小説 IN SIDE WATCH

第 36 話 トライアングル・フレンド 中編

長い1日に幕を終えて、疲れてしまった3人は、眠りに着いた。翌朝になって

楓と、美紀が目を覚ました。2人で色々な事を話して、朝食を作る事になった

そして、2人は、キッチンへと足が運んだ。そこで見たのは、疲れて眠っている

修一の姿があった。眠いに着いた修一は、安心した表情で、眠りについていた。

美紀:朝食を作るのなんて、何日ぶりかしら♪自宅に居る時は毎日居る様に

作っていたわ。恋人に作ってあげるのも、大変だったけど。今では懐かしいわ

楓:先輩。恋人さんに、朝食を作ってあげていたのですか?それは、初耳です

私なんて、1回も恋人に作ってあげた事がないです。先輩が羨ましいです。

でも、先輩みたいに、料理の出来る人を尊敬します。私なんて不器用ですから

何も出来ないから、羨ましく思います。先輩のような人が、新田先輩にお似合いですね

美紀:そんな事無いわよ、楓ちゃん。私も何度も、挫けそうになった事もあったわ

でも、やっているうちに、自分は出来る様になりたいと、真剣に願って作っていたの

そうやっているうちに、料理に味とかも変わってきたの。それが嬉しかった事もあった

楓:先輩も、色々苦労しているのですね。私なんて3日坊主ですから。

すぐに諦めてしまいますから、ダメですね。

でも、先輩を見ていると、また頑張れそうな気がします

新田先輩にも、言われました。トーナメントには出場できるよ。良い成績を残そうって

この励ましの言葉に、私今回、凄く胸を打たれました。まだ、やれるって

2人の会話は、明るく・楽しく・面白く展開して行った。仲良くなると言うのは

人に思いやりを、こう言う言葉もあります。自分を大切にするから、他人にも

優しくなれる。性格を変えて、悪になるよりはよっぽどマシだと。その通りですね

美紀:お味噌汁の時は、味が決めてですからね。削り節を使うのも、味が良くなる事

お母さんが、よく教えてくれていたから。その味が引き継がれているのね

楓:先輩のお母さんは、良い人ですね。料理が好きだったのでしょうね。きっと

私のお母さんも、料理は上手です。本当に家庭的な味で素朴で、おばあちゃんの味って

感じがして、懐かしさを感じます。味は引き継がれるのだなって。

家庭的な味というのも、良い響きですよね。私も実際に、作る事が多いのですけど

上手く行かなくて、投げ出してしまう事が多いですね。研究をして、味を編み出す

これも伝統になって行くのですよね。親から子へ、子から子孫へ。引き継がれます

楓:先輩。この野菜炒めの味、見て頂けませんか?何か自信なくて・・・・。

美紀:楓ちゃんの味付けね。どれどれ♪・・・・・・味噌と酢で酢味噌ね

良い味が出ていますわよ。凄く美味しい♪これ、ドレッシングにしても良いですわね

楓:先輩、嬉しいです。そう言ってくれるなんて。

美紀:楓ちゃん、もしかして、私よりも、料理の才能あるのではないかしらね♪

そうなったら、修さん苦労しなくて良いわね。私も、浮かれていられないわね

楓:先輩の実力には、及ばないですよ。でも、頑張ってみます

こうして、朝食が出来上がった。ご飯に・お味噌汁・野菜の酢味噌炒め・野菜サラダ

朝食には、ぴったりの食事が出来上がった。2人で協力して、作った朝食

腕をかけた食事に、美紀と楓は、修一と一緒に食す事になった。

 

次回予告
朝食の準備が整った。昨日の事で話す事は間違いないと思う。3人の思いの絆再臨

NEXT トライアングル・フレンド 後編

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

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