小説 IN SIDE WATCH

第 14 話 懐かしい再会

公園で、見かけた1人の男に、楓が、気が付いた。見た事がるような気がする。

一体、何者だろうか??

修一:見た感じ、スポーツマンだな。しかし、足が速いな。俺では追いつけない。

楓:確かに、足が速いですね。風を切る様にして走っているような気がします。

男は、風を切る様に、公園を軽く走っている。そして、修一と楓に気が付いた。

???:おお!誰かと思えば懐かしいな!!新田 修一!俺のこと忘れたか???

フルネームで、名を呼んで来た事に、驚きがかかる修一。一体誰なのか?そして見た時

修一:ああ!!後藤さん!!!お久し振りです。お元気そうですね。相変わらず

後藤:そう簡単には、休んではいられないよ。あれから、もう1年か。懐かしいな!!

修一と楓の前に、現れたのは後藤 純一。1年前、修一を鍛え上げた

トレーニング・ジムの館長をしている。外国に渡って、数々のタイトルを

奪取するなどで、人気を誇る。40代の男、練習は厳しいけど、真剣に育てる事で有名

後藤:懐かしいな。本当に、新田が、今度のDEAD OR ALIVEに出ると聞いて

正直驚いたよ。でも、凄いな本当に、新田も大きく成長したな!!嬉しいぞ

修一:そんな事無いですよ。1年前、弱気になっていた俺を、1から鍛えてくれた

恩人ですからね、忘れもしないですよ、あの時の出来事は、どんなに厳しくても

それに耐えろ!!って、言われ続けた毎日が、良い結果を残してくれたと感謝しています

後藤:お前は、真剣だったからな〜。五月蝿く言っても、根を上げる様な

人間ではなかった。そう言う所に、俺は目を付けたのよ。新田。そちらの女性の方は?

修一:うちの学校の、今年入学して来た、椎名 楓ちゃんです。総合格闘技

エクストリームの現王者ですよ。こちらは、俺の恩人で、後藤 純一さんです

楓:椎名 楓と、申します。先輩が色々お世話になっています。

後藤:礼儀正しい女性ですね。新田の恋人には勿体無いな。違ったかな???

そう言うと、楓の顔が赤くなった。修一も一瞬の焦りがあった

修一:恋人って、そうですね。俺には勿体無いですよ、本当。でも、良い子ですよ。

楓:そんな事ないですよ。先輩。私は、先輩を尊敬していますから。

後藤:良かったな、新田。後輩に好かれる事は良い事だぞ。大事にしてやれよ

じゃ、俺はもう少し走って、そのまま帰るわ。俺で良かったら、練習相手になるぞ!!

修一:解りました。では、その時はお相手をお願いしますね。気をつけて

楓:あの、お身体に気をつけて下さい。とても、嬉しかったです。

後藤:ありがとう!2人で一緒に来ると良い。一緒に練習しよう!その時は。それじゃ

そう言って、後藤は、公園を走って、2人のそばを後にした。

楓:先輩、良い人に、巡り合っていますね。何か、凄く感動的になってしまいます。

修一:そうかい?思い出す事、1年前だったな、後藤さんと出逢ったのは。懐かしいな

楓:先輩。良かったら、話を聞かせて頂けませんか?興味があるのです。

修一:格闘好きの、楓ちゃんには叶わないな。良いよ、話してあげるよ。

次回予告
修一と後藤の懐かしい思い出話を語る、修一。新しい発展へと結びつけるか???

NEXT 厳しかった日々の記憶

それでは、次回をお楽しみに。眠りについて!待機せよ!!

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