教えてくん/教えてちゃん
インターネットで使われる俗語に「教えてくん」「教えてちゃん」があります。
自分で調べたり考えたりせずに、何でもすぐ他人に聞く人のことを指します。
パソコンにしろインターネットにしろ、最初は誰でも初心者です。『それくらい調べればわかるでしょ?』…と言われても、どこでどうやって調べればいいのかがわからないこともあります。
ですから一概に他人に聞くことが悪いことだとは思いません。
『これはどうすればいい?』『こうしてみて』『こういう手もあるよ』と教えあって、知識の幅を広げていくのも楽しいと思います。
ただ、質問をするときの姿勢・回答をもらった後の姿勢について、もうちょっと考えて欲しいと思うことがあります(特に公共の掲示板や、FAQサイトの掲示板において)。
<質問するときは>
・何を知りたいのかを明確に
漠然と『わかりません。教えてください。』と言われても、回答者は答えようがありません。
質問をするのなら、マニュアルやヘルプを読んだり、自分なりに調べてみたりして、「何がわからないのか」「どこまではわかるのか」、それがはっきりする程度の努力はすべきだと思います。
・状況は具体的に詳細に、他人が理解できる文章で
問題対処のための質問をする場合は、心がけて欲しいと思います。
「具体的な現象」「その問題が生じたきっかけ」「対処のために行ってみたこと/行ったが無効だったこと」「使っているパソコン/使っているソフト/それらのバージョン」…等々。
回答者は、質問者とその環境を熟知しているわけではありません。よって、的確な情報を伝えなければ的確な回答は得られません。回答者に余計な労力を費やさせることにもなります。
<回答をもらったら>
・問題対処のための質問をした場合、結果報告をしましょう
回答者が望んでいるのは、お礼の言葉よりもむしろ結果報告です。
疑問は解けたのか、問題は解決したのか。回答は役に立ったのか、有効だったのか。どの点が有効でどの点が無効だったのか。
結果報告は、回答者や同じ質問をしたい人にとって、有益な情報になります。
・感謝の気持ちを忘れずに1
お礼も結果報告もせずに、すぐ次の質問をする人がいますが、これは見ていて気持ちのいいものではありません。お礼さえ言えば、いくらでも質問していいというものでもありませんが。
・感謝の気持ちを忘れずに2
困ったときはお互い様。
機会があったら今度は他の誰かを助けてあげればよいと思います。
以下、某ネット掲示板で有名な文章を紹介します。
<わからない五大理由+教えてもらえない理由>
- 読まない(説明書やヘルプなどを読まない。読む気などさらさらない)
- 調べない(過去スレ、検索するなど最低限の内容も自分で調べようとしない)
- 試さない(めんどくさいなどの理由で実行しない。する気もない)
- 理解力が足りない(理解力以前の問題で理解しようとしない)
- 人を利用することしか頭にない(甘え根性でその場を乗り切ろうとする)
- 感謝しない(教えてもらって当たり前。事がすんだらさようなら)
- 逆切れする(自分の思うようにならないと逆切れする)
- 自分にしか分からない質問をする(説明不十分、URLや製品名を書かない、自分が分っている事は相手も分かっていると思っている)
- 日本語が話せない(ギャル文字を使ったり、一般的でない省略語を使う)
- 失敗した理由を他人のせいにする(「弟が…」「間違えて…」とか)
- 無理を言う(「親にバレずに…」「至急…」など)
- 違法なことを質問する(回答者が罪に問われる場合があります。多額の賠償など責任を負うのは親です)
- 知ってて質問する(明らかに知ってる事を、改めて聞かれてもスルーされるだけです)
<回答が無い理由>
- 誰も知らない
- 質問文が意味不明
- 知ってるが、お前の態度が気に入らない
- 良いボケが思いつかない