繰り返す保育園児のバス内置き去り事故


 繰り返す保育園児のバス内置き去り事故 園児の姿を想像するだけで、あまりに痛ましい。前回の報道の際にも、話を聞いただけで多くの保育士さんや保護者は涙を流したに違いない。なのに、なぜ繰り返すのか。しかも、事故に至らないまでも多くの置き去りは多数起きている。 もちろん、保育士数の不足や、大人数を収容している実態があるだろう。保育士の待遇の悪さもあるかもしれない。 しかし、根底にある問題は、園児の数を確認しようとするところにあるのではなかろうか。効率を優先するばかりに、園児を人として扱っていない。保育を行うのに園児の顔と名前を覚えないで、保育ができるのだろうかと思う。実際のところ、100人以上も園児がいると園では、園児の名前と顔を一致させることができない。中には、背番号をつけて管理する保育園もあると聞く。 人数確認ではなく、人間確認しなければ置き去り事故は無くならないのでは、と危惧している