練習の成果を、後藤と一緒に実践で腕を試した、楓。その実力には、何か欠けてる事が
解って来た。実力を全てを出した楓と、全てを受け止めた後藤。練習は残り4日
更なる試練は、まだ続く。エクストリーム王者のプライド。自分が背負っている物
今年のトーナメントに出場して、連覇を狙う楓のやる気は、真剣な表情を浮かべ
自分を信じて、強さを求める事となっていたのだった。
楓:この程度くらいでは、私はダメ。今の実力では、今年のトーナメント出場も
叶う訳が無い。私は諦めない。あと4日。真剣に頑張って、エクストリームに出る!
後藤:随分、自分を追い込んでいますね。楓さん。『慌てているのが」良く解りますよ
しかし、慌てて怪我でもして、『出場停止」って事になったら、苦労が無駄になります
今は、練習も良いですけど、休養して、体力を付けた方が良いですよ。良かったら
みんなで囲んで、食事をしませんか?楓さんと一緒に食事がしたいと、言ってるので
女子門下生1:楓さん、一緒に食事頂きましょう。大勢の方が美味しいですし
女子門下生2:それに、楓さんの話も聞きたいですから。
闘龍門の新人が、楓を、一緒に食事に誘ってくれている。色々な意味で慕っている
楓:ええ、良いですよ。私で良ければ。後藤さんが、「迷惑」でなければ・・・・・・
後藤:俺は、迷惑とかそんな事、考えてないので。大勢の方が良いですよ。
それに、あれだけ白熱した試合は、何年振りですよ。自分が熱くなりましたよ
楓さんが、此処まで強いとは、正直驚きましたよ。俺のスピードに着いて来れますから
まだまだ、うかつに油断していては、あのまま絞められたと思いますよ。
楓:腕ひじき十字固めの事ですか?でも、まだ未熟です。入り方が、今1つで。
あ、食事が冷めてしまいますね。早速ですけど、お言葉に甘えます。
後藤:ええ、遠慮なくどうぞ。(もし、逃れてなかったら、本当に決まっていた
あれだけのスピードを、どうやって極めたきっかけが解らない。2秒ほど
気を許したら、腕か足を簡単に取られる事は確かな事だ。「真剣」になれる物があるから
無理してでも、今年の、女性格闘技 エクストリームに出場する決意があるのだな)
こうして、互いの実力を出し合った、練習試合は終わり。闘龍門の門下生に囲まれて
楓は食事を楽しんでいた。自分に、何かが足りない事を解った楓。厳しい試練は続く
一方、真夜中に、大勢の連中に襲われた、修一も、助けに入った、黒田のジムで
休んでいた。13時50分目がさめた。修一の方でも、これから練習が始まるのだった
大会当日まで、あと6日。出場は決定している修一には、そう写っているのか。
修一:ふぁーーーあ。良く眠ったな。もうお昼か。しかし、あの連中。DOAの出場を
ダメにする為に、俺を襲った原因が解らないな。何故俺を襲った?検討も付かないわ
黒田:目が覚めたようだな。修一君。食事が出来ているから、食事をしてから
練習に入ろう。腹が減っては戦は出来ないからな。
修一:すいません。黒田さん。手当てまでしてもらって、食事まで頂いて。
黒田:気にする事は無い。さ、こっちだ。美味しい食事だぞ。
食事をしてから、練習に入る。腹が減っては戦は出来ない。確かにそうですよね。
普段は、3食をバランス的に取るのが、効率的と言われています。
朝食は少なめに、昼食は野菜を主に、夕食は栄養たっぷりに、食事を取りましょう
女性:起きましたね。お2人さん。食事が出来てますから、適当な場所に座って下さい
修一:すいません。本当に。俺のせいでこんなにしてもらって・・・・・
女性:良いのですよ。気にしなくて良いのです。あれだけの傷を負っては
とても、トーナメントに出場できる所では無かったですよ。かなり深かったですから
でも、治って良かったです。思った異常に回復が早いのでビックリしました。
黒田:俺も驚いた。あれだけの傷を負っていたのに、回復が早いからな
数時間で起きて来るから。もう!大丈夫なのか!!と、言いたくなる位だったからな
修一:そうですか?前回の雷門の時も、これくらいの痛みを受けてましたけど
次の日には、治ってましたね。回復力が早いのも良いですけど。スタミナが無いですからね
その為にも、練習の日々は欠かせないです。フラフープとかを使って、運動もしてます
黒田:さすがに、頑張り屋だな。若かった時の俺にそっくりだ。懐かしく感じる
さて、昼食も終えたから、そろそろ練習に入るかな。2時間付き合ってやろう
修一:ありがとうございます。では、早速始めましょう。
次回予告
更なる成長を求める、修一と楓。お互いに背負う物の大切さと、重さを感じる時
NEXT 自分が背負う物
それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!