確かですし、まさに、人生の転換期なのも確かでしょう。正直なところ、今もその状況が続いているわけですが、何とかそれを乗り切っていきたいと思います。

2006/9/18追記

10月の今月の一言は、2006年に書き直された内容です。したがって、他のコラムと比べると、毛色が違うのが分かると思います。

2001年12月1日 仕事の理想

先月は、出張・仕事上のゴタゴタがあったりと休む間もない日々を過ごしました。この文章を書いている今日も、休日出勤となります。

さて、最近の事、ある会社を夫婦で経営している女性と話をしました。その会社は、この10年ほど、従業員に全く変動がないのだそうです。温かみがある一方で、仕事には皆厳しく、そして、お互いがお互いを補い合うような雰囲気があるのだとも話されていました。

その方の話を聞きながら、私自身も、そのような職場作りが出来ればと思いました。温かみがあって、仕事には厳しく、そして、スタッフの入れ替わりのないような職場。10年経っても、その会社を知っている人が、会社の玄関をくぐると、同じように温かく迎え入れることができるような、変化を感じさせない職場を作っていきたいのです。

その他、色々とお話を伺ったのですが、その中で特に印象に残っているのは、「私たち(夫婦)は2人で1人前だから」という言葉です。「人には、必ず欠点があるのだから、それを補い合う人が必要になる」のだそうです。

今まで、私が勤めている会社には様々な問題がありましたが、これからは、自分を支えてくれるスタッフを大切にし、お互いのいい面を伸ばしていければと思っています。

どうしても、会社の変革期なので、HPの方が、若干、疎かになりがちです。掲示板の方も、なかなか見ることができないのも残念ですが、しばらくは、仕事に集中したいと思います。

2001年11月1日 紫の肖像

このところは、仕事仕事仕事、自宅に帰っても、パソコンの前で作業をしているという調子で、目が疲れ気味です。何も、くそ真面目な人間であると言いたいわけではありません。写真も撮らず、本も読まずに、この10年ほどの自分を否定して仕事へと集中しているのです。そんな私を見たある人に、今が人生の転機なのかもしれないといわれましたが、私個人としてもそれを実感しているところです。

最近、ディープ・パープルの「紫の肖像」を購入しました。(オリジナルは、1973年発売)

もちろん同じ物を持っているのですが、今回購入したのは、未発表曲を含めたリマスター・エディションです。このアルバムは、メンバーが全くやる気のない状態で制作されたものです(特にギタリスト)。ですから、実にバランスの悪い仕上がりになっています。本来ギター・ソロが入るだろう所にキーボード・ソロが入っていたり、曲の構成がいまいち練り足りなかったり・・・。

でも、このアルバムを聞いているとほっとする部分もあります。そう、誰にだって、いいときもあれば悪いときもあるんだって。

2001年10月7日 リンク

久々のリンク集の復活です。

このホームページの名称にもあらわれているように、本来、NIJIIRO Photo Galleryは、写真関係のページとしてスタートしたのですが、現在は、どちらかといえば、音楽関係の方が主体となりつつあります。

それは、BBSへ書き込んでくださっている方々の反応を見ていて、どうもこのホームページを訪れてくださる方は、ブラックモアズ・ナイトやリッチ-・ブラックモアの名称で検索して訪れる方のほうが多いのではと思ったからです。

そこで、リッチ-・ブラックモア関係のホームページへのリンクを中心として、その輪を広げていければと考えたのです。

最近、職場の責任者に、

「Yahoo!などに登録していないページでも、Yahoo!の検索エンジンで探すことが可能なのか?」

と、質問されました。

このホームページは、地元の検索サイト(OITAPage.comなど)に写真のページとして登録しているだけで、Yahoo!には登録していません。でも、Yahoo!で「ブラックモアズ・ナイト」と入力して検索すれば、このページを探し出す事は可能です。有名な検索サイトに登録していないページでも、Yahoo!の検索機能を利用して探し出すことは可能なのです。

いずれにせよ、これからも、リンク集の充実に努めていくつもりです。

2001年10月1日 心の裏

人の気持ちはなかなかわからないものです。

かりに、人の気持ちを読み取る機械があったとしても、それを使う事によって誤解を生じる可能性があります。

ただ、そのような機械があったとしたら、その人が発言した裏で、どれだけ思い悩んだのか、どれだけの選択肢があったのか、それを知る事が出来るかもしれません。

さて、今回は、ブラックモアズ・ナイトのコーナーに、キャンディス・ナイトについてのミニ知識を追加しています。なんといっても、ブラックモアズ・ナイトの主要メンバーの一人である彼女について、今まで書いていないほうが不思議だったのですが、これで、無事解決。

2001年9月1日 幸せについて

自分の事を考えても、否定的になる事が多いです。ですから、なるべく、自分の事を考えるのをやめて、自分の身の回りの人の事、それも、幸せそうにしている様子を見る事の方が、楽しいのではないかと思ったりします。

2001年8月1日 写真について

最近は、あらゆる事に意欲を失っていて、自分でも困ったものだなと思っています。ここの所、写真のページの更新が滞っているのも、それが影響しています。単に、お金がないからという、実も蓋もない理由もあるのですが、やっぱり、意欲の減退の方が大きいかなと思っています。

だからといって、宗教関係者の方々に一言、「十分間に合っていますので、救いの手は必要ありません。」

悪い事もあればいい事もあるという事で、この状況から抜け出せるよう努力したいと思います。

追記:

デ・キリコ展に行って来ました。でも、ピンとこない部分もありました。形而上学的絵画という事ですが、どうなのでしょう。テーマも大切だけど、むしろ、絵画としての革新性の方がはるかに大切だし、形而上学的だと思うのですが・・・。

2001年7月1日 Fires At Midnight

ブラックモアズ・ナイトの新作、"Fires At Midnight"が発売されました(2001年6月20日)。ルネサンス音楽をやりたいんだというリッチー・ブラックモアの夢を実現させたプロジェクトも、4年目に入り、今回で、3枚目のアルバムとなります。

趣味の延長とはいえ、そこはプロのミュージシャンだけあり、コンサート等での反応を見ながら、その方向性をしだいに変化させて来ています。御本人は、自分のやりたいと思う事をやっているだけ、と述べていますが、前作同様、非商業主義にも商業主義にも片寄らない、上手い妥協点を見い出している様に思います。

ブラックモアズ・ナイトの魅力は、何と言っても、「誰にでも口ずさめる親しみやすいメロディーライン」にあります。私が今働いている所は、いやし系の音楽CDをかけているのですが、そのCDのなかに、ブラックモアズ・ナイトの曲が入っています。ペニー・ホイッスルをイントロに使った素朴なフォーク・ソングであるその曲が流れ始めた時、職場の同僚の女の子がそのメロディーに合わせて歌い始めたです。

その曲が好きで歌っているのかどうかはともかく、自然にそのメロディーが耳に残っていたのでしょう。私自身、そのような現場に居合わて、正直、びっくりしました。

2001年6月1日 写真へのスタンス

このホームページは、写真作品を紹介するものです。でも、私個人としては、写真にこだわりを持ってはいるものの、それ以外の世界に触れている方が、はるかに楽しく感じられます。写真の本質にはこだわるけれども、もう少し広い視野で写真を考えて行きたいと思っています。

写真の話はともかく、ホームページの方は、前回のリニューアルに続き、近い将来、掲示板ややカウンターをつける予定です。

News:

新型iBookが発売されました。デザインが一新され、貝殻の様なデザインだった前モデルとは全く異なる外観をしています。後ろにあった取っ手がなくなり、その点は不便になったのではないだろうかと思ったのですが、丈夫で壊れにくいという前モデルのコンセプトは受け継がれている様です。

2001年5月1日 D's Garage21

今回は、全ページをリニューアルしました。基本的には、トップページの大幅改訂を行ったのと、幾つかのページを削除して、主要なページだけを残しています。改訂を終了したといっても、2~3ヶ月は細かな修正をしないといけないなと思っています。

そういえば、深夜に放送していたD's Garage21がD's Garageにリニューアルしていました。D's Garage21は、アマチュアのCGや漫画作品を中心に紹介していた番組でしたが、リニューアルに伴い、プロのクリエータのインタヴューを中心とした内容に変更となったようです。

この番組を見始めた切っ掛けは、たまたま深夜、テレビをつけた時にD's Garage21で放映されていたアマチュアの作品を目にして感銘を受けたためです。ここには今までとは異なる世界がある、そう感じたのです。

例えば、写真の世界は、その技術力は高くても、どこか閉鎖的な印象を感じます。これは、単なる偏見なのかも知れません。でも、正直な所、フォトコンテストに入選している様な作品を見て、自分で写真をやってみようとは私は思いません。それと比べると、D's Garage21で目にした作品は、多様で、実に刺激的でした。

番組のリニューアルは、ある程度、当初の目的を達成したためなのかもしれません。今後の展開も、楽しみにしたいと思います。

News:

オリンパスから、来年の2月頃に、本格的な一眼レフタイプのデジカメが発表されるそうです。現段階では500万画素クラスのCCDを搭載するそうですが、将来的には1600万画素までを視野に入れてシステムを新たに組むそうなので、これは期待が持てそうです。

ここ数年、オリンパスは、デジタルカメラに大いに力を注いでいた一方で、銀塩一眼レフカメラのOMシリーズの方は停滞状況にあった訳で、このような展開はある程度予想していたとはいえ、ついに来るべき時が来たという思いがあります。

オリンパスというメーカーは、他のカメラメーカーと比較して、決してその存在感が大きいとは言えないにせよ、コンパクトさが売りだった一眼レフのOMシリーズや、ケース付きコンパクトカメラという趣のあったXAなど、独創的な製品が多く、私個人としては、とても大好きな会社です。

いずれにせよ、オリンパスの動向に今後も注目して行きたいと思います。

2001年4月1日 アサヒ・スーパードライ

最近、アサヒ・スーパードライのコマーシャルで流れている曲「CHALLENGE THEM ALL」が密かな話題になっているそうです。この曲を歌っているのは、イギリスのハード・ロック・バンド、レインボーの3代目のシンガーだった、ジョー・リン・ターナーです。

ジョー・リン・ターナーは、レインボー加入当初(1981年頃の話)、声量がないなどと書かれたり、レインボーのポップス路線に加速度を増させた張本人としてえらく評判が悪かった事を記憶しています。でも、実際には、とてつもない声量の持ち主である事が彼と仕事をしたミュージシャン(梶山章氏)によって語られていますし、レインボーというバンドの可能性を広げたという意味で、彼の存在は大きいのではないでしょうか。

後に、ディープ・パープルのロジャー・グローバーによって、「ジョーは自分の声を見つけた」と言われた(1990年頃)そうです。その頃から、彼の声は以前の様なつやのある声質から、ちょっと枯れた感じの声質に変化している様に思います。コマーシャルでの声を聞いていても、やはり枯れた声ではあるのですが、本人は気に入っている様で、むしろ、それを全面に押し出した様な歌い方をしています。

2001年3月1日 つのだたかしさん

先月、リュート奏者のつのだたかしさんが「徹子の部屋」に出演されていていました。

リュートは、ヨーロッパでルネサンス時代に盛んに用いられた弦楽器で、柔らかいんだけどもちょっと癖のある音で、なかなか侮れない存在です。

テレビを見ていてすぐ気付いたのは、その弾き方が、クラシック・ギターとかなり異なっている事です。クラシック・ギターの場合、弦を弾く方の指の爪を伸ばしているのですが、リュートの場合、爪を短くしていて、指の腹でつま弾くのです。

また、強く弾くと音がビビッてしまうらしく、軽いタッチで弾かなければならないそうです。

現代的なギターの方が強くも弱くも弾けるので、表現力は豊かであるとも言えますが、だからと言って、リュートがダメという訳でもないでしょう。実際、つのだたかしさんが演奏してコマーシャル・ソングとして使用された「シチリアーナ」は、放送開始以降、「あの楽器は何ですか」という問い合わせが殺到したらしいのですから、心に響く楽器である事には間違いありません。

エレクトロニクスの進歩に伴い、コンサート自体が巨大化し、武道館や東京ドームで演奏すれば一流ミュージシャンであると言われる時代ですが、個人的には、スピーカーを使用しない100人そこそこの観客しかいないコンサートの方がはるかに楽しめる様な気がするのですが、如何なものでしょうか。

2001年2月1日 能力の限界

今月は、更新はしないつもりでしたが、「ブラックモアズ・ナイト」のコーナーを少し書き換えています。それと、再結成ディープ・パープルのアルバム紹介も追加しています。

私は、特にハード・ロックにこだわっているわけではありません。たまたま好きなバンドがその様な分類に引っ掛かっていたというのに過ぎないのです。でも、愛読誌は"BURRN!"(ヘヴィ・メタ専門誌)だったりします。"BURRN!"って雑誌はなかなか素晴らしいと思います。インタヴューも適切なインタヴュアーが適切な質問をしていますし、さすがは専門誌だけあります。これは、当たり前の様ですが、昔はそうではないインタヴューが多くありましたし、今だってどうだろうと思うインタビューを目にします。それと、"BURRN!"にはヘヴィ・メタとは懸け離れた内容も取りあげられていて、それはそれで読み甲斐があります。

もう廃刊になってしまいましたが、"炎"という雑誌もよかったと思います。これもヘヴィ・メタ関連の雑誌でしたが、何と言っても、この雑誌は読者の投稿によって成り立っていたのです(募集要項には、「論文募集」と書かれていました、当然、ジョークでしょうが、半分は本気?)。勿論、プロのライターの方の記事もあります。このどちらにも共通しているのは、この音楽への愛なんですよね。その思い入れの深さ、恐れ入るものがありました。

2001年1月1日 パソコンと言葉

明けましておめでとうございます。

本年も、このホームページを宜しくお願い致します。

という事で、21世紀の幕開けです。私も、このホームページを見てくださっている皆様と共に、21世紀の住人として歴史を歩んで行ける事を、嬉しく思っています。

さて、ここ数日、サトウサンペイさんの「パソコンのパの字から」を読んでいます。この本は、サトウサンペイさんご自身の体験をもとにしたパソコン入門書です。パソコンの操作ばかりでなく、インストールの語源なども触れられていて、なかなか興味深い内容だと思います。一般的に、パソコンの用語は分かりにくいと言われていますが、それをサトウさんなりに分かりやすく置き換えたりしていて、それも面白く感じられました。

本来、言葉は、物事を伝達するための手段です。でも、それがその役割を果たしていないという矛盾がパソコンの世界なり、学問の世界なりにあります。それをいかに打破するのかは、それ自体興味深い事だと思います。