1.前立腺肥大症 2.前立腺癌 3.前立腺炎 が考えられます。
60歳以上の3人に1人は前立腺肥大症で20人に1人前立腺癌です。
PSAを採血することでほとんど100%癌は見つかります。
症状
夜起きて2回以上排尿する ・尿の線が細い ・便器に向かってもすぐ尿が出ない
長い時間便器の前に立っている ・排尿後尿が残った感じがする
症状で区別をつけることは難しく最も症状が軽いのが癌です。
検査方法
血液検査:採血します。
超音波検査:直腸から器械を入れて調べます。
尿流測定検査:機械に排尿しておしっこの勢いを測ります。
その後超音波で膀胱に残ったおしっこの量を測ります。
当院での治療方法
◎前立腺肥大症 (まず内服治療で様子を見ます)
1.内服
エビプロスタット:植物性の薬で、ゆっくり効きます。
ハルナール等(αブロッカー) :尿道を広げ尿が出やすくなります。
アボルブ:前立腺を縮小させ、尿が出やすくなります。
注:女性ホルモン剤は良く効きますが癌の発見を遅らせたり肝機能を悪くしたり、
脳梗塞や心筋梗塞になりやすく、あまり使用しません。
2.手術療法
約3週間の入院で治療します。入院期間の短縮は可能です。
内服では効果が不十分な時に手術をします。
手術時間は10分から40分程度でおなかを切りません。痛みや体への負担の少ない手術です。
◎前立腺癌の治療
血液検査でPSAが高いときは前立腺癌が疑われるので3〜4日入院する精密な検査が必要となります。いろいろな治療法があり進行度や年齢を考慮して治療方法を選びます。
◎前立腺炎の治療
1.急性期には抗生剤と消炎鎮痛剤を内服します。
治りにくいので2〜4週間内服します。
2.慢性期には漢方薬を使用します。
再発したり慢性化したりする事が多いので気長に治療してください。