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第 64 話 戦女神の実力 後編

実力勝負を、修一に挑んで来たルイス。受けてたった修一。飛び入り参加の楓

3人の実力勝負がついに展開される。果してその実力はいかほどの物か

後藤:実力勝負は、エクストリームのオフィシャルルールを適用す。

打撃等の禁止、関節技・絞め技にて行う。1ラウンド決着で、3分間で行う

用意が出来たら始めるぞ。まずは、新田と、楓さん。実力勝負と行きましょうか

修一:楓ちゃんの実力は、この前以来だからな。今回は手は抜きませんからね。

楓:スピードで、先輩の方が勝っていますけど。私も、真剣に行きます!

後藤:では、始めるぞ!3分間!READY!!GO!!!

修一と楓の実力勝負が、ついに始まった。2人は様子見で行動を伺う。そちらが攻めても

1本勝ちを取る事は、まず、間違いないくらいのスピード感はある。

修一が、動き出した。楓の左腕を取り、回転しながらの、腕ひじき逆十字固めに

楓:あ、隙があった。このままでは負ける。でも、腕が動けない・・・・。

後藤:ストップ!!!そこまで!!!!

修一:楓ちゃん。動きに無駄は無いけど、少し固くなりすぎてるよ。

楓:先輩には、負けました。やっぱり実力は、先輩の方が上ですね。私は、まだまだですね

修一:いや、楓ちゃんのスピードも、一層凄くなって来ている。ちょっと気を抜けば

俺の方が負けていたかもな。なぜなら、楓ちゃんの得意の、腕ひじき十字固めを、返す事が

出来てなければ、楓ちゃんの方が先に勝っていた。

楓:先輩。そんな所まで、目を光らせていたのですか。気が付いてないと思っていましたけど

ルイス:修一は・・・・・楓の行動を・・・・・全て見てた・・・・目で追ってた・・・・

だから、技を返す事が出来た・・・・・・修一の・・・隙があったら・・・楓勝てた・・

楓:え・・・・・本当に・・・・・驚きました。先輩には

後藤:目で追っていたとはな、新田らしい格闘本心だな。怪我はさせたくないから

本気で絞められなかった。そうだろう?

修一:そうです。真剣にやっていたら、腕が痛くなりますからね。明日が大会ですし

楓:先輩。そこまで考えてくれていたのですね。明日の大会の事まで

ルイス:修一・・・・優しいな・・・・・・。

後藤:次は、新田と、ルイスさん。実力勝負ですよ。では、3分間!READY!GO!!

ルイス:来い!・・・・修一・・・・・

修一:遠慮なく行きますがな。

お互いに、スピードの速さは流石であった。技の掛け合い、逃れて、やり返しの連続

あっと言う間に、2分間が経過した。そして、その10秒後

修一が、足関節で、1本勝ち。本気では絞めれないから。

後藤:ストップ!そこまで!!

修一:ルイスの動きは、早すぎる。俺のスピードも、遥かに超えている。

ルイス:そんな事・・・・・無い・・・・・楓には叶わない・・・・・

楓:ルイス・・・・・・。

3人の実力勝負は幕を閉じた、修一の圧勝だったけど。3人の実力を見る事が出来た

美紀:流石は修さん。でも、楓ちゃんも、成長したわね。少し前までは、弱音を吐いていたけど

今では、大きく成長して、自分に打ち勝つくらいの、実力と精神力をあげて来た。

これなら、明日の、エクストリームの大会は、期待が出来そう。

楓:河合先輩。そう言ってくれると、凄く励みになります

後藤:楓さん、明日の大会は、夕方の17時からです。場所は、市営スーパーアリーナです

大きな大会ですから、今回も実力を上げて、良い成績を残して下さい

楓:はい!後藤さん。明日は真剣頑張ります。

修一:俺は、あと3日か。ちょっと緊張して来たな・・・・。

美紀:楓ちゃん。頑張ってね。応援行くから

ルイス:私も、この大会に参加する事になった。大会ではないけど、スーパーファイトで

楓:ルイス。お互いに全力を尽くそうね

ルイス:楓も・・・・・全力を尽くす・・・・私も・・・頑張る・・・・。

 

次回予告

いよいよ明日が、エクストリーム GP 2008の開幕。前夜のひと時を

NEXT 開幕戦の前夜

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

 

 

 

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