楓の、エクストリームGPが出場が決定し、涙を浮かべながら、真剣になった楓
それを見届けた、修一・美紀・ルイス・後藤の4人は、プレッシャーを与える言葉は避けた
楓に、緊張感を与える事は、今は禁物と見て、何も言う事は出来なかった。
でも、楓の心は、格闘本心になって、考えている事は間違いなかった。
楓:先輩。私はこの程度で、泣いていますけど。私は泣かないですよ。本当は泣かないですよ
泣かないです・・・・・・泣かない・・・・・・・・・。
修一:楓ちゃん。分かったから、本当に分かったから。もう泣かなくて良いよ。嬉しいけどね
美紀:そうですよ。楓ちゃん。修さんも、真剣になって考えて、楓ちゃんの為に
寝不足になってまで、元気付ける方法は無いのかと。寝ないで真剣なってくれたのですよ
後藤:黙っててほしいと、言われてたけどね。新田からね、楓さんの為に、こいつは
私のところまで来て、悩み事をずっと言ってた。どうしたら良いですかって・・・・どうしたら・・・
って何度も言ってたのですよ。こいつは、人との事で、真剣になってくれた事は、初めて見たよ
こいつが、中学生の時に、いじめを受けてた時にね、俺が駆けつけて、助けてやった時も
新田が、言った言葉がこれだった。
中学時代の修一:友人も、助ける事が出来ないくらい!!!!俺は弱いのか!!!!
後藤:強くなりたいなら、俺のジムに来い。精神力から叩き直してやる。
それが、俺のジムに、来る気になった、きっかけだった。こいつは、真剣になる事は
滅多に無い事だけどな。だが、人が傷だらけになった時や、被害を受けた時を見るとな
自分に関係なく、助けに入った。こいつは、それくらい成長したのよ。自分が傷ついても
他人に危害を、これ以上受けさせてたまるか!!!それくらいの、勢いがあった
楓:先輩にも、いじめられた時が、あったのですね。私は人をかばう事も出来ないくらいでした
でも、いつしか、格闘技を始めて、勇気が湧いて、精神力も強くなって。
弱い人を助ける!そんな人になっていました。自分の事を、考える事が無かったから
自分が弱くなる事も考えてなくて。それで良いとずっと考えてました。私・・・馬鹿でした
美紀:楓ちゃんも、修さんも、お互いに一緒の生き方をしていたのですね。
でも、私は格闘技なんて出来ないですし。そんなに勇気も無いですし。
そんな2人が、羨ましかったです。私には真似が出来ないなと、ずっと考えてました
修一:楓ちゃんや、美紀さんは、色々な生き方があると思います。俺も確かに
色々経験して、悩み苦しんだ時もありました。苦難で、鬱病になる事もありました
でも、格闘技と学生は、ずっと、一緒に付いて来るのですよね。学生を終えた時は
格闘家として、きっとやって行くのでしょうね。俺には格闘技しかないですからね
さて、そろそろ帰りますかね。もう、夕方になってますし。
楓:じゃ、私も、そろそろ帰ります。後藤さん、ありがとうございました。
ルイス:今日は・・・・・ありがとう・・・・・後藤さん・・・・・・
美紀:後藤さん。ご迷惑をおかけしました。これからもよろしくお願いします。
後藤:ええ。それはこっちも、願ったり叶ったりですよ。
こうして、修一・楓・美紀・ルイスの4人は、夕方を見ながら、一緒に帰った。
ルイス:じゃ・・・・・私はこれで・・・・・・帰るね・・・・・・明日の・・・・・GP期待して・・・・・・
修一:ああ。応援に行きますがな。ルイス。明日会おうぜ
楓:ルイス。貴女に逢えて、嬉しかった。明日は結果を出そうね
美紀:明日、私も見に行きますから。期待してます。
そして、ルイスは、1人帰っていった。夕焼けの光に照らされて。自分の自宅へと帰って行った
丘の上で、3人は、夕焼けを見ながら、また話した。
修一:夕焼けが、綺麗ですね。何か、明日の事を考えたら、凄い事になりそうですね
楓:確かに、そうですよね。でも、ここまでファンの皆さんが
私の事でこんなに真剣に、なってくれた事が、凄く嬉しかったです。
私は、ファンの皆さんに、恩返し出来るように。明日は全力で頑張って行きます
GP2連覇の称号を手に入れる為に。夕焼けに向かって誓います。
美紀:夕焼けって良いですよね。本当に、自分が考えていた事も忘れてしまいそうで
私も、何か、目指して頑張って行かないといけませんね。
次回予告
夕焼けに誓った自分のやりたい事、夜が更けて、考える事が奥底から湧いて来る感覚とは
NEXT 苦悩の夜
それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!