小説 IN SIDE WATCH

第 12 話 楓と修一の休日

真夜中の看病が終わり、色々な話に耳を傾け、夜が明けた。そして、2人は昼食の時間に

一緒に、食べる事になった。初めての光景に、修一は少し緊張が見えた。

修一:楓ちゃんと、昼食を取るなんて、まるで、夢を見ているみたいだよ。

いつもは1人で食べているからね〜。ちょっと緊張するよ。

楓:そうですか?私を見て、そんなに緊張しますか??先輩。私は・・・・。

お互いに緊張している半面。楽しい事が思い浮かんでくる、それだけに、学校生活では

味わえない、プライベートの時間だと言う事は、お互いが知っているからである

修一:どうですか?俺の手作りは???お口に合いますかね????

楓:ええ♪とっても美味しいですよ♪先輩、お料理が得意なのですね♪♪感心します

楓は素直に、物事をはっきりさせてくる。ひなたも影も無い、純粋な女性だ

修一:そう言って、貰えると嬉しいですよ。ささ、遠慮なく、どうぞ食べて下さいな。

修一と楓の昼食は、雰囲気を一転するくらいの、楽しい昼食となった。

修一:しかし、楓ちゃんは、1人っ子なのかな??妹さんとかは居ないのかな????

楓:私は、1人っ子なのです。姉も妹も、兄弟も居ません。だから、いつも1人です

修一は、楓にそう聞くと、1人と言うのは、女性にとってはとても不安に感じる事と

そう感じさせられた。修一の場合は、男だからそんなには無いだろうけど

人それぞれの考え方によっては、孤独と言う恐怖心を編み出す事も、過言ではない

修一:そうだったのですね。では、ご両親が出張とかで出かけた時も、ずっと1人で

楓:はい、私1人なのです。そばに誰も居ないので、気ままにやれると言うか・・・・。

何と言うか・・・・。でも、もう慣れましたから。

楓は、明るい性格だから、あたりをいつも明るくする。そんな雰囲気がある

修一:そうなのですね。俺も、今はこうして1人で暮らしていますけど。やっぱり家族は

良いものですよ。何と言うのかな、こう絆があるって感じで。感動しますよ

楓:そうですね。確かに、親子の絆は強いと言いますけど。やっぱりそうなのですね。

お互いの意見が、一致するのも、これも話す相手に気が合うからこそである

言わば、阿吽の呼吸とは、ちょっと違うけど。似たような感覚であった

修一:今日は学校も、休み。何か、思いっきり身体を動かしたいですね。

楓:そうですね。眠っていたので、少し身体を動かしたいですね。天気が良いので

一緒に、散歩でもしませんか?緑を見ていると、気分転換になりますから。

修一と楓は、身体を動かす為に、天気が良いので、気分転換をする事になった。

外は、快晴。非情に良い天気。出かけるには持って来いの状態。

修一:さて、では、洗い物でもしますかね。食事も済んだから、早く洗ってしまおう。

楓:先輩、私手伝いますよ。家で家事もやっているので、こう言うの好きです。

修一と楓は、一緒に家事をする事に。何かを予感させるような感じがする。

修一:すいませんね、楓ちゃんに手伝ってもらって。申し訳ないです

楓:先輩。気にしなくて大丈夫ですよ。もしかして、気を使っています???

修一は、嘘は付けない方なので、その辺も正確に答えてしまう。

修:ええ、それは。気を使いますよ。女性ですからね。

楓:先輩に、助けてもらった分。お返しは返して置かないと行けませんので。

そこに1本の電話が、かかって来た

修一;おっと、電話だ。誰だろうな〜〜〜〜。がちゃ!はい。もしもし新田です

楓の母:ああ、新田さん。楓の母です。そちらに楓は、行ってないでしょうか???

修一:ええ。着ています。ちょっとお待ち下さいね。楓ちゃん、お母さんから電話です。

楓:お母さんから♪もしもし、お母さん。昨日ね・・・・。ちょっと

楓は、昨日の事を楓の両親に話して聞かせた。

楓の母:そうだったの。楓、身体に気をつけるのよ。私たちも早く帰るから

楓:うん、解った。じゃ、気をつけて。先輩によろしく伝えて置きますね。

ガチャ。と、電話を切った

楓:すいません。お母さんが、お礼を言っていました。お世話になりましたって。

修一:そうですか。でも、楓ちゃんも余り無理はしないで下さいね。

お互いが気遣う事で、友情に絆が生まれる。これも新しい発展ですね

次回予告
さ!出かけよう!!天気に良い日は勿体無い!!散歩の途中で見かけた1人の男性

NEXT 羽を伸ばそう、気分転換

それでは、次回をおたのしみに。眠りについて!待機せよ!!

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