2010/05/2 津久見島ツーリング

麻生裕行

 今年に入ってはじめてのツーリングは高島の予定。参加メンバーは近くの住人の加藤さん、今回はじめてお会いする日高さん、是非参加したい大西さんである、安東さんは連休のもかかわらず宮崎の発生した牛の口蹄病対策で連休も仕事で参加できないそうである。

今回の2回目参加の加藤さんと数年前に始めたばかりの日高さん、で高島は大丈夫だろうか、佐賀関出身の大西さんもいることだし風さえなければ楽に行ける予定だ、しかし前日の昼に大西さんから連絡「すみません花壇の整理中にギックリ腰をやってしまいました、申し訳ありませんが今回は参加できません」まあしかたない今回は予定を変更して1年ぶりなのでビギナーコースの津久見島に予定変更する、どこから漕ぎ出すか大西さんと仕事で参加できない井上さんに確認したら黒島の横に人口海岸ができ駐車場、水道設備、トイレ完備ということでここからのスタートと決め日高さんに連絡を入れる。前日に加藤さん宅を訪問したら以前私が乗っていて穴あいたスペクトラムを再度補修してした、加藤さんはやはりエンジニアたいしたものだと関心。

私の自宅前で手前シースポツーリングとスペクトラム。

5月2日9:30加藤さんが我が家に迎えに来てくれた、私の車は軽なのでカヌー搬送は無理、今回も加藤さんの車に乗せ出発、途中昼用のウインナーを買う、奥さんが言うには「買うんやったらシャウエッセンでー」、ほかんはおいしくないから」奥さんの言うとおりにいつものシャウエッセンを買って黒島に向かう、一年ぶりに佐賀関に行くとトンネルが開通されてより便利になっていた。海岸の場所が分からなかったが井上さんの言う波型の防波堤を目印に探したら黒島の瀬渡しの横に波型防波堤を発見。海岸は小さいが黒島のすぐ前にあり駐車場、トイレ、洗面ときれいに整っていた、連休にしては人が少ないので少し拍子抜けする。長期予報では2日から5日の天候は曇りのち晴れであったが今日の天気は快晴、風もなく長潮 満潮09:48干潮16:24 本来の目的地の高島に行くには潮以外はベストタイミングのなのがくやしい。10:00すぎに到着してカヌーを下ろす。集合時間になり日高さんに連絡を入れるとちょうどお背の高いワゴン車の上に大きなカヌーを乗せて登場。

「遅くなってすみません、日高です、今日は誘っていただきありがとうございます」挨拶後「これどうやって乗たん?」等々話しながら彼のカヌーをおろす。カヤックはニュージーランドのSEA BEAR というメーカーらしいで中古艇をインタネットで購入したしたそうである。太くて長いイメージなので大きな波での操縦性はよさそうである。

 駐車場 奥が日高さんのシーベアー

 10:58出艇、すぐ前の黒島を回り津久見島をめざす1時間のツーリングである、今回2回目の加藤さんが遅れているが海上はベタ凪で危険性もないので先に進む、この黒島は50年近くも前に来たのが最初である、その時は島と岸がそうとうに離れていて、魚が良く釣れた記憶がある、その時にキャンプした場所を探しながら漕いでゆく。島を回っても加藤さんと日高さんが遅れているので彼らが来るまで遠くで釣りをしている船をめがけて釣り見物に漕いでゆく、プレジャーボートでは海岸で話をした親子が釣りをしていた、父親の竿が大きく曲がり必死にリールを巻いていた。「鯛や鯛やと親子で大騒ぎ、」子どもの「ヤッタヤット」を船の中を飛び跳ねて喜んでいた、何も釣れずに今日はじめての獲物が寒鯛(カンダイ)である約40センチのコブダイ、べら科の魚だ。写真と撮っていたら遅れていた日高さんも加藤さんも近くに来ていた。私は時間調整にここまで来たのだが彼らも興味が合ったらしい、コブダイではあるがまだ小さいのでコブは出ていなかった。津久見島まで1時間の予定がもう30分すぎている、これではあと1時間かかりそうである。三つ子島を右に見てゆっくり進む、遠くでフェリーが見える、臼杵に入港するフェリーだ、このまま漕ぐとフェリーの引き波に合うためゆっくり漕ぎはじめる。遠くの津久見島がなかなか近くに来ない、遠くに無垢島が二つ見える、その右に大島?保戸島?日高さんがあれは保戸島ですよと教えてくれた、保戸島にも渡ったが島と岸がえらい近いイメージがあったので疑ってしまった。フェリーがすぎていったので早く上陸して昼飯の準備をしようと漕ぎ始める。二人はまだ時間がかかりそうだ。


 お疲れの加藤さん。 全員到着

12:40津久見島上陸、上陸して島の変わりようにびっくりした。以前2〜3年前にきた時はまだ島には民宿の「月見荘」があり人も住んでいた、水道設備やトイレもあり島の前には釣り用の筏がロープでくくられて浮かんでいた。島の船着場に釣り人が一人寝転んでいた釣れないのだろう。島を回っていたら加藤さんと日高さんが漕いでいた、ふたりとも疲れた様子だ。二人が到着して早速昼飯の準備、その前に買ってきたシャウエッセンを焼きビールで乾杯「お疲れ様でした。」昼飯は以前の高島で重宝したボンカレーと携帯用ご飯をフライパンで沸かしたお湯にいれて待つこと15分、ボンカレーでも疲れとこのロケーションでは大変おいしい。日高さんのカヌーをはじめるきっかけや高島失敗の話、彼の以前の勤務先でハウスのメンバーの垂水さんに薦められたそである。臼杵で一人で漕いでいてもおもしろくなく、そんな時に復活した私のホームページにアクセスして今回のツーリングとなったのである。また加藤さんの子どもと同じ年でサッカー少年という共通点からお互いのサッカーチームの内容等話題で盛り上がった。島を発つまでのあいだ日高さんはカヌーに釣り竿をセットして釣りに、私と加藤さんはいつものようにツーリングの記念品探しに島内をまわる、今回もお互いに黒い浮きを見つける、その後はお昼寝タイム。

  右日高さん、左加藤さん

 少し寂しい昼食の様子。

カヌーに釣竿をセットして出発

 15:00帰りの準備もすませて津久見島をあとにする、焚き火もなし、調理もなしのためあとかたづけも簡単、ゴミとビールの空き缶を収納して帰る。加藤さんの奥さんが6時から車を使用するため遅くても17:00には海岸に着かないといけない、加藤さんが遅れている、聞くとどうしてもカヌーが右方向に流れるそうである、補修したシートの抵抗か荷物のバランスか漕ぎ方がまずいのか次回の課題にする。帰る途中で停泊している大きなタンカーを見学、レーダーも何も回っていないし人の気配もない、臼杵造船でまだ偽装中なのかもしれない、パドルでたたいてみてもドンドンと重い壁のように音がした。養殖筏の横で釣りをしていた人も釣れないとぼやいていた。今は潮止釣れるわけがない。やっと波型の防波堤が見えたあと少し、時間は16:50分到底加藤さんは17:00までは到着しない。

津久見島をあちにする。

私は早く到着して荷物を上げる、岸辺は地元のじいちゃん達がベンチに8人ほど集まって相撲の話をしている、海岸には家族ずれやアベックが楽しそうに遊んでいた。

17:20、日高さん、加藤さんが揃って到着、各自荷物を車に移動、大きな日高さんのカヌーを乗せて今日最後のタバコをいただく、私も加藤さんも職場と家では禁煙中のため津久見島でのタバコと今日最後のタバコをいただく。「今日はお疲れ様でした、次回また連絡しますので」ということで今回の津久見島ツーリングを終わる、残りの連休は日高さんは番匠川で親子ツーリング、加藤さんは九重キャンプ、私は母親と釣りがひかえている。

17:40黒島海岸をあとにする、18:10自宅到着、カヌーを下ろし道具を洗って本日の津久見島ツーリングを終わる。
カヤッカーズハウスがなくなって数年たつがいままで30人近くいたカヌー好きのひとはどうなったのだろう。大分シーカヤッククラブを立ち上げ14年、みんな年をとったのとこの不景気で余裕がなくなったのだろうか、たしかにカヌー等のアウトドアに対する雑誌も少なくなった気がする。沖縄では観光用のカヌーツーリングショップは以前よりも増えた気がするが私のまわりはやはりアウトドア派は減少している。
年代別の人口も減少してのでしかたないがここはひとつ何か面白い企画を考えたい。

この連休はめずらしく天気も良く遊ぶには最適である、お金のかからない自然を壊さない遊びをしたいものである。

2010年5月2日 日出05:23 日没18:55佐賀関干潮 04:19 16:24満潮 09:48 23:31

津久見島の土産のウキ  カヤック洗浄台5月4日作成。