小説 IN SIDE WATCH

第 65 話 開幕戦の前夜

闘龍門ジムにて、実力勝負を挑んだ、ルイス・エミリー。結果はあっという間の事だった。

しかし、楓も一緒に参加し、練習環境を完全的な物とした。お互いに敗れはしたけど

結果が出てる事を高く評価された。修一との、実力勝負も捨てた物ではないと

改めて実感した、楓とルイスだった。数々の実践をして来た事に変わりなく。

これからの実力を、上げて来る事に、期待がかかった、修一と、後藤の2人だった。

楓と、ルイスは、お互いに練習を重ねることに専念する事にした。明日がいよいよ

エクストリームGPの開幕。2008年新年早々、良い成績を残す事を真剣に考えていた

実力勝負が終えて、ゆっくりと、囲んでお茶を飲む風景はまた、新しい雰囲気だった

美紀:しかし、すごいですね。楓ちゃんも、ルイスも。スピードは、遥かに、修さんを

超えていたから、すごくびっくりしました。短期間でここまで凄くなるとは思っていなかったので

修一:そうですね。ここまで真剣になって来たのは初めてですよ。正直、負けるかと

思いましたけど。気を抜いたらやられていましたね。本当に短期間の間に

良く成長したもですよ。楓ちゃんも、ルイスは初めて対決したけど、動きは悪くなかった

楓:先輩の、スピードの方が凄いですよ。私はまだまだです。動きが硬いから

その点、隙があるから、関節を簡単に取られてしまうので。あっと言う間にやられました

でも、この感覚から、何かを編み出す事が、出来そうな気がしました。

後藤:楓さんの、動きは全然悪くないと思うよ。それを証拠に、腕十時をかけれるほどの

あのスピードの速さ、新田が、速く気が付いてなければ、勝利していた事は間違いない

ルイスさんの、スピードと実力を、初めて拝見しましたけど、凄く早いですね

さすが、フランス切手の名門、ルイスアカデミーの娘さんだけありますね。

ルイス:真剣に・・・・・なる事は、難しいけど・・・・・・後藤さんに・・・・・初めて褒められました

人に褒められる事は・・・・・・あまり・・・・・無いので・・・・・すいません・・・・・

日本語・・・・・余り話せなくて・・・・・・・。

後藤:良いのですよ。ルイスさん。俺だって、フランス語は話せないから、それと同じだよ

もう13時か、しかし、色々あったけど、今年も新年早々、エクストリームGP 2008

DEAD OR ALIVE トーナメント 2008の開幕か。

楓さんは、招待状が来ていますよ今日郵便で届きましたよ。

明日の夕方16時に、市営アリーナに集合して下さいとの事です

楓:後藤さん!それ本当なのですか!!!!私が、出場できるのですか

修一:後藤さん、嘘とか言ったら、怒りますからね。

後藤:このとおり、ちゃんと招待状が来ている、社長直々の招待状ですよ。

後藤は、エクストリームGP 2008 出場招待状を、楓の前に向けて見せた。

楓は涙を呑んだ、余りの嬉しさに、涙を隠しきれなかった。駄目かと思っていた出場が

出来た事を凄く喜んでいた。王者不在の、GPでは、格好付かない。手紙にはこう書いてある

「椎名 楓 殿 貴殿の活躍は、エクストリームを見に来て下さっている、ファンの皆さんから

沢山の手紙を頂いています。王者は出れないのですか、そんなのエクストリームではないです

そんな言葉を書いて下さった、沢山の人たち。王者不在のエクストリームは

大会にとっては、大きな空洞です。病気で出場できないのではなく。元気なのに

成績が残せていない為に、出場出来ないのでは、ファンの皆さんから、怒って来ます

ファン投票により、椎名 楓 殿にエクストリーム GP 2008 の出場を決定します

遅くなりましたけど、快く出場して下さる事を、心より願っております。

1月29日 夕方の16時 市営アリーナに集合して下さい。それでは、お待ちしております

主催 BLADE 代表取締役社長 水落 将人」

後藤:と、言う事だ、これで出場が決定した。楓さんは、明日の試合は、目指すは優勝

優勝できなくても、良い成績を残して来て下さい。

ルイス:楓・・・・・私も・・・出場するから・・・・・・お互いにがんばろう・・・・・・・。

修一:結果が全てと言いますからね、2連覇を目指して頑張って下さい

美紀:楓ちゃんなら、きっと大丈夫。今まで一緒に練習したのですから。

楓は、みんなに励まされて、辛くても、何度辞めようかと、真剣に考えていた事もあった

でも、辞めたら、今までの苦労が、全部水の泡になってしまう。それが怖かった

楓は、明日のエクストリームGP 2008 に全力で望み、2連覇の称号を取る事を決意した

 

次回予告

開幕戦前夜を前にしての、夕方の時間を過ごす。硬い友情を胸に抱いて。

NEXT 夕日に誓う夢

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

 

小説に戻る