2回接種後の感染が半数以上を占める現在、ワクチンの有効性についての議論は十分に尽くしていくべきである。特に、接種券による行動の緩和という発想は緩和ではなく、国民の首を絞めていて、緩めているだけにすぎない。 感染予防の点から規制の解除はできないというコメントがあった。しかし、現在感染経路はほとんど不明で、これを市中感染という呼称に変更しているが、結局誰から感染するかはわからない、という事にすぎない。したがって、濃厚接触者からの感染の証拠もない。 防御できない相手であるコロナウィルスに、最初から負ける、つまり感染を防げないことが分かっていて、人の行動に規制をかけて戦うことは、無効だということははっきりしている。幸い、オミクロン株は重症化が少ないわけだから、ワクチン接種券をパスポートのように使うのは混乱を招くだけである。後世に愚策として名を残さないことを祈る。

 ワクチン接種券による行動規制