小説 IN SIDE WATCH

第 59 話 暖かな心の眼差し 後編

美紀の自宅で、仲良く話している。修一と美紀。その光景は懐かしい感じ。

両親が、旅行に行ってた時の事を、今、再び話す。そして、思い出はいつの日か

2人を、恋人と見る日が来ているのだった。修一は、この先、何を考えて行くのか

美紀:修さんが、この学校に入学して来た時は、どんな感じがしましたか?

修一:そうですね。この学校を、希望した訳ではなかったのですけど。1人暮らしをして

こっちに出て来た物ですので、何も解らないまま、来てしまったので。

最初は、何が何だかさっぱり解らなかったですね。この学校に来て、初めて

友達と言えるような、人を作った感じですね。

それまで、何をするのも、全部1人だったので、退屈の毎日でしたね。

この学校やこの町に来て、人と出会って、自分は居るのだなと改めて感じましたね

人間の優しさが、俺を包んでくれると考えたら、それは素晴らしい事だと思いましたよ

美紀:人と出会う事は、大切ですよね。私もそうでしたね。ずっと、1人で

する事も色々あって、みんな1人でやって来ましたよ。修さんと同じように

友達も少なくて、頼れる人も居なかったですよ。周りには、変な人が

付き合って下さいの、ラブレターが何通も来てた事がありました。

付き合う気も無かったので、破って捨てましたけど。修さんを、恋人にしたい気持ちは

変わらなかったです。誰にも、取られたくない。そんな気持ちでいっぱいでしたよ

いつの日か、きっと、私に振り向いてくれると。そう信じて。

2人の会話は、普段以上に深刻な話になって行った。しかし、思いは重なる事で

解り合えるそんな気がした、修一と美紀であった。そして時間は、朝の9時30分

色々会話してる間でも、自然に時間は経過する。

2人の時間は、これからも続く事は間違いない。はたまた、何かのきっかけで途切れる事も

折れない信念を胸に抱いて、今を真剣に生きる若者には、試練の時であった。

恋はせつないけど。離れると辛くなる。一緒に居たい。そんな気分にさせてしまう。

暖かい心の中で、2人にとっては充実な時間だと、思っているだろう。

修一:もう、9時30分ですか。あっと言う間ですね。時間と言うのは。

美紀:そうですよね。こうしてる間にも、時は流れて行きますからね。

でも、もうすぐですね。大会まで、あと4日ですよ。緊張しますね。

修一:そうですね。でも、やるだけの事はやりますよ。そして、良い結果を残して

次へ、ステップアップして行かないと、行けませんから。

ベストコンディションで、望める様に、日頃の体力が物を言いますからね

美紀:修さんなら、大丈夫ですよ。きっと。今までも、そうやって来て

乗り越えて来てますから。今回も、きっと大丈夫ですよ

2人の会話は、留まる事は無かった。一緒に居てくれる。それだけで、美紀の笑顔が

増えていると思う修一。この先、一体どうなるか?

 

次回予告

学級閉鎖の1日。退屈な日々は、外へ出かけて見るのも悪くない。2人の行動

NEXT 木陰での楽しい会話

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

 

 

 

 

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