IN SIDE WATCH 横の腕時計で

第 80 話 歩く道

修一と、楓は、昨日1日で、全ての事を話した

楓にとっては、たった1人。唯一便りにできる

信用できる。先輩と思って慕っていた。

1夜限りの、夜をともに過ごした事もあった

そして、朝を迎えて。修一は、走り込みを

楓は、修一の記念の写真と、言葉の書いた

色紙を目にした時に、楓に、刺激が走った

これ以上にない刺激が。楓に走った。身体の底から

やりたい事をやればいい!生きたい様に生きれば良い!!

この言葉に、楓は、自分のやりたい事と、強く生きる事を決心した

コーヒーを片手に、リラックスる修一。

食事の片付けをする楓。こんな風景は、美紀が一緒にいた時以来

3人で、楽しく食事をしてた時だった。

時間だけは、静かに過ぎていく

修一:しかし、学校がこうも、学校閉鎖になると厳しいな

楓;何で厳しいのですか?先輩

インフルエンザが流行っているのは、去年からですけど

確かに、今年は以上ですけど。

インフルエンザが異常に発生したのは、今年初だった

去年は、此処まではなかった。全クラスでかなりの数の

インフルエンザによる、欠席が多すぎる

修一:授業がまるで出来ないのでは

自宅で、予習をするしか無いからね。さすがにこれでは

勉強にはならないわ。頭が付いていけるか?

楓:先輩は、真剣なのですね。私も真剣ですけど

河合先輩もそうですね。浩二君はどうかな???

空手に、最近身体使ってるから・・・

浩二も、修一を越えようとしている1人。

同じ同級生にしては、良く人の事を心配する楓

それだけ、心配症だった

修一:浩二君は、あれでも頑張り屋だからね。

でも、無理は禁物だからね。始めた時も

頑張りすぎて、次の日身体全体、筋肉痛になってたし

楓:そんな事があったのですか?私は、初耳です

私も、格闘技を始めた時。手とか痛かったです

それだけ、運動してなかったので・・・・。

でも、今は慣れましたね。先輩。洗い物終わりました

楓が、洗い物が終わって、立って話してる

修一:楓ちゃん。立って話すと疲れるでしょう

隣に座りなよ。遠慮しなくていいから。

楓は、照れながら。修一の隣に座った。

楓:先輩の隣に座るなんて、初めての経験ですね

練習する時も、一緒にする事ないですから。

修一:そうだね。確かに、一緒に物事をする事無いね

時間が合わないのと、お互いに色々な事をやってるからね

2人で、仲良くソファーで座って話す事は、あまりない

美紀が、修一に思いを打ち明けた時以来

修一:ま、時間は、自分で作らないといけないからね。

楓:そうですよね、勉強もそうですけど。やりたい事も

先輩って、子供の頃は、どんな事してたのですか?

修一:私の子供の頃ですか?そうですね。笑わせる事が

多かったですね。何かと、物使って笑わせる事が多かったので

中学の時は、猿の真似したら、生徒全員大ウケで。

やばい事に、なった事もあったからね。

学校中に広がって、とんでもない事に。

毎日の如く、やってやって!言われてましたね

楓:ハハハハ。先輩。意外ですよそれ!

そんな一面があったとは、思わなかったです

私には、とても真似が出来ないです。

あ、でも。私も、文化祭の時に、

あの、オペラをするのが、うちのクラスの出し物で

セリフが、覚えられなくて、全部、アドリブでやったのですよ

修一:中学の時に、オペラとは凄いな!で、どうなったの

楓:大失敗で終わると、思ったのですけど。

セリフを、全員が覚えてなかったので

完全的なアドリブでしたけど。全員で協力して

やってみたら、笑いありの、感動あって。

終わった時には、みんなで笑ってました

拍手が、体育館に響き渡るくらいでした

今思ったら、あれだけの事を、良く出来たって感じました

修一;確かにそうだよね。クラス全員が協力して

笑い飛ばして、感動を呼び起こしたって感じだね

案外、オペラ向いてるかもね。楓ちゃんは

楓:お笑い芸人ではないですけど。そう言うの好きですから

だから、歌劇団の舞台とかも、小さい頃見に行ってました

それを目指したいなと、思った事もありました。

でも。本当にやってみたい事を、やりたいと思ったのは

料理の道でした。テレビの影響ですけど。

私は、不器用だから、出来ないと思ったのですよ最初は

包丁を初めて持った時も、怖くて、震えて、手を切る事も

今では、もう慣れましたけど。普通に作れますし

修一:私も、そうだったな。今でも、不器用だけど

包丁を持って、料理をする事が多かったな

小さい頃から、自炊をする事があったからね

何でも、出来るようになって置きなさって。

厳しい親だったけど、それが今になったら

それが、結果になったな感じたね。

料理をする事は、不得意とする2人だったが

経験は、人を強くする。結果になって返って来た時の

達成感は、喜びを超える程の感動があった

楓:そんなに、厳しいのですか?凄いですね

修一:うん。結構厳しかったな。何事も

あれがあったから、今の自分があるのかなって

今でも、そう感じる。やりたい事をやろう

そのきっかけを作ってくれたからね。

だから、私の部屋にある、1枚の色紙に

3つの言葉が書いてあるのですよ。

やり事をやればいい!

なりたい物になれば良い!

生きたい様に生きれば良い!

そして、私から、楓ちゃんに言ってあげるのは

思いっきり壁に当たって、後悔を振り向くな

楓:思いっきり壁に当たって。後悔を振り向くな

今の私に、良い言葉ですね。先輩。嬉しいです

そんな言葉を、私にかけてくれるなんて。

修一が、考え出した言葉にも意味があった

真剣になって、物事に挑戦して、失敗しても

背中を向けずに、前を向いて歩け!と言う事だった。

時計を見たら、あっという間に、昼12時になっていた

この続きは、後編に続きます

 

次回は、歩く道 後編 をお送り致します。

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

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