小説 IN SIDE WATCH

第 6 話  子供に優しさと勇気を 後編

修一:健一君、もう大丈夫なのかい?本当に??と、聞いてみると。

健一:うん、平気です

と言う言葉が返って来た。その言葉を聞いて修一は少し安心した

健一の母:お待たせしました。どうぞ召し上がって下さい。 健一も沢山食べるのですよ

修一:すいません、返って気を使わせてしまったみたいで。本当に申し訳ないです

健一の母:良いのですよ、これくらいは、健一を救って頂いたのですからね。

健一:お母さんの味は、絶妙な味付けだから♪凄く美味しいの♪と、修一に言う

修一:本当ですか!それでは食欲が沸きますね。

健一の母:沢山食べて下さいね

テーブルの上に並んだのは、豪勢なフランス料理。健一のお母さんは、コックさんだ

お父さんは、実業家で、会社の社長をしているビジネスクラスの人と聞いている

修一:いつも、2人で食事をされているのですか?

健一の母:いえ、たまにですけどねこんな事は

健一:お父さん、会社で忙しいから、帰ってくるのが遅いのです。

けど、頑張っているお父さん。僕も、将来はお父さんみたいになるのです。

修一は、それを聞いて、夢が大きい事は良い事だと感じた。

修一:そうか、お父さんみたいになるのだね。健一君だったら大丈夫だよ

健一:ありがとう、修一お兄ちゃん。

お兄ちゃんも、トーナメント頑張って、良い成績残してね

健一の母:そうですよ。実力で上がってきたのですから、優勝する事を願っています

2人の言葉に、胸打たれる思いする修一。

修一:そうですね、優勝目指して頑張って行きます

トーナメントは過酷ですけど、その過酷な戦いをやり抜いてきましたので、必ず!

食事をしながら、色々な事を話す3人。時間は夜の21時を回っていた。

修一:あ!もうこんな時間

健一:もう21時ですね、随分色々な事を話したねお兄ちゃん♪

健一の母:本当に、今日は遅くまで

修一:いえ、良いです。でも、何か家族って良いなって感じがします。

健一の母:新田君は、家族は?

修一:私は、1人暮らしなので、家族と一緒に住んでないのです

健一:寂しくないの?お兄ちゃん???

修一:時には、色々ありますけどね。もう慣れました

健一君も自信を持って、これからも頑張って行くのですよ♪

健一:うん!解った、お兄ちゃん

修一:では、これで失礼します。遅くまで、本当にお邪魔しました。

健一の母:いえ、こちらこそ

健一:お兄ちゃん、また、遊びに来てくれる?

修一:そうだね、その時は、また、お邪魔しますよ。

健一の母:また、来てください。健一が喜びますから。私も安心できますし。

別れをするのは非常に辛いけど、修一は明日も学校がある。 忙しい1日だった気分でもあった

修一:それでは、失礼します。

健一の母:夜道に気をつけて下さいね。

別れを言って、健一の自宅を後にした修一。色々な事を話し、勇気を付けてあげた事に

今日は自己満足の気分でもあったような感じがする修一だった。

でも、この先何が起こるか

それは、誰も予測が出来ないのであった。

次回予告
健一の自宅を後にした修一、自宅に帰りつきリラックス気分でコーヒー片手に考え事
修一は心の中に何思う

NEXT リラックス気分で、修一考え事

それでは、次回をお楽しみに  眠りに着いて待機せよ!

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