小説 IN SIDE WATCH

第 78 話 1分1秒の大切さを

1日の会話が終えて、眠りについた修一と楓

色々な事が交錯し、人間関係が、深まるとは思えないが

ありきたりの事を、楓は全部話したと、修一は感じた

不安もあり、迷いもあり。楓に影が覆った感じがした。

何もできない自分。それだけが、大きな傷になっていた

楓が自分で、受けた傷を治して断ち切るしかない

修一はそう感じた。自分にも同じ事があったから

1度は訪れる。無いとは言えない・・・・。

そうした時に、修一がふと目が覚めた

時計を見たら、夜中の3時。変な時間に目が覚めたと

修一:夜中の3時か・・・。目覚めが良いのか悪いのか

良く分からないな・・・。今日は、暖かいな

部屋の中が暖かく感じる。ストーブも付けてないのに

そう言えば、トーナメントまであと1日か。

いよいよか。時間の使い方を、考えないと行けないな

修一は、時間の大切さを感じていた。

どんな時でも、時間は過ぎていく。何をするにも

ゆとりを持ちたければ、自分で作ればいい

時間は、待ってくれない。戻らない。進むだけ

修一:楓ちゃん。ちゃんと眠れているかな?

様子を見に、自分の部屋に向かって歩く

起こさないように、そっとドアを開ける。

修一:落ち着いて眠ってる。寝顔が結構可愛い

楓の寝顔を、普段見る事がないので。これは新鮮である

色々な事を話して、気を落としてしまったと思っていた

表情を見る限りでは、大丈夫と安心した修一

楓が、眠りについてるのを、起こすと悪いので静かに

部屋を、退出した修一だった。

修一:大丈夫だな。楓ちゃん。話してスッキリしたみたい

エクストリームの、楓ちゃんは、動きに磨きがなかった

それだけ、自分が負けるのが怖いと、感じたのだろうな

でも、勝利した。お客さんにアピールした

普通だったら、笑顔が見えるはずなのだが・・・・。

コーヒーでも飲もう。

気分を落ち着かせる為に、コーヒーを飲む修一

修一:落ち着くね。このひと時が。

俺も、明日のトーナメント勝ちに行かないとな

自主トレをして置いた方が良いかもな。

問題は、スパーリングパートナーだけどな。

いつもは、後藤さんに頼むのだけど。

走り込みをして、鍛え直さないといけないな

スタミナが最近切れるからな・・・・。

階段の上がりで、走り込みをして

思いっきり鍛えるしかないか。

修一は、明日の試合の為に、トレーニングの

内容を色々考えていた。スタミナ不足では

戦えないと感じていた。表には出さないけど

自分自身が思っていた。

やれるだけの事を、時間を有効に使って

動くだけと。修一は考えた。

そう言って考えて、30分後に再び眠りに付いた

修一:有言実行か。朝になったら、即実行だ。

あ!でも、学校があるな。終わったらやろう

修一は、再び眠りについた。

夜中の4時が過ぎ、明かりが消えた

一方、眠りに付いていた、楓が目を覚ます

楓:まだ、朝が来てないのね。夜中の4時

ゆっくり眠りについてた感じ。先輩に全てを

話したからかな?気分が凄く良い感じがする

先輩。私と話してる時、目を背けなかった

ずっと私を見てた・・・・。

あの目は、凄く真剣な眼差しだった。

先輩のあの目、私。心を惹かれた感じ

心臓がドキドキするくらい。

今でも、ドキドキしてる。止まらないくらい

学校の先輩と後輩なのに。

そして、共通点は、格闘技をする事

恋に年齢は関係無いと、私は思う

大切な事は、自分が告白をする勇気

自分が言わないと・・・・。

もう少し、ゆっくり考えてみよう。

焦っても、失敗するだけだよ・・・。

先輩がそう教えてくれた。

楓も、眠りについた。

楓は、恋心を抱いているのかもしれない

修一は、まだそれに気が付いてない。

4時20分。時間は少しずつ過ぎていく

1分1秒の大切さ。行動もよく考えて実行する

時間は、待ってくれない。

人生は、自分の行動パターンで全てが決まる

失った物は取り戻す。

そして、朝の6時になる時に電話がかかる

修一:ん?こんな、朝早く誰だろうか???

はい、新田です。あ、先生!どうしたのですか?

先生:新田。今日は、全体の学級閉鎖になった。

インフルエンザの生徒が、多すぎる為閉鎖になった

明日は、日曜日なので、それまで休日になった

修一:分かりました。わざわざありがとうございます

学校が、インフルエンザの為。学級閉鎖になった

有言実行に移せると、考えた修一だった。

修一:では、少し厚着をして、走り込みをしてくるかな

少し体を鍛えないとな。本当にやられてしまう

負けたら、全てが終わる。そんな感じだな

こうして、修一は、走り込みをするため

外へと出かけていった。楓は眠ったまま

 

次回予告

修一は、走り込みをして体を鍛える。楓は、恋心を背負って眠りにつく

NEXT 戸惑いそして

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

小説に戻る