コロナ感染から身を守る
(ワクチン接種予約開始)

2021年4月13日

      当院では次の高齢者接種開始に備えて予約を開始しました。

A.性質と特徴

1.コロナワクチン接種は感染予防に有効な方法ですが、完全というわけではありません。特に、変異株に対してはそれぞれのワクチンの開発が必要かもしれません。インフルエンザに香港ABがあって、それぞれの型に別々のワクチンが必要なことを考えればわかります。

2.今後移動が活発になると再び感染者は増加します。現状では、感染するかワクチンの接種で抗体を獲得するまで人は抵抗力を持ちませんから、感染は広がります。一日の感染者数が東京で1000人、大分で100人は普通の想定できる状態です。

3.わずかな情報ですが、ワクチンの副作用はかなり強いようです。残念ながら正確な情報が得られていません。政府は国民全員にワクチンを接種するつもりですが、その必要はないと思います。もともと、ワクチンを接種しなくても8090%の人は発病しません。ワクチンを接種する方が有利なのか不利なのかを十分に考える必要があります。

4.既に抗体を持つ人は接種の必要はありません。また、接種後に抗体ができたかどうかは抗体検査をしなければわかりません。抗体検査の必要性については全く話題になりません。

B.感染対策

1.感染の危険性のある人との接触に充分な対応をすれば感染が拡大する事はほとんどありません。不必要で、過剰な防御は生活を破綻させます。報道に惑わされないでください。町中を健康に歩き回るクラスターが多数いますが、かなり濃厚な接触でない限り感染することは少ない様です。万が一感染しても発病することは少なく、早期に治療すれば死亡する可能性はほとんどありません。

2.マスクは感染の速度を落とすためには有効なので、無駄ではありません。ただし、他人との接触を完全に止めることはできません。かなり濃厚な接触でなければ感染の可能性はありません。外来診療での感染はほとんどありません。ほんのわずかな距離を保てば食事中も感染しません。感染の確率が高くなるのは、人が密集した狭い場所での食事、満員電車、介護病棟や重症病棟などの感染に弱い人が集まる場所です。

3.インフルエンザに対してワクチンや治療薬を作りましたが、それでもインフルエンザが全滅することはありません。コロナも同様に、ワクチンができても完全になくなることはありません。感染者が一定の人数になって、増えたり減ったりしなくなるまで待つしかありません。これが、ウィルスとの共存です。

C.診断

1.PCR検査で感染者の隔離を決めるのは合理性がありません。感染後、約10日間を過ぎると感染力は無くなります。PCR検査は感染から45日間は陽性となります。最大80日程度陽性となることが知られています。口の中にコロナウィルスを吸い込んだだけで病原菌扱いされます。また、感染力がない人を病原菌扱いする元凶です。

2.発熱から数日で死亡する間質性肺炎があり、通常の胸部写真や聴診ではわかりにくい危険な肺炎です。

3.当院では20205月から抗体(IgMIgG)検査を行っています。現在は抗原検査も行っています。

D.治療法

1.コロナは治療法がないので重症化を防ぐことが重要です。コロナワクチンは医療者に優先的な接種が開始されましたが、私は受けません。ワクチンの必要性を感じないからです。

 

ポイント

コロナウィルスは必ず感染すると思ってください。およそ、倦怠感、味覚障害、咳、息苦しさ、発熱の順に症状が出ます。発熱する前に受診してください。感染の可能性のある人は受診の際に病院に入る前に必ず電話をしてください。自宅待機は危険です。感染から逃げるより、感染を早く発見し、感染したらどうするのかの準備の方が正しい行動です。