小説 IN SIDE WATCH

第 17 話  厳しかった日々の記憶 後編

厳しい環境の中で、練習をする、修一。それをじっと、見届ける後藤。

この練習の成果は、月日が流れ、雷門トーナメント1日前へと。過ぎて行った

修一:この時の俺は、がむしゃらになっていた。熱くなる事で、真剣になれる。

でも、怪我をしたら、トーナメントは、出場は破棄されるから、絶対出来なかった

楓:先輩も、色々な形で苦労をしてきたのですね。私も、かなりの練習を

やっていましたから、気持ちが解ります。決して無駄にしたくない。負けたくない

そんな気持ちだけで一杯でした。でも、私も去年は、優勝していますから。

今年も、夢に向かって、走って行きたいです。で、先輩その後はどうなったのですか?

修一:その後は、雷門トーナメント1日前の事だった。

後藤:新田君。あれから3ヶ月。暑い中も寒い中を、良くこの試練に着いて来れたね

修一:それは、コーチの教えが良いからですよ!こんなに真剣になったのは

生まれて初めてですよ!!でも、最初の頃は、筋肉痛が酷く、投げ出してしまいそうで

もう、ダメかなと思いました。でも、コーチが真剣になっているのに

こんな事では、諦めたくないって。そう思いました。

後藤:そうか。でも、その試練を潜り抜けた結果。新田君だけが、雷門トーナメントの

出場が決定したよ。良く頑張った!!明日は、良い成績を残して来いよ!!!

修一:今までの苦労を、無駄にしないように、明日は真剣に頑張ってきます!!!

固い決意が、2人を熱くさせた。そして気になる、雷門トーナメントの開幕だった

修一は、初めて味わう、ワン・デイ・トーナメントの過酷さをこの時初めて知った

修一は、勝ちあがり、決勝戦へと上がった。残すはあと1つ、優勝まで

修一:この時の、俺はね、傷だらけだった、足なんて、もう、腫れ上がってばかりで

痛いけど、我慢して上がって来た。後1つだったからね。

楓:その痛み、今でも感じるのですか?冬とかになると???

修一:すこしね。でも、だいぶ良いよ。1年前の時は、もう、酷くて痛くて。

そして、気になる決勝戦。俺は、もう負ける物かの意味で、無意識になっていたけどね

リングアナ:それでは、ただいまより!本日のメインイベント!!

雷門トーナメント2007 優勝決定戦を行います!!!

青コーナー!170cm70kg! 美坂 陽一!!

実況:勝ち残った!コークスクリューの使い手!美坂 陽一です

赤コーナー!171cm71kg 新田 修一!!

実況:最強のハイキック炸裂か!!目指すは優勝!新田 修一です

この試合は、3分3ラウンド制 延長1ラウンドで行われます

実況:DEAD OR ALIVEにつなげるのは、美坂か!それとも新田か!!

禁断の試合が、始まった。1ラウンドでは、美坂のコークスクリューブローが

修一の顔面を激痛にヒット!!続く、第2ラウンドでは、修一の重い蹴りが炸裂

お互いに譲らない、戦いになった!そして運命の最終ラウンド!!!

リングアナ:ラウンド 3!ラストラウンド!!3ラウンド目が始まった。ゴングがなる

修一;ダメだ、足が着いていかない。負けてしまう。でも此処で負ける訳には!!

美坂が、コークスクリューを狙っている、接近戦で向かって来た

修一:チャンス!!今だ!!この一撃に賭ける!!!

実況:おっと!!新田選手の、必殺の最強ハイキック!!美坂選手の顔面を強打!!

美坂はダウンした。カウントを取られる。

レフェリー:1・2・3・4・5・6・7・8 ノックアウト!!!

美坂は立つ所か、テクニカルノックアウトで、敗れてしまった。

リングアナ:ただいまの試合!3ラウンド 1分10秒!新田 修一選手の

TKO勝ちです!これにより、雷門トーナメント 2007の優勝者は

新田 修一選手と決定致しました!!!皆様!両選手に、大きな拍手をお願いします!

会場は、歓喜の声と拍手で、会場を盛り上がらせた!!!長い1日が終わった。

 

次回予告
修一の、記憶は話された。楓は、どの様に見ていただろうか?その結果は

NEXT 目指す物と大切な物

それでは、次回をお楽しみに♪眠りについて!待機せよ!!

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