ヨコシマ買出し紀行その2 「公私混同出張行」

1.一応仕事です
 明くる2002年、私はくすぶり続けていた。
もう一度上京したいなー。特にアキハバラの「メイドカフェ」には。
でも夏まで特に行く機会もないし、休みも取れんし、そもそも夏には行けるのか?

 と思っていたのだが思いのほか好機は早く訪れた。
大葉部会の次の出張先が「東京」に決まったのだ。
ここでこの好機を逃したら一生後悔する!
一応「仕事」という名目なので自由時間はハッキリ言って短い。
初日の夕方から夜にかけて、のみだが平日だからこれでも十分だ。
宿泊先であるヒルトンホテル周辺の「英国屋」から銀座の「トワイニング」、「羅店」をチェック。
この時、もう少し幅広にチェックしていても良かったのではないかと思うのだが…。
と言うのもこの時新規に行けた店は1店限りだったからだ。

 出張と言ってもメンバーは大体物見遊山気分だ。
前年に大阪、京都の市場に行った時もそんな感じだった。
まずは念願かなってホーバーで空港まで行き、そこから飛行機で羽田。
ここから幕張メッセ辺りまで行くのだがその交通手段はなんとタクシー。
誰も電車で行こうとか言わないのである。(まあものぐさだしな)
そのへんのデパート内の定食屋で昼食を取った後、都内の市場に行き座談会。
どこのオッサンだか知らないがやたら「切り口」を連呼していたのが耳に障る。
前日までネットで検索していた私はこの会議中、爆睡状態だったとさ。

 15:00頃ヒルトンホテルに着く、と言いたいところだが…
新宿駅西口から出ている送迎バスの乗り場を誰も知らない上、
バスターミナルが地上と地下の二層構造になっていることすら気付かない。
無駄に時間をつぶしてしまったが、実は歩いても行ける距離だったりする。

 ミーティングが終わるか終わらないかうちに待ちきれない私は出撃する。
目指すは全開失敗した「キュアメイドカフェ」!
…と言いたいところだがまずは焦らず手近な所から。
新宿駅まで歩いていくといやでもその前を通る事になる「英国屋」だ。(別にイヤじゃないが)