ＩＮ ＳＩＤＥ ＷＡＴＣＨ ありがとう 誕生１周年
小説 ＩＮ ＳＩＤＥ ＷＡＴＣＨ
第 ６９ 話 楓の気分転換
学校へと、向かって行く、生徒たち。そして、楓も、学校に辿り着く。様々な思いを抱えて
考える事は多いと思う。気分に乗らない楓は、今日の試合をどうやって望むつもりだろうか
楓：今日は、いよいよ試合だわ。私も、実力全力を、尽くして頑張って行かないと。
せっかく応援して下さっている、ファンの皆さんに、言葉が無くなってしまうから。
真剣にやって、結果を残して、恩返しが出来るように、今日を真剣に望む
女子生徒：楓さん。今日はいよいよ、イベントの当日ですね。気合が入ってますね
凄く活気が感じます。エクストリームの、２００７の王者ですからね。凄いですよ。
今回も、結果を残せるように、頑張って下さいね。応援しますから。
楓：ありがとう。今日は、気分が乗らないから、優勝出来るかは、分からないけど
結果を残す意味で、頑張って来るね。応援していてね。
女子生徒：気分が悪いのですか。屋上に行って、気分転換をしてくると良いですよ。
そうすれば、少し気分が、良くなると思います。あ、余計な事でしたよね。
楓：ううん。そんな事無い・・・そんな事無いよ・・・・。ありがとう。本当に心配してくれるのね
少し、屋上に行って来るね。私は大丈夫だからね。
こうして、楓は、１人で学校の屋上へと、向かって行った。
楓：良い天気。凄く青空が広がっている。洗濯をするのに丁度いいくらいだわ。
今日が、エクストリーム ＧＰ ２００８の開幕か。何だか余り自信ないけど
でも、先輩と練習して、何か、自分が変わったような感じがした。
いつしか、新田先輩を、超えて見せると言う。そんな事を考えてた。
でも、先輩のスピードには適わなかった。実力は、五分五分だったけど。
けど、完敗だった・・・・。あれから、どのくらいたったかな・・・・・先輩を見てから
ずっと、追いかけ続けたの。格闘技をしてる先輩を、追い求めて。
長いけど、未だにして、まだ先輩の実力に追い付けない・・・・。
？？？：楓さん。気分転換ですか？？？
楓：あ。雪菜さん。こんな所でどうかしたのですか？
雪菜：楓さんを、探していたのですよ。教室に行ったら、ここに居ると聞いたので
彼女の名は、瀬戸 雪菜 楓と同じ、１年生の新学生。格闘技に夢中になると言うほど
興味が湧く女性の１人。全日本空手道選手権の、女子の部で、軽量級の王者でもある
楓：私を、探していたのですか？何かあったのですか？？？
雪菜：楓さんに、これを渡そうと思いましてね。いざと言う時の、神頼みと言う言葉を信じて。
雪菜が、楓に渡した物は、お守り。確かに、困った時の神頼みと言う言葉は、良く聞きますね
楓：ありがとうございます。これを持って、今日は頑張りますね。
雪菜：そうですよ、楓さんが元気が無いと、せっかく応援してくれてる人が、がっかりしますよ
屋上での気分転換は、２人の会話で賑わった。募る話は、いつまでも続いた。
あっと言う間に、休み時間が終わった。そして、お互いに教室に戻って行った。
お昼までの授業を終えて、学校を帰宅する、生徒たち。そして、楓も帰宅する事に
一方、修一と美紀は、いつも通り、一緒に帰る事に。仲の良い２人になっていった
美紀：ね。修さん。今日のエクストリーム見に行きます？
修一：勿論行きますがな。行かないと、楓ちゃんに怒られますからね。
真剣になって怒って来ますよ。１人でも、応援が多い方が良いでしょうからね。楓ちゃんは
美紀：そうですね、私にも声がかかりました。絶対に来て下さいねって。断れないですね
そんなに言われたら、行くしか無いですよ。でも、格闘技をしてる時の、楓ちゃんは
良く分からないけど、光り輝いていますね。凄く、活気があって、今でも、向かって来る様で
修一：ハハハ。それは、オーバーですよ。でも、活気があるのは、確かにそうですね。
下手したら、俺の方が、先にやられてしまいますよ。楓ちゃんの実力は、上がってますからね
後は、スピードで俺に追い付けたら、もう完璧でしょうね。
お互いに、楓の事を考えていた。格闘技を始めて、実績は長いけど
楓の実力は、確かにあると評価する２人。
修一も、油断してると、楓にしてやられる事を、この時予想していたのだった。
エクストリーム ＧＰ ２００８ 開幕まで、あと６時間。１９時開幕。
どんな結果になっても、可笑しくは無い選手達が沢山出場している。
楓は、２連覇を目指し、優勝する事が出来るだろうか。運命の勝負の時が刻一刻と近づく
次回予告
エクストリーム ＧＰ ２００８まで、あと６時間。楓は、時間になるまで、自宅で休養
ＮＥＸＴ 眠りの中の夢
それでは、次回をお楽しみに。眠りについて！待機せよ！！