涙の10号線

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作詞・作曲・編曲 吉田尚史

少しだけ久しぶりだなこの町へ帰ってくるの
見慣れてたはずの景色が全て思い出に変わっちまってるね
実家に帰るとママの車を借りてドライブへ出かけてみた
机帳原を抜けて港の近所の交差点

その角を左折したら綺麗な海が見えてくるんだ
天気のいい日は海の向こうに四国が見えるんだぜ

カーラジオをつけようチューニングはいつものところ
昔深夜放送をよく聴いていたR&R Radio
右に水族館が見えて来た幼稚園のバス遠足で
行ったのが最後だけれど

上りの特急電車が僕の車を追い越した
山猿がそれを見てほんの少し笑いやがった

※夕方港からは神戸行きのフェリーが出ていく
 僕はそれを仏崎の10号線から見ている

助手席には敢えて誰も乗せずに  助手席には…

気がつけば日は暮れてヘッドライトをつける
この町に住んでた頃はおうちに帰らきゃいけない時刻
色んな場所へ行ったからほんの少しだけ休憩しよう
車を道路の脇に停めてふと空を眺めてみた

あれ星空ってこんなに綺麗だったっけ?
都会じゃ一等星を見るのがやっとだよ…

△あの頃青空いっぱいにクレパスで描いてた夢は
 一体今どれだけ叶えられたのだろうか?

きっとそれは考えちゃいけない事  きっとそれは…

そして夜が明ければ僕は都会へ舞い戻る
又見慣れた景色や人に暫くはさようなら

※Repeat
△Repeat

シャララ…

又近いうちに帰るからね…
又近いうちに帰るからね…

シャララ…

大分の方ならわかるでしょう、別大国道と呼ばれる10号線を大分市から別府方面へ向かう所の情景です。
この景色を歌に…と思い、大学卒業間際に完成。
今や代表曲になってしまった。

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