とっても、とっても、勉強になりました!
『九州女性審判員研修会』リポート |
5月28・29日に久留米で開催された『第6回九州オールレディースソフトボール大会』に併せて『九州女性審判員研修会』が行われました。

福岡・5名、大分・3名、宮崎・1名、鹿児島・1名の女性審判員が参加して開かれた研修会の第1日(27日)は、午後1時、『ルール研修』から始まりました。
日ソ協の片山先生、福岡県協会審判長の大下先生の指導のもと、不正グラブ、捕手による走塁妨害の特例、オブストラクションとインターフェアー、DP・DEFOについての説明を受けました。(DP・DEFOでは、大下先生がDPを夫、DEFOを妻に見立て、DP(夫)が他の所に出歩いているという、ちょっと笑ってしまう解説をしてくれました。)
ローテーションの説明では、要点をまとめた冊子を使いながら、片山先生にポイントなど分かり易く解説して頂きました。

夜は、楽しい懇親会がありました。
先生方も交えて、みんなでカラオケなども楽しみましたが、その話はここでは止しにしておきます。
第2日は、いよいよ『実技研修』です。
この大会は、4球場を使って行われたのですが、その内の2球場が私達女性審判員に任されました。
研修とは言っても実際の試合ですからチームに迷惑を掛けるわけには行きません。
みんな一生懸命でした。



大会終了後も女性審判員はグラウンドに残り、この日の実践を振り返りながら片山先生、大下先生のアドバイスを受けながらの反省会です。
球審が「ボール」のコールをした後の姿勢の解除のタイミング。
ゲーム中にボールから目を切らない。
等の注意があり、その後、各塁毎の指導を受けました。
本塁
ホールディングゾーンの位置取り。
打者の後追い。
一塁
ホースプレイに対するジャッジの距離。
足が離れた場合のジェスチャー。
捕手からの牽制球に対する入り方。
打者のスイングの見える塁審の位置取り。
二塁
飛球に対する追い方。
ホースプレイに対する90°の位置でのジャッジ。
盗塁に対する回り込み方。
三塁
捕手からの牽制球に対するファール地域からのジャッジ。
際どいプレイに対する切り方。
もっと、もっと時間があればと思いました。



最後に片山先生が、海外で審判された時のエピソードを語って下さいました。
外国の審判員の方から
「カタヤマ(実際には、カタマヤと呼ばれたとか)。スマイル、スマ〜イル。」
と言われたそうです。
本当にそうだと思います。
審判員は、真剣な中にも余裕を持って「スマイル」だなあと感じました。
総てが終わり、女性審判員全員で久留米ラーメンを食べ、来年の出会いを誓って帰路につきました。
とっても、とっても、とっても実になる研修会でした。
研修で学んだ沢山の事を今後、グラウンドで実践し、審判技術の更なる向上に努めたいと思います。
この研修会に際し、お世話下さった皆様、本当にありがとうございました。

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相馬 千恵子
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