小説 IN SIDE WATCH

第 52 話 自分が背負う物

練習に勢力を付ける、修一と楓。お互いに進化を求めている。格闘技の心得を習得した2人

更なる成長を見届ける。黒田と後藤。そして、修一と黒田が一緒に練習する事になった

黒田:準備は出来たかな?新田君。そろそろ始めようか?

修一:ええ。良いですよ。いつでも良いですよ。練習に持って来いの体調になりました

一緒に練習する時間は、2時間と限定されている。このジムでの練習環境は

スポーツジムで使うものと、全く同じ物を使っている。だから実力を上げるのには最高である

修一:凄いですね。これだけの練習環境が揃っているとは、驚きでございます

黒田:これも自分や、練習生の為だよ。高い実力を付けるなら良い練習環境が

必要となってくる。だからこそ、このような練習環境が必要なのだよ。

大会に出場には実力を付けないと、大会候補生として、立候補する事は出来ないからね

俺も、この環境を作ったのには大きな訳があったのよ。確かに、DOAの大会には

2連覇を取った。しかし、俺の居たジムには、実力で掴み取った事だけだった

だからこそ強い実力を付けたい事は、変わりなかった。だからこのジムを作った

修一:凄いですね。これほどのジムが出来ると言うのは、本当にたいした物です

で、このジムには、何人くらいの練習生が居るのですか?

黒田:人数は、15人。そのうちアマチュア部門で、成績を積んでいるのは8人

それぞれ色々な個性を持っている練習生ばかりだよ。それなりに教え甲斐もある

さ、話してないで、練習にかかろう。時間がなくなってしまうからな

2人は、トレーニング機具で様々な練習を、時間をかけて、一生懸命練習した

更なる成長を、見届ける黒田と、更なる成長をしていく修一。互いの背負う物を

胸に抱いて、今もなお、進化し続ける事だろう。今年の DEAD OR ALIVE

優勝をかけての3連覇か?新王者誕生か?結末は後6日にかかっている。

こうして、2人の練習は、2時間が経過し。練習が終了した。

黒田:新田君もタフだな。この程度の練習で、全然疲れないとはな。驚きだよ

修一:いやいや。まだまだですよ。黒田さんの方がタフですよ。色々練習しているから

流石と思いますよ。でも、良い練習になりましたよ。2時間だけでしたけど

凄い良い練習になりましたよ。今年の、DEAD OR ALIVEで、黒田さんと

一緒に戦ってみたいですね。出来れば決勝の舞台で、実力を出し尽くして

黒田:そうだな。決勝まで辿り着いたら、実力を全て出して、勝負したい物だな

夕方になってきたな。今日は楽しませてもらったよ。ありがとう!

修一:こちらこそ。色々ご迷惑をおかけしました。また、一緒に練習させて下さい

では、これで失礼します。ありがとうございました。

修一は、黒田にお礼の意味で、お辞儀を何回もして、ジムを後にした。

修一・楓・後藤・黒田。背負っていく大切な物を、これからも大切にしていくだろう

修一:凄い練習環境だったな。実力を本気で出してしまったような感じだわ。

でも、あれだけの実力を付けれるとは、流石の俺でも、優勝は無理かな。

やる以上は、良い成績を残さないとな。健一君に笑われてしまうからな。

頑張らないとな。学校の授業も、格闘技も。さ、自宅へ戻るかな。

大きな希望を抱いて、大会へと1日が過ぎていく。開催まであと少し。

 

次回予告

誰かを信じると言うのは大切な事。そのことを理解する事は出来るか。浩二の試練

NEXT 信じる心と決断力

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

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