小説 IN SIDE WATCH

第 60 話 木陰での楽しい会話

学級閉鎖になった為、学校が休日になった、美紀と修一は、時間を見て

一緒に出かける事にした。出かけた場所は近所の公園。この公園では

普段は、散歩してるご老人や、若い人たちが気分転換に来ている。静かな雰囲気である

修一:たまには公園に来て、話すのも悪くないですね。気分が落ち着きますよ

それにしても、今年になって、インフルエンザが多いですね。去年もあったけど

今年はそれ以上に、猛威を振るっている感じがする。そう思いませんか?美紀さん

美紀:そうですね、確かに去年も、10月くらいから、急激に増えましたからね

今年の1月早々から、こんな形では、学校も行けないですから、勉強が・・・

でも、予習ふくしゅうはちゃんとしてるから、大丈夫とは思いますけど

自信が無いですね。学校へ行って授業を受けないと、安心できないですね。

あれ、ね、修さん。あの人。格闘技用の、オープンフィンガーグローブを

持っていますよ。楓ちゃんのと同じですね。外国人みたいですよ。

修一:本当だ。あんな所で、何やってるのだろう?

木陰で座っているのは、外国人の女性。同じ女性格闘家の、オープンフィンガーグローブを

持っていた。しかし、様子が可笑しい。元気が無さそうに見えた、修一と美紀だった

修一:こんな所で何をしているのですか?

???:貴方・・・・格闘技・・・・・好きか・・・・?

日本語に慣れていない為に、上手く話す事が出来ないようだが、言葉はハッキリしている。

外国人だけど、日本語が凄く上手であった。2人は話を聞いてみる事にしてみた

修一:格闘技ですか?ええ、好きですよ。俺も、格闘技していますからね

君名前なんて読むのかな?良かったら、教えてくれないかな?

???:私は・・・・ルイス・・・・ルイス・エミリー・・・・・

フランスから・・・・この・・・日本へ・・・やって来ました・・・・・

彼女の名は、ルイス・エミリー。フランスからの留学生で。現在日本語学校に通う

高校生の風格をした、女性であった。格闘技が大好きな人を探しているらしい。

美紀:ルイスさんは、格闘技は大好きなのですか?

ルイス:はい・・・・私・・・・格闘技大好きです・・・・この・・・日本にも・・・

格闘技・・・あると・・・聞いて・・・やって来ました・・・・・

私・・・去年の・・・・エクストリームの・・・・ヨーロッパGPの・・・優勝者です

この、日本に・・・・・エクストリームの・・・・・王者が・・・居ると・・聞きました

美紀:修さん、もしかして。楓ちゃんの事でしょうか?もし、そうだったら、凄い事に

修一:去年の、エクストリームの王者は、確かに、楓ちゃんだったな。

もし、ルイスが探しているのが、楓ちゃんならば、早く逢わせてあげたい物だな。

ルイス:楓・・・・・楓と言うのか・・・・その人の名・・・・楓と言うのか・・・・

美紀:そうですよ。去年の、エクストリームGP 2007の優勝者ですよ。

私の名は、河合 美紀 こちらは、新田 修一さん。雷門トーナメントの王者ですよ

ルイス:修一・・・・雷門の王者か・・・・・本当か・・・・・・。

修一:本当です。アマチュア部門で、初出場で、優勝したのには、ビックリしましたけど

逢わせてあげたいな、楓ちゃんに、きっと、喜ぶと思うな。

ルイス:私・・・・楓に・・・・逢って見たい・・・・エクストリームの王者に・・・

 

次回予告

初めて出逢った、外国からの留学生、ルイス。格闘技を愛するその心情は一体。

NEXT ルイスの格闘心

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

 

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