号外 コロナ感染から身を守る

(新型コロナワクチン接種の予約)
                                                         2021年4月22日

基本的にかかりつけ医院での接種となります。全身状態を知るかかりつけ医の接種が安全です。また、重複しての予約を避けるためにもかかりつけ医による接種が適切です。かかりつけ医が接種をしない場合はかかりつけ医の同意を得て当院での予約を受け付けます。

 

1. 効果

2. 必要性

3. 適応(接種したほうが良い人と接種しない方が良い人)

4. 副作用・副反応

 

1.従来の新型コロナを対象としたワクチンです。抗体を作ることでウィルスに抵抗力を持つ体になります。コロナウィルスが鼻の中にいても発病しません。ただし、抗体がいつまで体に残るかは解っていません。変異株コロナには現在のワクチンでは抗体ができずに感染する可能性があります。今のところ、社会の心理的安定のためにはワクチン接種しかありません。

2.不顕性感染が8090%なので、ほとんどの人がPCRで陽性になっても痛くもかゆくもありません。10人に1人が発病しても通常の治療を行えば若い人の場合1000人に2人程度の死亡例があるだけです。つまり、死亡は1万人に1人程度です。健康な人にワクチン接種の必要性はなく、重症化しそうな人だけにワクチン接種が有効です。

3.接種は ①した方が良い人 ②どちらかというとした方が良い人 ③どちらかというとしない方が良い人 ④しない方が良い人、に分けられます。免疫力が低下して重症化しそうな人にはワクチンの接種が勧められます。免疫力低下は、加齢、喫煙、免疫力を落とす基礎疾患(糖尿病・高血圧症・高脂血症・慢性腎臓病など)のある人です。単に高齢なだけでは免疫力は低下しません。当院ではかかりつけ患者さんに①から④のどれに当たるかを医師が診断しています。

4.コロナワクチンはインフルエンザワクチンに比べてはるかに副作用が強いようです。アナフィラキシーショックのことが報道の表面に出てきますが、ほとんどありません。ただし、接種はアナフィラキシーショックも含めて対応ができる医院、病院での接種が安全です。体育館での対応はかなりレベルが落ちると考えられます。ボスミン注射・ステロイド注射・点滴・酸素マスク、挿管による人工呼吸・吸引・心マッサージなどの準備が必要となり、瞬時にこの処置ができるスタッフの体制が必要です。