あなたは、財産を整理しているとき、この不動産はだれだれに、この預金はだれだれに、とか考えられたと思います。
もしかしたら、この預金は海外旅行に使おうとか、孫の学費に使おうなどと考えられたかもしれません。

あなたは、あなたの財産を思いのままにできます。

でも、もう一度「第1話」のメモを振り返って見ましょう。

「微妙に違うなぁ」と思われた方は、書き加えてみましょう。

終わりましたか?

それでは、いよいよ遺言書です。

とりあえず書いてみるかぁ、で全然かまいません。

最初は、、遺言書です。

                                            遺言書

次は不動産を書いてみましょう。

連れ合いに、土地や建物を残したいと思う方は多いと思います。

「第3話 整理しよう」を使って書いてくださいね。

                                            遺言書


第1条 遺言者は、その所有する次の土地、建物及び動産を遺言者の妻○○○(妻の名前)に相続させる。
 (1)土地
   所   在 大分県別府市大字十文字原字猪出
   地   番 1000番
   地   目 山林
   地   積 1000u

 (2)建物
   所   在 大分県別府市大字十文字原字猪出
   家屋番号 1000番
   種   類 居宅
   構   造 鉄筋コンクリート2階建
   床 面 積 1階 100u
          2階 100u
 (3) (2)建物内の動産

思ったほど難しくないと思われたでしょう。

それでは、預金を書き込みましょう。

                                             遺言書


第1条 遺言者は、その所有する次の土地、建物及び動産を遺言者の妻○○○に相続させる。
 (1)土地
   所   在 大分県別府市大字十文字原字猪出
   地   番 1000番
   地   目 山林
   地   積 1000u

 (2)建物
   所   在 大分県別府市大字十文字原字猪出
   家屋番号 1000番
   種   類 居宅
   構   造 鉄筋コンクリート2階建
   床 面 積 1階 100u
          2階 100u
 (3) (2)建物内の動産

第2条 遺言者は、次の預貯金を長女○○○(長女の名前、氏が変わっていれば氏名)に相続させる。
 (1) 大分県信用組合**支店の○○○(ここは遺言者の氏名)名義の預金
 (2) ゆうちょ銀行の○○○(ここも遺言者の氏名)名義の預金

そうそう株券やゴルフ会員権もありましたね。

書き加えてみましょう。

そして、遺言の年月日と遺言者も書きましょう。

                                           遺言書


第1条 遺言者は、その所有する次の土地、建物及び動産を遺言者の妻○○○に相続させる。
 (1)土地
   所   在 大分県別府市大字十文字原字猪出
   地   番 1000番
   地   目 山林
   地   積 1000u

 (2)建物
   所   在 大分県別府市大字十文字原字猪出
   家屋番号 1000番
   種   類 居宅
   構   造 鉄筋コンクリート2階建
   床 面 積 1階 100u
          2階 100u
 (3) (2)建物内の動産

第2条 遺言者は、次の預貯金を長女○○○に相続させる。
 (1) 大分県信用組合**支店の○○○名義の預金
 (2) ゆうちょ銀行の○○○名義の預金

第3条 遺言者は、次の株券を次女○○○(次女の名前、氏が変わっていれば氏名)に相続させる。
    株式会社大分銀行(番号、第A****号)の○○○(遺言者の氏名)名義の株券)

第4条 遺言者は、次のゴルフ会員権を長男○○○(長男の名前、氏が変わっていれば氏名)に相続させる
    ***ゴルフクラブ(証券番号BNO,***33)の○○○(遺言者の氏名)名義の会員権

   平成23年7月12日
         遺言者  ○○○(遺言者の氏名)

さぁ、下書きは以上です。

思ったより簡単でしょ。

あれれ、こんなに簡単でいいの?

そうですね。いろいろなことを考えられた思います。
整理しなければいけませんね。