小説 IN SIDE WATCH

第 49 話 魂と拳のスパーリング

眠りに付いた、修一は。CRAZY 宗と一緒に、練習する為に、CRAZYジムに

泊まる事になった。そして今日は平日なのだが、食事をしていた、女性が、表に立って

感じた事があった。それは、登校する生徒が誰も通っていなかった。何故に通らないのか

修一も学生だった。で、生徒が1人私服で通っていたので、何気なく聞いてみた

女性:ね、今日学校は休みなの?学生さんが少ないようだけど・・・・。

男子生徒:そうなのですよ。今日は全校で、風邪を引いてしまって、学校閉鎖になって

ほとんどの学校が休みなのですよ。だから、今から病院に行くのです。

女性:そうだったの・・・じゃあ、ごめんなさい・・・・引き止めてしまって。

男子生徒:いえ、お気使いありがとうございます。では、これで失礼します。

学校が、全校で、学校閉鎖になってしまっていた。今年の風邪は、かなり酷いらしい

女性:今年の風邪は、随分酷いわね。黒田も、風邪を引かない様にしてくれれば良いけど

一方、楓は、朝早くから、ランニングに励んでいた。どうしても、エクストリームに

出場したいその気持ちが、感情に出てしまっていて、何もしないでは行けないと。

楓:はっはっはっ。朝早くから結構走っているけど、今日は、学生の姿が全然無いわ。

今年の風邪がまた酷くなっているのかしら。去年は私もかかって、酷い目あったけど

今年も、この時期になったのね。12月。エクストリームの大会。去年の王者。私

今年の出場はもう無いのかな・・・・ダメ。こんな弱気では、エクストリームに立てない

そうだわ、後藤さんのジムに行って、練習でもして行こう。あら、同じクラスの生徒だわ

女子生徒:あ、椎名さん。おはようございます。今日は学校閉鎖ですよ。

楓:学校閉鎖。やっぱり風邪が多いのね。去年と同じように。全般的に学校閉鎖が

頻繁的に広がっているわね。私は平気だけど、貴女は大丈夫?

女子生徒:私は、大丈夫ですけど。友達が風邪を引いてしまって、高熱で寝込んでいます

これから、お見舞いに行くのですよ。椎名さんも、気をつけて下さいね。

楓:解ったわ。では、気をつけてね。私も、行く所があるから、また、明日ね。

そう言って、言葉を交わして、2人は別れた。そして、楓は後藤のジムへ急いだ

楓:此処ね。後藤さんが言っていたジム。闘龍門。さすがに格闘家のジムね。

おはようございます。どなたかいらっしゃいますか?

後藤:はいはい。おお。これは楓さんですね。修一君が言っていた。椎名 楓さん

エクストリームの去年の王者。さすがに、朝からトレーニングとは、素晴らしいです

どうぞ、お入り下さい。今から丁度、トレーニングをする所でしたから

楓:お邪魔致します。そして、よろしくお願い致します。後藤さん。

初めてのジムを訪れた楓。緊張感は最大限まで達していた。己の強さを高める為に。今は

何の迷いは無かった。エクストリームまであと4日。今週の金曜日が開催である。

後藤:では、楓さん。練習に入りましょう。遠慮なく真剣にぶつけて来て下さい

楓:後藤さん。遠慮なく行かせて頂きます!

こうして、2人の練習が始まった。白熱する楓には汗が流れる。それを見届ける後藤

エクストリームまで、あと4日の間で、出場が出来るかどうかは、楓の実力次第

後藤:どうしたのですか?もう疲れましたか??少し休みますか??

楓:後藤さん、まだ続けます!あと4日しかないのです。私、出場したいです。

今年の、エクストリームの舞台に。絶対に。此処で挫ける訳には行きません。

後藤:よし、解りました。遠慮なく全力を出して来て下さい。実力全てを


次回予告
エクストリームまで、あと4日。真剣な練習がまだ続く。楓の先に見える物は

NEXT 格闘技の眼差し

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

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