酒と魚が最高なら・・それで十分だ

〜田染荘HPグランドオープン記念大パーティ〜


<「田染荘」ホームページ・グランドオープン記念>の大パーティ(参加者6人だけど・・・)が、3月11日(土)にJR日豊線日出(ひじ)駅近くの、「味勝」という居酒屋で開かれました。

 この会は、本来ホームページの製作功労者である松村・浅井両氏の慰労という目的らしいが、そんなことはどうでもいい、おいしい酒が飲めるのなら・・という便乗組が3人。

 もちろん私もそのひとりで、はるばる大分市郊外から事故で不通の豊肥線もなんのそのと、ここ日出までかけつけたというわけです。
 
 もちろん定刻に全員揃って・・というより、津田さん以外はみんな同じ電車に乗り合わせて来たので揃うのは当たり前。

 では乾杯・・・の前に、左・松村、右・浅井のふたりが慎重な手つきで小ぶりな瓶の栓をあけようとしているのだけど・・・・

それはなぜかというと・・・・・・、
 こういうお酒なのです。「れいせん」というお酒。

 「活性にごり本生」、つまりまだ酵母が生きているので、瓶内でも発酵が続いて炭酸ガスを含んでいる。
このために、へたに開けると吹き出してしまうからです。栓をあけるとシュワーと泡立つ。

 「にごり」とありますが、瓶の下の方にまだ米粒の形を残した固形物が堆積しているのがわかります。
 ほとんどもろみのままというかんじです。

 味の方は、かなり酸味がきいていて、日本酒のシャンペンという感じかもしれません。
 で、料理の方ですが、メインディッシュはこれ、鯖の刺身です。

 もちろん、新鮮そのもの。なにしろ活きがよすぎて、鯖のうまみが十分には出ていないほどの新鮮さ。

 こりこりぐにゅぐにゅという、新鮮な鯖の歯触りを楽しみました。

 東京の人なんかは「鯖を生」で食べるという発想が無いから、マダムも大分に来てからも長いこと、こわくて手を出せなかったそうだ。

 あと、串焼きとかいろいろ出ましたが・・・・
 さて、お酒の方ですが、 「義侠」「松の司」「東一」という、超人気の3銘柄。

 すべて純米大吟醸クラスで、40パーセントクラスで、しかも生と、まったく同じコンセプトの実力派が揃いました。

 そして味の比較は・・・もう、何も言うことがありません、というような、文句のつけようのない酒ばかり。

 しいていえば、この中では「東一」が私の好みかも。しかし、全部が好みといってもいいレベルです。 
 ムッシュは早くも「アンクルトリス」状態。つまり、どんどんと顔色が変わっていくのがわかります。
 最初に炭酸入りのお酒を飲んでいますからね、吸収が早いのです。

 マダムは、最近コアラをやめてCATVインターネットに入り直して、IZKAYAのMLに入れないというので、みんなで首をひねったのですが、結局は勘違い。

 しかしケーブル組がどんどん増えています。実は私もそうですが、今はOCTとコアラの二重生活。
人数が6人と少ないので、みんなでひとつの話題を共有できます。

 「生」とはなにか、酵母が生きているからこそ「生」だ、酵母の生きてないのに「生」という酒がある、ありゃあビールが悪い、生だと管理をよくしないと品質が落ちる、生を日にさらすような店がある・・・・

 話題はつきず、中身の濃い酒談義がえんえんと続きました。

 松ちゃんのマジメな顔です。

 自動車セールスマンから脱サラして、いまはWEB商売ですが、なかなか忙しい様子です。

 ぼちぼち、IZAKAYAの選酒係に復帰して貰わなくちゃあ。




 あっというまに3時間がたってしまいました。
 帰りは22時13分日出駅発日豊線下りの電車に。
 津田さんは「なにか」用事があるとかで別府下車。

 電車の中でも、例によって話の続きを賑やかに。

 右手前のご婦人は、また妙な連中と乗り合わせてしまったという雰囲気。
 ムッシュは視線が合っていません。

 さすがに、大分駅でも二次会へという声はなく、みんなおとなしく解散しました。

 6人で3升4合・・・もちろん瓶の底に若干は残っていたものの、平均ひとり4合半は飲んだ計算。いつもながらののんべたちでした。





  おしまい。

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