2009/5/6 蔦島ツーリング        麻生 裕行

2009年はじめてのカヤックを漕ぐ、ここ数年カヤックを漕ぐことはなかったが、近所の加藤さんがカヤックをはじめたいということで私が以前使用したカヤックを取り寄せ加藤さんに差し上げた。私も2年ぶりのカヤックなので倉庫に保管している艇を出してみた。 そこにあったシースポツーリングはほこりだらけ、ゴムコードは伸びきっている、またラダーのメッキが倉庫のコンクリートのせいで変形、ラダーもききそうにない。とりあえず洗って明日の準備にかかる、食器やカップ、フライパンを洗いガスコンロの点火確認、コンロは活きよく点火してくれた。

9:20佐賀関白木浜到着、今日は連休も最後、堤防に多くの釣り人が上がっている、今日のメンバー大西さんが赤いボルボで登場、彼も2年ぶりのカヤックである、各自荷物を降ろして出航準備。今日生まれてはじめて漕ぐ加藤さんにパドリングと方向転換をレクチュアーして出航、白木浜から蔦島まで直線コースで2Km、30分も漕げば充分に着ける距離である。島の西から島を一周して上陸の予定で漕ぐ予定であったが途中から風がでてきた、波ウサギが大きくなり初心者の加藤さんが気になる。彼もなんとか遅れないように漕ぐがカヤックが重くしかもなれないためだいぶ苦労している、「カヤックの方向変えて!横から波受けると沈するよ」私と大西さんがたがいに声をかけてはげます。風のうねりが高いので島への進路を東にとり波を斜め後ろからうけるように進む。途中で漁船が沖から港をめざして帰ってくる。風の波と漁船の引き波で三角波のようになりカヤックのか左右によれる。加藤さんにとりあえず波より早く漕ぐようにアドバイスをおくる。

三人とも波と引き波と格闘しながらどうにか島の南に回りこめた。暗岩をよけながら蔦島を一周しょうと島の東側を回ったが北からの風が強く島をまわるのをあきらめて南の海岸にカタックを上げる。しばらく海岸を散策する。大西さんが今日は焚き火で焼きそばするそうである。私と加藤さんで焚き火用の流木を集める。ここは陸に近いのですぐに薪は集まった。私はガスコンロで鳥肉に塩、胡椒とローズマリーをからませてバターで焼く、途中で白ワインで蒸して終わり、あとはウィンナーのみ。バジルソースを付けてビールのつまみとする。大西さんが収穫したばかりのソラマメを持ってきたのでそれも焼いて食べる、新鮮でよい天気とロケーションば抜群である。大西さんの焼きそばと各自のおむすび本日の昼食とする、どの料理も大変においしい。食後はまた海岸散策、目的の流木は発見できなかったが生簀用の黒い浮きとな魚釣り用のウキを10本ばかり拾う。島でゆっくりしながら世間の現実的ないやな話になってしまった。暑いのでTシャツを脱いでいたらきっちり日焼けしてしまった。風もおさまったので蔦島を東から一周して帰ることにする。

13:30出艇、私と加藤さんはカヤックに生簀用の大きな浮をくくりつけて漕ぐ。先頭を大西さん次が私、最後が加藤さんの順番で漕ぐが加藤さんが島に近づきすぎである、大きな波がきたら岩にぶつかりそうである。帰りは30分かおそくても40分で帰れると思い漕ぐがなかなか進まない。私が一人遅れているのでむきになり漕ぐがカヤックが遅い。

振り向くと拾った浮が本来は浮いているはずなのにほとんど沈んである。ロープを引いてみると浮きが重い、浮の二箇所に傷がありそこから水が入ってしまい重くなっている。浮を捨てて帰るかと思ったがここまで漕いで投棄するのももったいないと思い、重い船足ながら漕ぐ、漕いでも漕いでもなかなか進まない。先頭の大西さんとは500m近くあいてしまった。幸いに漁船が少ないので少しは気がらくである。やっと白木の浜の堤防の釣り人が確認できるようになった。その時にはもう大西さんは到着して荷物を上げていた。堤防の釣人を良く見ると小、中学時代の同級生だ。「釣るんかえー?」「ぜんぜんダメャー、なんしょんのか」「今日蔦島までいってきたんやー等々」堤防と海上とでしばし話しをする。

2:30白木浜到着、先に到着した大西さんも加藤さんもカヤックを残し他の荷物はすでに車に運んでいた。やっとのことで私も到着。どうもどうも皆さんお疲れ様でした。
3:00各自カヤックを積んで帰宅準備、次回のツーリングは6月に高島ということで本日の蔦島ツーリングを終了した。


  

朝8:30に加藤さんか赤いエクストラムをキャリーに積んで来た、私は昨年普通車から軽動車にかえたためカヤックを詰めないので彼のボルボに積んで大分県佐賀関町に急ぐ、途中で水中カメラのフイルムを買うと24枚撮で580円とめちゃくちゃに高い、デジタル全盛でフイルム需要がないのでしかたない。