方法論に過敏な子育てになっていないか


叱ってはいけないと言うが、叱られてしか解らない事もある。叩かれないと事の重大性が伝わらなければ叩くしかない。子は叱られた時に、話の内容よりその状況が不快である事を記憶する。叱られる声の大きさから事の重大さを感じる。親は話の内容が理解できるまで子が繰り返す失敗に寄り添い、耐えなければならない。親が叱る声に強弱をつけ、その上で子の反応を見る余力が必要だ。単純に自分の気分で怒りを子にぶつければ、子は敏感に大人の我儘に気付く。 保育園児はしばしば、「見て、見て。」を大人に要求する。これに反応しなければ、大人の無関心に子の心は孤立していく。そんな時は親だけではなく、祖父母や周囲の大人も手を差し伸べる事ができる。 50年も前の時代には厳しく叱られ、叩かれていた。故に私は誰に叱られても失敗を前向きに捉える事ができる。叱られる事で失敗を感じなければ成功も成長も無い。