小説 IN SIDE WATCH

第 50 話 格闘技の眼差し

後藤の、やっている格闘技ジム、闘龍門に練習を求めた、楓。真剣な眼差しに

後藤は、楓を真剣に特訓をして、今年のエクストリームに、出場させたい気持ちがあった

更なる、強さを求める、楓の眼差しには、格闘家の実力を求めての、特訓は続く

楓:あと4日。トーナメントまで。私も、新田先輩に負けないように、今は真剣に頑張る

去年のトーナメントの王者として、今年も連覇を狙って行きたい。

その為には、此処で挫ける訳には行かない。さ、練習しなくちゃ。まだまだ、これから。

後藤:(楓さんは、凄い活発力だな。勢いが全然落ちてない。あれなら、出場は大丈夫

しかし、もっと実力を求めて来るとなると、俺でも、手が負えなくなると思うな

でも、今は、楓さんの為に、俺の全てを出しても、楓さんに教えこむ!)

楓さん、1回練習を通して、練習試合してみようか?俺と。たまには身体を動かさないと

鈍ってしまうからな。それに楓さんの、実力をうちの女性新人が見たがっているから

楓:私で良いのですか?後藤さんが良ければ、私は構わないですけど。

実力を測るのには、丁度良いですね。私は、受けて立ちますよ。練習の成果を見て下さい

後藤:良いでしょう。楓さん。実力全力を出して来て良いですよ。俺を倒すと思って

真剣に向かって来て下さい。俺も、練習の意味を込めて、楓さんを倒しに行きます

こうして、後藤と、楓の、練習試合が開催される事になった。闘龍門のリング上で

お互いの実力が、本格的にぶつかり合う事になった。楓は、後藤を倒す事が出来るのか?

そして後藤は、楓を、真剣にさせる事が、出来るのであろうか?

女性門下生:試合形式は、5分の1ラウンド方式です。打撃による攻撃は禁止です。

関節技と、絞め技による形式で行います。頭部・金的への攻撃も禁止になっています。

それでは、試合を開始致します。READY GO!!

試合が始まった、お互いに手探りの段階のまま、試合が始まった。緊張感が漂う

楓:(緊張する。でも、今此処で負ける訳には行かない。絶対に負けられない。)

後藤:(楓さん、もっと積極的に、関節技を狙って来て良いですよ。返せる技は全てを

返しますよ。俺にも、得意の関節技がありますから。これは秘儀ですからな。)

試合が始まって、2分後、楓が関節技をかけて来た。腕ひじき十字固めで、決める所を

楓:(これで、決まったかな。これくらいでは、後藤さんは倒せない。)

後藤(スピードが速い!こんなに早く技をかけて来るとは、思わなかった。驚いた)

後藤は、楓のスピードに驚いた。腕十字を自らの手で外した。簡単には決まらない。

時間は、残り30秒。お互いに動きに無駄が無い事に、女性門下生も、驚きの表情

女性門下生1:凄いですね。此処まで出来ると言う事は、辿り着いて来た道

さすがは、去年のエクストリーム王者ですね。私も、真剣にならないと。

女性門下生2:本当ですね、コーチにも、椎名さんにも、無駄な動きが無いです。

お互いに、技を競い合っていますね。スピードも、同じくらいですからね。

こうして、5分の練習試合を終えて、後藤と楓は、引き分けによって勝負を終えた。

後藤:楓さん、驚きのスピードですね。腕十字がこんなに早く、来るとは思わなかった

楓:いいえ。後藤さんの、スピードには叶わないです。すぐに外れてしまったので。

まだまだ、実力が足りないです。もっと練習して、上手く決められる様に。頑張ります。

 

次回予告
楓の真剣な眼差しは、真剣だった。見えた物は、確実と言う実感。そして、修一は

NEXT 我道驀進

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

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