第51回全日本実業団女子ソフトボール選手権大会
北九州で全国大会の決勝戦を経験!
|

|
7月16日(土)〜18日(月)に北九州市で開催された、第51回全日本実業団女子ソフトボール選手権大会に、大分県協会からの派遣審判員として大分県協会の佐藤信之審判長を引率者として臼杵市の板井祐造氏と共に参加してきました。
この大会には15チームが参加。うち10チームが日本女子リーグ2部に所属。しかも、アドバンスセクションの1位伊予銀行、2位ペヤング、3位島根三洋電機、4位日本精工、ホープセクションの1位戸田中央総合病院、2位東海理化、4位ドリーム☆ワールドなどの両セクションの上位陣が顔を揃える、まさに女子リーグ2部のトーナメント版といった大会です。
今回の派遣は、全国大会では自分が所属する都道府県協会のチームの試合では球審ができないため。今大会には福岡県から東芝北九州と佐川急便九州支社の2チームが出場しているので、板井氏と共にこの2チームの試合の球審を担当することになります。
大会前日の15日(金)に、北九州市内のホテルで、監督会議、審判・記録会議、開会式などの行事が開催されました。開会式には、日本協会の山崎拓会長も出席。ホテルのホールでの開会式は、球場への移動の必要もなく、また、暑い時期の選手の体調面からも、今後、主流となるかもしれません。
大会第1日は、B球場に配属となり、第1試合の東芝北九州vs佐川急便関東支社の試合を担当。審判人生初のサヨナラホームランで東芝北九州が勝利した。第1日は、この1試合で役目が終了。佐川急便九州支社も勝利したため、第2日も、試合を担当できることになった。
|

開会式での選手宣誓(左は山崎拓日本協会会長)
|

臼杵市の板井祐造氏
|

福岡県のリーグ審判員の渡瀬達生氏
|
大会第2日も、B球場に配属となり、東芝北九州vsドリーム☆ワルードの日本リーグ勢同士の試合を担当。やはり、リーグ勢同士の対戦となると独特の緊張感のなかでの試合となったが、東芝北九州が勝利。第3試合でも球審を担当することになった。この日の2試合目の球審となった準決勝戦となる第3試合も、東芝北九州vs大和電機工業株式会社というリーグ勢同士の試合となりました。準決勝戦というプレッシャーもありましたが、なんとか無事に終了。東芝北九州は決勝戦に進出となりました。
大会最終日は決勝戦を残すのみとなりました。戸田中央総合病院vs東芝北九州の対戦のため、この試合も球審をさせてもらえることになりました。全国大会の決勝戦などめったにできることではありません。幸運に感謝すると同時に、絶対に失敗は許されないという気持ちで試合に臨みました。試合が大きく動いたのは、3回裏でした。戸田中央総合病院の打線が大爆発。6本のホームランを含む15本のヒットを放ち、なんと、1イニングで20点を記録。ここからが、自分の審判員としての実力を試される機会となりました。大会要項で決勝戦は得点差コールドゲームを適用しません。この状況でいかに最後まで集中力を保てるかが、審判員としてはとても重要なことです。これに関しては、途中に集中力を欠きかけましたが、なんとか最後まで全力でできたと思っています。終わってみれば、26対0で戸田中央総合病院が圧勝。初優勝に、1試合・1イニング最多得点や、1試合・1イニング最多本塁打などの多くの大会新記録で花を添えました。
サヨナラホームランで幕を開けた大会は、大会新記録続出という決勝戦で幕を閉じました。まさに一生忘れられない大会となると同時に、貴重な経験をすることができました。この経験を活かしてよりよい審判員になっていきたいです。
最後になりましたが、今回お世話になった福岡県協会をはじめ、大会関係者の方々に心からお礼を申し上げます。
※決勝戦の模様は、ダイジェストで日本協会ホームページでご覧いただけます。
全日本大会→リザルトからどうぞ!
松田 尚也
|
 |