楓の看病が無事に終わり。楓は、目覚めた。楓の記憶には悲しい記憶が戻った・・・。
修一は、この状況を以下に把握して、楓の心を癒す事が出来るのだろうか???
修一:楓ちゃん。大丈夫?目が覚めて起きて・・・。心配したのだから・・・。
楓:先輩・・・・。大丈夫です。ずっと、私の看病を?私、悪い夢を見ていました。
過去にあった事が、再現されて、夢になって戻ってきたのです・・・・。
修一:その、過去何があったかは解らないけど?そんなに危険な事だったのかな???
俺で良かったら、その内容を、詳しい事を話してくれるかな?無理はしなくて良いよ。
修一は、楓にそういって言葉を返した。楓は、次の瞬間、修一に言葉を返した
楓:これは、去年の10月の事です。エクストリームの出場が決定して、帰っていた時です
私は、知らない男の人に襲われたのです。そして、助けてくれた人は、格闘家の方です
師弟同士で、やっていたのですけど、その人は師を裏切り、他の人と組んでいたのです
裏切られた、私を救ってくれた人は・・・・・私に、最後の言葉を残して・・・・・。
修一:亡くなった訳ですね。きっと、自分が許せなかったのでしょうね。裏切りの行為
決して、許せる事では、無いですよ。俺でも、許せないですよ。そんな事は。
楓:夢になって、悪夢となるかは、私自身の問題です。先輩に話しかったのは、これが
本当です。相談事ではなく。どうしたら、自分の過去に終止を打ちたいです・・・・。
楓は、亡くなった、その方の恩を返す意味でも、自分がどうすれば過去を断ち切れるか?
その思いが、強く伝わって来た修一。そして、修一の出す言葉とは???
修一:その人に、恩を返したいのね?楓ちゃん。2008年のエクストリーム出場は
まだ、欠場が決まった訳では、無いでしょ?まだ、結果が出てないと思うけど。
楓:確かに、先輩の言うとおり、あと少しだけ時間があります。練習の成果では・・・
欠場って事も、確実にあります。私、此処で落ちたくないです・・・・・。でも・・・
声に自信が無くなって来た、楓。練習を積んで、2008年のエクストリームGPに
どうしても、出場したい。その気持ちは変わらなかった。そうでなければ、修一に
私と、一緒に練習して欲しいのです!この言葉は無かったと思う。
修一:楓ちゃん。元気出して、まだ、終わってないのだから。今まで、やって来たのに
これで、終わってしまうのは、俺は、納得できないですね。そんなに弱くないでしょ?
楓が思う気持ちが、強すぎる。けど、前回の優勝者たる者、欠場を簡単には諦めたくない
楓は、1つの決心を付け、覚悟を決めて、こう言葉を放った
楓:先輩!私!やります!!どんなに辛くても、傷だらけになっても構いません
修一:さすがは、現エクストリームの王者!それでこそ、楓ちゃんですよ♪
練習環境は、厳しいですけど。今年の、エクストリームの出場に向けて、頑張ろう!
楓:先輩、ありがとう♪とても、嬉しいです。その言葉、私の心の中に、残りますよ
お互いの、気持ちが交差した。お互いに、格闘精神が強い。負けたくないその思いが
2人を結びつけた絆であろうか。この先は、厳しい環境での練習に。2人立ち向かう
修一:でも、楓ちゃんが、そんな凄い表情で言葉を言ってくるのは珍しいね♪
楓:だって、先輩が・・・・。真剣にさせてくるから・・・。(照)
もしかしてと言う、困惑に、修一が戸惑った。言葉には出来ないけど、きっと
(修一:もしかして、楓ちゃん。俺の事を???気のせいかな・・・・。)
時間は、早朝の5時、今日は学校が休み。眠りたくても、眠れない、修一と楓。
楓:先輩、もう少し、話に付き合ってくれますか?眠れなくて・・・・。
修一:ああ、大丈夫よ。眠っていたから、きっと、眠れなくなったのね。
楓は、修一を恋人したいと言う気持ちで見ているのか?それとも、何か他に???
次回予告
全てを打ち明けた楓。先に待つのは、己のプライドをかけた出場の権利
休日の日々。2人はどのように過ごすか。そして・・・・。
NEXT お互いの気持ち 後編
それでは、次回をお楽しみに!眠りについて待機せよ!!