小説 IN SIDE WATCH

第 24 話 美樹の真実

修一・楓・美樹の3人は食事の晩餐の状態に浸っていた。しかし、この語られる

美樹の言葉に、修一と楓は注目していた。その内容は、一体何なのか?気になる

修一:良いですよ、いつでも話してくれて構わないですよ。

楓:私も良いですよ。先輩遠慮なく話してください。

美樹:今日の朝、デートの時間に待ち合わせをしていたのです。

彼は、30分くらい遅れて来たのですけど。そのときの様子が可笑しくて。

話しても、何も答えてくれないのです。私が何回聞いても。話してくれないのです

修一:なるほどですね。でも、それは今に始まった事ですか?美樹さん???

楓:そう言われると、そうですよね。これまでにも何度かあったのですか???

美樹:いえ、今回が初めてです。こんな事は滅多に無かったので。私の方が

気になってしまって。普段は色々話してくれるのですけど、今回はちょっと違ったので

それで、相談して何か、答えが出ればと思ったのです。

美樹に考え事は、彼氏とのやり取りの事だった。普段は色々話してくれるけど

何も話してくれなくなった事に、戸惑いがかかっていた。

修一:その前以前に、何かこれと言って可笑しい事はなかったですか???

美樹:いえ、これと言って可笑しい事は無かったですけど、

時々態度が違って来る事はありましたけど。

それは、気にして無かったです。

でも、こんな事になって、私が嫌になったのかと。正直考えてしまいます。

楓:先輩、可愛そうです。新田先輩、この場合どうしたら良いのですか???

修一:その人の、考え方にも寄りますからね。下手に口を出すと、返ってトラブルの

元になりますからね。注意して動かないと、手が出なくなりますからね。楓ちゃん

楓:そうなのですか。でも、河合先輩も、大変なのですね。色々と。

修一と楓が心配している中、美樹の苦悶の表情は、隠しきれなかった。

今までに無い事が起きたら、不安も出て来るでしょう。

美樹:修さん。男の人って言うのは、綺麗な女性を見ると、心が変わるのですか???

修一:解らないですね。でも、それが本当ならば、浮気ですよ。それは。

楓:それ、絶対に許せないです。浮気って、好きな人が居るのに、そんな事

美樹:私も、そう願っています。でも、私を見る時の目は

もう、瞳の中に無いのかと・・・・。思ってしまって・・・・。

楓:河合先輩。何とかしてあげたいですけど、私では、何も出来ないので・・・。

美樹の瞳に、涙が移った。普段は見せない、涙を修一と楓は見届けた。

とても、辛い事になっている事には変わりは無かった。

楓:先輩、泣かないで下さい。動かないで下さいね。危ないですから。

楓は、自分が持っていた、ハンカチで、美樹の涙をそっと拭いてあげた。

美樹:ありがとう。楓ちゃん。もう・・・・大丈夫だから。

修一:今日は、泊まって行って下さい。俺の方から、連絡して置きますから。

美樹:修さん。ごめんなさい。迷惑をかけて。

次回予告
美樹の悩みは、打ち明けられた。この思いを背負って、夜更けに何かが起きる

NEXT 静かな夜更け

それでは、次回をお楽しみに♪眠りについて!待機せよ!!

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