呂人窯の工房を紹介します。



当窯は九州山地に囲まれた小さな城下町竹田にあります。
ささやかな工房は岡城址からすこし西に行った小高い丘の上に位置し
桜並木の続く通りは春の頃さながら桜源郷のようになります。
しかし、ここは古い戦場でその手の話はたくさん聞こえてきます。
武家屋敷の跡で西南戦争で焼かれ、その地に我が窯はあります。


工房の前の景色です。祖母と傾き山系が望めます。
四季おりおり、朝夕の景色の移り変わりをぼ−っと毎日眺めています。


薪窯 灯油窯 電気窯

窯の説明から始めます。

薪窯、灯油窯、電気窯など4基の窯があり、それぞれの作品によって使い分けております。

薪窯は焼締めの作品を焼いております。倒炎式の両焚きで手作りの窯です。

灯油窯は釉薬ものを焼いております。バ−ナ−が4基あり0.7立方メ−トルあります。

電気窯は金銀彩や上絵を焼いております。15kWの窯40*45の棚板一枚を使います。

というように、それぞれの特徴に合わせて使います。

本焼成温度は1230度から1280度位で焼いております。焼成時間はそれぞれによって異なりますが、薪窯は24時間、灯油窯は18時間くらいかけています。

電気窯は800度位までで8時間程度で行います。


制作 窯詰め 窯だし


作品の手法は炭化焼締め、象嵌、彩土文、掻き落とし、刷毛目、灰釉、鉄釉、金銀彩などを手がけています。 次のギャラリ−にてそれらを覗いて見てください。


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