小説 IN SIDE WATCH

第 37 話 トライアングル・フレンド 後編

楓と美紀の2人は、食事を作るために、起きてから食事の準備に取り掛かった

時間はお昼になっていたけど、2人で協力して、食事を完成させて

修一を起こす所だった。眠りについていた、修一の表情を見ていたら

私たちの為に、頑張っているのだなと、改めて感じる事が出来た。2人が思う気持ちとは

美紀:修さんは、学園の中でも、いつも真剣に取り組んでいるから

クラスから、慕われる事が多いのよね。だから、人から好かれるのも無理はないと思うわ。

楓:そうですね、確かに・・・先輩はいつも身の回りの事を、良く見ていますから

人付き合いが良く、誰とでも仲良くなれるのが凄いですよね。羨ましいです

2人にとっては、修一は、感心できる存在でもあった。消してこれが「悪い事」ではなく

「良い事」で表現している事は、間違いない。人は「善と悪」が交差しますから

人との付き合い方では、性格が変わる事も多くはないです。しかし、悪人と付き合って

変わる事もあります。人付き合いも大切ですけど、良い人ほど騙されやすいと言います

美紀:修さんと、一緒に居ると、安心できるのです。「暖かい光」に包まれている

そんな感じがするのですよね。だから、人付き合いが、上手く出来るのだなと

楓:そうですよね。先輩みたいに、良い人ってそんなに居ないですよね。

全員が全員、良い人とは言えないですからね。私も、見習いたい事が沢山ありますね

人の優しさに、思いやる心、「自分を大切にするから」、「他人にも優しくなれる」

先輩の口癖でした。そんな先輩に、私も惹かれて今まで、ずっと気持ちが言えなくて

先輩には、凄く感謝しています。これからも、ずっと一緒に過ごして行きたいです

2人の会話は、修一の話で一杯だった。これほどに良い奴だと感じる事は

恐らく普通の人では出来ない事でしょうね。皆さんも、人付き合いは

「言葉1つ」で変わりますからね。「言葉の使い方」も充分に気をつけましょうね。

楓:河合先輩、そろそろ、新田先輩を起こしませんか?

朝御飯が、お昼ご飯になって行きますね。このままでは。冷めてしまいますよ。

美紀:そうね、じゃあ修さんを起こしますかね。私が起こして来ますわ。

美紀が、修一を起こしに行った。そして、美紀が修一を、優しい声で修一を起こす

美紀:修さん、起きて♪ご飯が出来ましたよ。早くしないと冷めてしまいますよ

美紀が修一を起こすと、修一が目を覚ました。かなり寝ぼけている様な感じだった

修一:う〜〜〜〜ん。もう朝になったのね。寝たのも、朝だったけどね。

あ、美紀さん。おはよう。起こしに来てくれたのね。ありがとう

美紀:修さん、おはよう。良く眠っていましたよ。昨日は疲れたでしょう?

早く食事にしましょう。楓ちゃんが待っていますよ。

修一:そうですね。では、行きますかね。と、その前に。

キッチンへ向かおうとした、美紀の手をギュッと握って、修一の目を向かせた。

美紀:修さん・・・・・どうしたのです?あ。ん・・・・・

修一は、優しい口付けを、美紀と交わした。お互いの気持ちを確かめる為だった

修一:「優しい口付けは」、「嘘を付けない」、美紀さん。さ、行きましょう

美紀:修さん・・・・・優しい口付け・・・・・嘘着かないよ・・・・・私。

修一と、美紀はキッチンへと足が運んだ。楓が待っていた。

楓:おはようございます。先輩。食事が冷めてしますよ。早く食べましょう

河合先輩と、協力して一緒に作りましたから、沢山出来ましたけど

修一:おはよう、楓ちゃん。早速食事にしますかね。しかし、凄い事になったな

こんなに沢山作って、でも、昨日もこのくらいだったな♪

美紀:一緒に作っていたら、沢山作り過ぎてしまって。でも、このくらいなら

何とかなりますよ。3人で食べますから。沢山食べて下さいね

こうして、3人の食事が始まった。仲良し3人組の絆が再び甦り。そんな感じですね

3人:いただきます♪

修一:美紀さんに、楓ちゃん、良く眠れたかな?俺は1時間くらいしか寝てないから

美紀:修さんのおかげで、ゆっくり眠りに着かせてもらいましたよ。

楓:私も、3時間くらいしか寝てないですけど、先輩に比べたら、眠っていますね

3人は、夜の出来事を終えた後だったから、余り睡眠を取っていない。

今日は日曜日で、学校も休み。のんびりとした休日。時間は12時15分だった

修一:そうか、じゃあ余り、眠りに着いてないようですね。今日は学校も休みだから

この後、少し眠りに着いた方が良いかも知れませんね。まだ、疲れているでしょう?

美紀:そうですね。まだ少し疲れが・・・・・修さんに、疲れる事ばかりさせているから

楓:まだ、眠いですよね。みんなで、今日は眠って過ごしませんか?

修一:今日は、それで行きますかね。時には休日も必要だね。

今日の休日は、ゆっくり休む事になった。3人に取っては、珍しい光景を目の前にする

3人の絆の物語は、まだまだ続きますね。

 

次回予告
3人は、眠って過ごす事になった。眠りに着いた3人。思い出は刻み込まれる。

NEXT 理想の恋人

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

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