鶴の一声

2020年2月28日

 

全体主義の蔓延
 鶴の一声で日本は2週間戒厳令下に置かれる。学校休止の痛みを国民全員で分担しろという発想は、戦時下の国民への号令を思い出す。
 それにしても従順な国民だと思う。感染と発症、潜伏期と不顕性感染、検査の偽陰性、偽陽性や擬陽性などウィルスの性質を考えれば人の手で感染防御することが不可能であることは容易にわかる。以前も新型インフルエンザも結局海外からの侵入を防ぐことはできず、今回も同じことを繰り返している。
 多くの場合、健康への不安は無知から来る。相手であるウィルスの性質や生存環境を知らず、あるいは確認できない段階で対応を求めるから混乱して必要以上に不安を掻き立てている。
 医療現場では、昨年までコロナの肺炎は、検査もせずに肺炎とされている。どこにコロナがいたのかさえ知らないのだから手の打ちようがない。今も、コロナと分かっても治療法はない。何をどうするつもりで大騒ぎしているのだろう。