Java Quick Starter (JQS) とは ?JQS を実行する利点は何ですか ?

このトピックは、次の製品に当てはまります。:


Java Quick Starter (JQS) は、Java アプレットと Java アプリケーションの初期起動時間を改善します。この機能は、当初 Java SE 6 update 10 (6u10) に搭載されていましたが、今後のすべてのリリースに搭載される予定です。

JQS は Windows XP および Windows 2000 オペレーティングシステムでは、デフォルトで有効に設定されます。Windows Vista の場合は、独自のプリロード機構が組み込まれているので、この機能は必要ありません。JQS の実行中は、各プログラムがすばやく起動できるように、jqs.exe というプロセスがバックグラウンドで稼働します。jqs.exe は Windows を再起動したあとに読み込まれます。JQS と jqs.exe プロセスを無効にする手順については、下記を参照してください。

JQS は、もっとも使用される Java ファイルの一部を定期的に メモリーに (RAM の消費量が 20M バイトを超えない範囲で) プリフェッチする ことで、起動時のパフォーマンスを改善します。これにより、Java が起動するときにディスクへの入出力がかなり減るため、起動が格段に速くなります。

注: JQS サービスは実行時検査を実行しますが、ノートパソコンの場合は、バッテリで駆動し始めると実行時検査が停止します。再度電源コードをノートパソコンに差し込むと JQS サービスが再開します。これは、JQS のパフォーマンスがシステム構成全体に大きく依存するためです。

Java Quick Starter を無効にする手順

  1. 「スタート」をクリックします。
  2. 「コントロールパネル」をクリックします。
  3. 「Java コントロールパネル」のアイコンをダブルクリックします。
  4. 「Java コントロールパネル」の「詳細」ダブをクリックします。
  5. 「その他」まで移動し、ツリーを展開します。
  6. 「Java Quick Starter」のチェックボックスをオフにします。
  7. 「了解」をクリックし、コンピュータを再起動します。