理事 児玉 元治
「繰り返し繰り返しの活動で基礎・基本を身に付けよう」
NO 386 2022年8月号より
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顧 問 樋口 義行
「字が上手に書けてうれしい」
NO 385 2022年7月号より
一年生は学校でひらがなを習っているところですね。 「きょうは『あ』を習った」や「先生に上手って言われた」など、いろいろ報告してくれます。三年生は学校で毛筆の授業が始まりましたね。「筆でぐるぐるを書いた」、「『二』を書いた」、「私が一番上手やった」と様子を教えてくれます。 子どもたちを見ていると、新しいことを学ぶのは楽しいことだし、字が上手に書けるのはうれしいことなんだと改めて感じます。私はこの「字が上手に書けてうれしい」という気持ちを大切にしたいと思っています。 教室で上手に書けている字に丸をつけてあげると、子どもたちは席に戻って友だちやほか 先生に見せています。自分でうまく書けたと思うと、わざわざ手を止めて、先生を呼んでうまく書けたと教えてくれます。私は子どもたちのそういう姿を見るのが大好きです。 また、教室を卒業した子どもたちが、大人になってから会いに来てくれることがあります。彼らから字が上手でよかったという話を聞くと、丁寧に教えてきて本当によかったと思います。大学入試の時、小論文の字を誉められた。就職して、履歴書の字がきれいだと誉められた。看護師のミーティングでメモの字がきれいだとみんなの前で誉められた。お客さんの前で書類を書いたらペンの持ち方がきれいで字も上手だと言われた。職場の字を書く仕事は全部任される。 字が上手だとうれしいことがたくさんあります。字が上手に書けてうれしいという気持ちをいつまでも大切にしてくださいね。
理事 佐藤 睦
「好奇心」
NO 384 2022年6月号より
新学期が始まって一カ月ちょっとが過ぎました。新しい学校、新しいクラスに慣れましたか。 新しい出来事、発見、これまでと変わったことはありましたか。 いつの時も、皆さんにも持ち続けてほしいものがあります。特に新学期を迎えて新しい気持ちでいるときに持っていてほしいもの、それは好奇心です。 好奇心とは、いろいろな情報や新しいことに興味・関心を持って、自分が知らないことを探したり見つけようとする気持ちのことです。 初めてのことはちょっと不安があるかもしれません。新しいことをするにはちょっと戸惑うことがあるかもしれません。最初の一歩を踏み出すには勇気が必要かも。でもその一歩を踏み出すと、わくわく楽しいことが待っていそうです。新しい教室には新しいことがたくさんあるはずです。新しいことを楽しみましょう。 また、ひとつの物事に関する情報を深く調べたり知りたいという気持ち、知らないことをとことん知ろうとしたり理解しようとする気持ちも好奇心です。最近の私の好きなテレビ番組のひとつが「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」です。ここに登場する小・中学生の博士ちゃんはこの自分の好きな物・事をとことん追求した子ども達です。その物事について驚くほど本当に詳しく調べていて、嬉しそうに話しています。大事なことは、まずは、疑問を持つこと。そして、自分の眼で見て、感じて、考える、ということのようです。 皆さんの身の回りにあるいろいろな出来事のなかの「なんだろう?」とか「これはなぜ?」と思うことをいろいろな方法で調べてみましょう。先生や大人に聞くこともできますが、一緒に考えてもらったり調べ方を教えてもらうとかヒントをもらうといいてしょう。そして、知ったこと、分かったことを他の人に伝えるともっといいのではないかと思います。 いま、世界ではコロナウイルスの問題だけでなく、いろいろな事が起こっています。そんな話題を聞くと心配になるかもしれません。新しいクラスでなななか友達が出来なくて寂しい思いをするかもしれません。そんなときこそ、自分の好きなことや興味のあるものにわくわくしながら取り組んでみましょう。新しい自分を発見できるかもしれません。 さて、あなたは何が好きで、何に興味がありますか。
会 長 柗嵜 典孝
「縦画を考える」
NO 383 2022年5月号より
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理事 後藤 進
「自分を信じ、挑戦を」
NO 382 2022年4月号より
二月二十日、北京冬季オリンピックが開幕しました。皆さんも数多くの競技をドキドキしながら観戦したことでしょう。選手たちのひたむきな姿は、たくさんの喜び、涙、感動を与えてくれました。 中でも私は、スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手が心に残っています。彼は金メダルを期待される選手で、予選を一位で通過しました。そして澄み渡る青空の下、迎えた決勝。三回滑ったうちの最も高い点数で順位を競います。彼は二本目で「世界最高難度」という技を決めましたが、思うように点が伸びず、トップに立つことができません。彼自身も一位を確信していたので「どうして?」と首をかしげていました。そうしたモヤモヤした中での三本目です。滑走順が最後だったため、泣いても笑ってもこの一本で勝者が決まります。計り知れないプレッシャーの中、二本目と同じ構成の演技をいとも簡単そうに、より高い完成度で決め見事金メダルに輝きました。彼は試合後のインタビューで、「二本目の点数に納得いかなかったが、そういう思いも三本目に込めて表現できた。過去の自分よりさらに強くなった」と話しています。普通なら、プレッシャーに押しつぶされ、失敗してもおかしくない場面です。でも彼は誰にも真似できないほどの努力を重ね、それを絶対的な自信に変えて、やり遂げたのです。目標を達成するには「自分を信じる力」が大切だと感じました。 一方で、スノーボード女子ビッグエアの岩淵麓楽選手のように、メダルには惜しくも届かなくても強い印象を残した選手もいます。果敢に最高レベルの大技に挑戦する姿は、世界中の人の心を打ち、ライバルたちからも称えられました。皆さんも自分を信じ、努力を惜しまず、いろんなことに挑戦して頑張ってください。
理 事 那賀 修司
「上達する人のヒミツ」
NO 381 2022年3月号より
チャンピオン大会が終わりました。結果はどうでしたか。満足だった人、がっかりだった人、いろいろだと思います。 チャンピオンになったお友だち、すごいです。一六〇〇人の中からわずか九人ですから、およそ二〇〇人の中からたった一人選ばれたということです。そうゆうことってめったにないですよね。キセキに近いものがあります。 そこで今回はどうしたら、チャンピオンや特選に選ばれるか、ヒミツを私なりに考えてみたので参考にしてください。 (1)休まずけいこに行く人。これは当たり前のことで、ほとんどの人ができていると思います。何事も「継続 は力なり」とにかく続けることです。結果はすぐには出ないと思いますが、知らず知らずのうちに力がつい ていくのです。 (2)だまってけいこのできる人。教室には仲のよい友だちもいると思います。そんな人が近くに座っていた場 合、お話をしたくなると思いますがグッとガマンしてください。おしゃべりしていては、気がちって集中力 がつきません。 (3)考えて書く人。画の長さや方向、画の間隔やつけ方など考えて書いていますか?ただ、何枚も何枚も書く より、どう書いたらよいのか、特に中学生以上の人は考えて書くことが大切です。その確認として先生から もらった手本を見るのが効果的です。ただ手本を置いて、そのまねをするのでは本当の力はつきません。 (4)進んでけいこに取り組める人。書かされているのではなく、自分から書く姿勢が大切です。いやいや書い ているのではだめです。自分が納得するまで書く人は伸びていきます。 以上四のことを書きましたが、忘れてならないことは賞を取ることが最大の目標になってはいけないということです。コンクールで賞をとることはもちろん励みや自信になりますが、大切なことは日ごろからノートの文字などを書いているかどうかです。チャンピオン大会のチャンピオンも間違いなくチャンピオンですが、学校のノートの文字を正しく整えて、文字を楽しく書いている人も立派なチャンピオンだと、私は思っています。
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